刃牙道感想 第154話「英断」

STAT、何もできず敗北!
まだ機動隊の方が何かしていたレベルだ。
いっそのことSTATも電撃で武装すれば良かったのでは……


STATが敗走したという一大事に国の重鎮、6人が集い会議する。
内閣総理大臣の阿部心三、警視総監の内海旬三、防衛大臣の伊灘真紀、陸上幕僚長の火浦功、警察庁長官の鮫村文吾、諸悪の根源の徳川光成である。
あ、みっちゃん、同席しているんだ。

みっちゃんはこの場において武蔵を止めることを咎める意見を言わないことから、一応の責任は感じているようだ。
だが、積極的な対策案を挙げることもしていない。
第三者ポジションである。
おい、お前が一番悪いんだぞ。
武蔵をTV出演させたのがそもそもの発端である。
あれさえなければ国家ともめ事を起こすこともなかったのに……

「我々はもう一人の」「「腕力家」を造ろうとしているのです!」

今回の問題の核を阿部総理は叫ぶ。
全員の脳裏に浮かぶのは初代腕力家の勇次郎である。
個人が国家を凌駕する人間が2人もいると困り果てる。
勇次郎は最近はわりと人畜無害で紳士的だからまだしも、武蔵は殺人を繰り返している。
昔の勇次郎も似たようなことをしていたが、今の武蔵ほど危険ではなかった。

警察では敵わなかった。
ならば自衛隊ならどうか。
当然、そうなる。
つまり、ガイアの出番である。
ミスターウォーズでオーガに匹敵して死刑囚も手玉に取ってピクルルームに侵入したことがあっさりとバレてあらかじめ用意した武器を使うことは環境利用闘法に反すると断言しながらあらかじめ用意した武器をあっさりと看破されて武蔵に惨敗したガイアの出番だ!
お前なら! 殺人を躊躇わない傭兵だったお前なら武蔵と同じレベルの戦いができる!

「自衛隊は目立ち過ぎるのです」

が、自衛隊の出動にストップがかかる。
目立ち過ぎるのだ。
国家が一人の人間に手間取るというのは警察力や軍事力が疑われてしまう事実だ。
だからこそ、米軍も勇次郎との関係を荒立てずひっそりと友好条約を結んでいるのだろう。
というわけでガイアの出番がなくなってしまった。
だが、彼ならひっそりと武蔵に挑みひっそりと負けているのかもしれない……
何というか刃牙道で一番株が下がったのはガイアですな。次はジャック。

「腕っぷしの強さ比類なく」「「刃物」に対する免疫も十分に期待出来る」

ここで心当たりがあると内海警視総監が語り出す。
武蔵と同じ個人に可能性を見出すのであった。
意外な申し出だが内海警視総監は 雑魚 剣道と武蔵の戦いを楽しみにしていたし、烈の殺害をなかったことにした。
けっこう強さの世界に生きる人間かもしれない。

でも、刃物への免疫って何よ。
人間は刀で斬られたらグラップラーでも切れる。
武蔵が証明した事実である。
切れないのはピクルみたいな超生物か鎖帷子くらいのものだ。

強靱な個人と言えばみっちゃんの守備範囲そのものである。
ピンと……来ない。
「誰じゃ…?」とか言う始末である。
お前はもっと緊張感を持て。
ここで本部とかぶつけるくらいの緊張感をよ……

「ただ…」
「いわゆる反社会的な――――」「側に立つ人物です」


そんなみっちゃんも続く言葉でやっとピンと来る。
刃物への免疫……つまり、何でもありのダーティプレイに慣れている。
さらに反社会的……
バキアニメ化決定記念の死刑囚か!?
花山でした。
花山かよ!?

まぁ、たしかに花山は刀で斬られ慣れている。
身体中にある刀疵がそれを物語っている。
けど、それ、雑魚ヤクザに斬られた話であって、武蔵みたいな剣豪に斬られた話ではないのですが……
免疫とまで言うのはどうかと。
人は刀で斬られまくっても対斬撃のパラメーターが上がるわけじゃないぞ?

それにしてもちょっと期待したんですけどね、死刑囚。
撃てる弾がシコルスキー、ギリギリ目を治療したドイルくらいしかいないけど。
烈の仇に燃えるドイルとかちょっと燃えちゃうかも……

というわけで、内海警視総監は直々に花山組に交渉へ赴いた。
警察のトップがヤクザと面会を行う……一大事である。
内海のいい話を持ってきた、国のために動いてくれという要求に花山は怒る。
その握力でイスを握る。
……まぁ、そうなりますな。

花山VS武蔵が実現するのか。
刃物への免疫で即死はしないでも、VSピクルみたいななぶり殺しになる可能性の方が高そうだ。
みっちゃん、花山を上回る超肉体の持ち主が手も足もでずにナマス斬りにされたことを教えてあげても……
次回へ続く。


警察は最大戦力を出したのでもうできることがない。
自衛隊も目立ち過ぎるという理由から出動不可能。
というわけで、やっとこさグラップラー一同に白羽の矢が立った。
悪いことをしていない一般人が斬られるよりはグラップラー一同が戦った方が気持ちはいい。
でも、グラップラー一同も斬られたら困るが。

さて、ここで疑問が浮かんでくる。
目立たずさらに必殺率の高い戦術……
狙撃が一切話題に上らないことだ。
勇次郎だって狙撃には一度は敗北している。
外伝の話になるが花山も狙撃の前に倒れている。
狙撃は対腕力家相手にも極めて有効な一手なのだ。
武蔵にとって未知の戦術なので突き刺さることは間違いない。

とはいえ、絵面的には盛り上がらない。
どんなに強い人間も狙撃には敵わないとなれば面白みがないわけで。
盛り上げつつも秩序を守護らねばならぬ権力者たちの辛いところである。

そして、刃牙は真っ当に無視されている。
いい加減、君が出るべきだと思うのだが……
勝つ度にブーイングを浴びせられる刃牙だが、今の武蔵は殺人鬼だし勝ってもブーイングはきっとないぞ。
戦え、刃牙! 刃物への免疫はないけど強者への免疫はあるからイケる!