戦姫絶唱シンフォギアAXZ EPISODE02 ラストリゾート

マリア! LiNKERは使うなよ!
了解! Seilien coffin airget-lamh tron!

GXでは分断されがちで3人揃って戦ったのが最後くらいだったが、AXZでは第2話にして3人揃った。
この勢いに任せて錬金術士を殺せ! 殺し尽くせ!(物騒)






「敗残の身を受け入れてくれたこと、感謝に耐えない」

F.I.S.の大活躍の前にアバンタイトルから。
バルベルデへ美術品や金塊の金目の物と共に逃げ込んだ軍人が描かれる。
おそらくは戦後間もないのだろう。

この軍人はどこの国の人間なのかは言及されていない。
が、ここまでの諸々の情報とこれから話される情報から察するにドイツ、というかナチスの人間で間違いない。
ナチスの残党は戦後南米に逃げ込んだというエピソードが実際にあるわけだし。




「ほう……これが聖遺物」

「総統の威光にして、世界首都ゲルマニア構想の要」
「聖遺物の力は未来を開闢する第4のエネルギーとも言えるだろう」


その時にオペラハウスに封印されていた謎の聖遺物が運び出されたようだ。
聖遺物というか、メッチャ人間っぽいのですが。
もしかして融合症例?
ドイツはイチイバルにネフシュタンの鎧といい外様に聖遺物を譲渡している。
シンフォギアで一番絞られているある意味一番可哀想な国である。
そこには何か理由があるのだろうか。

世界首都ゲルマニア構想は実際にヒトラーが計画したもので、ベルリンを世界の首都とするための改装計画である。
戦時中にも行われていた計画であり、なかなかに無茶である。
それだけに聖遺物の力が必要になったということか。

第4のエネルギーは単純に既存のエネルギーとは異なる物ということだろうか。
エネルギー問題は人類の発展に常に付き纏うものであり、それを巡って戦争が起こることもままある。
故に新たなエネルギーを手にすればそれはそのまま他国に対する優位性になりうる。
そんな無限のエネルギーを生み出すデュランダルを譲渡したのだから、欧州の経済破綻のテンパりっぷりが伺える。
(デュランダルは欧州の経済破綻の際に不良債権の肩代わりと引換に日本に渡されている。これもパヴァリア光明結社が絡んでいそう)




ワクワクする金子設定の乱舞はひとまず置いておいて、装者たちはステファンの運転によって村へと向かっていく。
まだ少年のようだがステファンは車の運転をできるようだ。
運転免許は日本が特別厳しく、逆に外国は適当な国が多い。
国によってバックしただけで免許を取れる国もあるとか。
そんなわけで政情不安定なバルベルデならステファンくらいの歳でも楽に免許を取れるのだろう。
それどころか無免でもそんなに怒られないかも……



「LiNKERを……ッ!?」
「ですが、その効果時間は本人に合わせて調整されていない以上、あまり長くは持たないはずッ!」


移動中に翼はF.I.S.の面々が出撃したことを聞かされる。
model_KのLiNKERは元々奏のために作られた物であり、F.I.S.の装者のために調整されてはいない。
大きな副作用もなく機能しているだけで僥倖そのものであり、効果時間という不安要素があってもおかしくはない。
GXでは効果時間が切れそうなら再投与で誤魔化すというやり方ができたかもしれない。
だからこそ、効果時間に関して話題にならなかったのかもしれないが、残弾が僅かになったAXZでは死活問題となっているようだ。



「急いで戻らなきゃッ!」

「馬鹿ッ! こっちも任務のど真ん中ッ!」
「仲間を信じるんだッ!!」


F.I.S.の面々を慮る響をクリスは制止する。
仲間を信じて自分の任務を果たすことに集中する。
切歌と調が戦おうとするだけでオロオロしていたGXのクリスはそこにはいなかった。
クリスは後輩たちを信じることを学び、ひとつ成長したことが伺える。

しかし、誰かを信じられなかったクリスが、今では自分から仲間を信じるんだと説くようになるとは……
ちょっと目頭がウルッと来る。
だからこそ、さらなる過酷が待ち受けるのかもしれない……
クリスイジメはシンフォギアの伝統。



「ウェル博士のチップに記録されたLiNKER製造のレシピ……その解析はボクの役目なのに……」
「いつまでもグズグズしてたから――」


何か夏休みを堪能していたみたいですからね。
それは置いておいてチップの解析が進まなかったことが、この土壇場で不安要素を抱えることに繋がっている。
自分を責めがちなエルフナインは心を痛める。
夏休みをほどほど程度に堪能していれば響の宿題も……
いや、あっちは自業自得か。




「仲間を信じるのは俺たちも同じだッ!」

「仲間を信じる……」

そんなエルフナインを弦十郎は励ます。
弦十郎は作中最強でありながら、装者たちの戦いにおいては信じることしかできないのが実情だ。
年端もいかぬ少女たちを戦場へと向かわせる歯がゆさに幾度も苦しんできただけに、仲間を信じることの大事さも知っている。
不安要素が残る中でF.I.S.の装者に指示を出したのも信じるが故か。
それにF.I.S.の装者たちも全力で応えた辺り、目立たないが信頼関係が出来上がっていることがわかる。
きっと、F.I.S.の面々も映画トレーニングをしているよ。



