喧嘩稼業第75話感想

今週は喧嘩稼業が掲載!
選手入場しただけなのに凄い面白かった。
そして、次は1ヶ月後。
はいぃ?


第4試合開始前、川口は共同会見の3日前に師匠の川口拳治から手紙を渡されていた。
かつて無理心中を図った実の父親からの手紙だった。
父親はかつて無理心中を図ったとはいえ、息子のことをずっと気遣っていたこと。
陰陽トーナメント出場に当たって応援したいという気持ちと、無理心中の後に産まれた事情を知らない弟が川口に憧れていること、キックボクシングを習いたいと言っているを伝える。

父親は川口の試合を見ることは多かったであろうし、それを弟が見るうちに憧れるようになったのかもしれない。
経緯はあるにせよ一度は断絶した家族がキックボクシングを中心に引かれ合う奇縁である。
これに対して川口は手紙を添えずにただ往復の航空券と陰陽トーナメントのチケットを送った。
自分の試合を応援したいという父に対して、自分の試合を見て欲しいという寡黙ながらも雄弁な答えであった。
うわぁ、何か目頭が熱くなるやり取りだ……
川口親子は皆が喧嘩稼業世界には珍しい真っ当な人間である。

この試合から日本国内で地上波放送が行われる。
1試合目で目突きと毒が使われ、2試合目は不意打ちと毒が使われ、3試合目では耳がちぎれ金玉が潰された。
……とてもお茶の間に流せる内容ではない。

日曜の昼間という状態ながら街から人が消えていた。
当然、陰陽トーナメントを見るためである。
衛星放送と合わせれば視聴率81%という奇跡である。
TVの不振が騒がれる昨今では異常な視聴率だ。
それも日本では天皇の次の知名度を誇ると言われる最強の横綱、金隆山が出場するのが大きいようだ。
金隆山は843勝0敗0休で牛を投げ飛ばすとネタにされるくらいにはおかしいスペックだ。
そりゃ注目しますわな……
それでなくても強者だけでなく奇人変人揃いだから見たくなるだろうけど。

川口よりも先に入場した金隆山は四股を踏む。
当然、マワシを履いた力士スタイルだ。
でも、オープンフィンガーグローブを着けているのがちょっと違和感。
これに関しては無頼ファイターの工藤でさえ着けていたし、ルール上の問題なのだろうか。

この四股に観客は大盛り上がりだ。
横綱なんて日本人以上に外人が好きだ。
マカオでもその知名度は絶大なのだろう。

会場の声援が金隆山に満たされる中で川口親子(実の方)は川口の名前を叫ぶ。
それが実の両親と弟のものと気付いた川口は腕を上げて応える。
伝説の横綱への期待値が極めて高いため、すっかりアウェイだ。
川口のスペックもわりと化け物じみているはずなのに……

「重戦車」「対」「重戦車の激突」
「筋肉」「対」「筋肉のぶつかり合い」
「力」「対」「力の殴り合い」


陰絡みの試合が続いた陰陽トーナメントにおいて、初めての陽VS陽の真っ向勝負が行われる。
そして、まともな陽VS陽はこれだけだ。
他は一見陽VS陽に見えても殺人経験あったりとかで血生臭い。
喧嘩商売からもまともな陽VS陽の対戦もこれが初である。
後にも先にもこの試合だけが陽VS陽の試合になりそうだ。

それだけに絶対まともに終わる気がしない。
工藤だって駆け引きに目覚めた。
先に陰側に目覚めた側が勝つぞ!
……先に陰側に目覚めるとそれはそれで負けフラグの気もするけど。
とりあえず、バックグラウンドが語られている川口が危ういぞ。
入場に時間を割いた方が負ける法則!