「2人共大丈夫ッ!」

「あとはわたしたちに――」

「任せるデースッ!!」

そんなわけでF.I.S.の面々が戦場に並ぶ!
GXでは正式に仲間なれど独断行動が多かったのが実情だ。
だが、AXZではちゃんと作戦行動を行っている。
こうした部分で細かく成長を描写するのがシンフォギアもとい金子彰史の魅力。
オモシロオカシイところだけじゃなく、細かい描写が魅力なのです。
オモシロオカシイところもスゴいけど。




「出てきたか、シンフォギアッ!!」

「ようやく逢えたわね、パヴァリア光明結社ッ!」
「今度は何を企んでいるのッ!!」


マリアは向上を述べると同時にパヴァリア光明結社の目的を探ろうとしている。
マリアは実は装者の中ではかなりの頭脳派である。
XDのオリジナルエピソードでも冷静さや聡明さがピックアップされている。
風のヒューイのスピードに火のシュレンの熱さに山のフドウのフィジカルに雲のジュウザの柔軟性に海のリハクの理知を備えた総合力の高さ!
何かほとんどダメな人になったな!
ともあれ、メンタル以外は(わりと真面目に)完璧超人なマリアならば敵の思惑も抜かりなく探るのだ。



「――『革命』よッ!」
「紡ぐべきヒトの歴史の奪還が積年の本懐ッ!!」


まぁ、よくわからん返しをされるのですがね。
ただわかることはパヴァリア光明結社の目的は個人に向いているものではないということか。
ラスボスを務めてきたフィーネ、ウェル博士、キャロルはいずれも個人的な目的を果たすために事件を起こしてきた。
対してパヴァリア光明結社は大義があるように思える。
思考のスケールが大きめなのであった。
まぁ、そう見えて痴情のもつれに端を発することもありそうですがね……




「何回泣いたのか――何回折れたのか――」

ともあれ、戦場ならば唄うのみ。
新曲「Stand up! Ready!!」だ!
GXからさらに成長したマリアの心中を物語る勇気溢れる歌詞が印象的である。
見事なヒーローソングだ。
剣の聖女が現れたぞー! 薄い本をくれー! 出ねー!


余談ながらこの曲名、金子彰史が考えているようで。(多分、初出情報)
WA時代から曲名を考えていたし、歌に関しても同様だったようだ。
ついでにWA時代は作曲よりも先に曲名を作っていたらしい。
さすがにシンフォギアは歌が主導だから後付けではあるのだろうけど、BGMにもこだわる金子彰史の流儀を窺い知ることができる。





「ああッ!?」

「攻撃が効いてないデスッ!」

一瞬でハイパー大蛇、ヨナルデパズトーリを輪切りにした……と思いきや、全然攻撃が効いていない。
や、やっぱり、ヘリの操縦しかないのか……?
でも、車乗り捨てアタックは通じていたから、乗り物に関する能力を上げる強力なバフ効果があるのかも。
よし! 防人みたいに乗り物に乗って戦おう! ヘリとか!




ヨナルデパズトーリの反撃は回避に成功する。
友里さんは調がお姫様だっこ、藤尭は切歌がおぶって回避。
やっぱり、切ちゃんはウェル博士といいどこか残念な男を運ぶ星の下に生まれたようだ。
これは切ちゃんが包容力のある女性……というわけではなく、同じく残念な女子だからか?
手紙を書いてあげなきゃ……




「やだぁチョコマカとぉッ!」

「だったらこれで動きを封じるわけだッ!」

プレラーティの口癖は「~わけだ」というわけだ。
そんなわけで足止めのアルカ・ノイズを展開するわけだ。
もうアルカ・ノイズは足止め程度の役割であるわけだ。
なお、GXの後半、正確にはギア改修後からは棒立ち程度の役割になっていたわけだ。
足止めできるのなら立派な成長というわけだ(プレラーティ連発)





「拳握り――剣を持ち――」
「弓を構える好敵手ともが――」
「先を走り道を教えてくれる――」


アルカ・ノイズ死ねェ!とF.I.S.の装者は切り裂いていく。
ダメージさえ与えられんとは……
所詮アルカ・ノイズは我々の中でも小物……
ノイズの中でも小物よ……
この歌詞は二課装者への想いが綴られていて胸が熱くなる。
クリスも弓キャラに大分舵を切っているし、弓に違和感はあまりないぞ!
弓キャラということ自体に違和感があるのは置いておく。



「この身体もキャロルがくれたモノ……」
「いつだってボクは無力で足手まといだ……ッ!」


ヨナルデパズトーリに対して決定打を与えられないまま、時間だけが過ぎていく。
エルフナインは自分を責めるのであった。
GXの時はギアの改修に世界の再構築と獅子奮迅の活躍をしたのだけれど、あくまでも裏方の仕事である。
なので、実際に前線で命を燃やす装者たちに直接的に力になれないのが不甲斐ないと思っているわけだ(プレラーティ)
こういうところの自己評価は相変わらず低い。
一時期のマリアさんみたいだ。





こうして足止めされていると地面からヨナルデパズトーリが奇襲を仕掛ける。
ノイズさんごと吹き飛ぶのだった。
このノイズさん、凄いほのぼのとした感じが出ていて好き……
何か塩ビ人形を空中にバラまいた感じがしていていいですね。
すっかりアルカ・ノイズはオモチャじゃねえか。
悪いこと、できなそうだし放っておいてもいいんじゃないかな!

なお、このシーンにおいてアルカ・ノイズは唐突に出てこなくなる。
多分、全員落下死した。






「マリアッ!?」

F.I.S.装者はLiNKERという枷を背負っているが、二課装者に負けない強みとして優れたチームワークを持っている。
Gの時の二課とF.I.S.の直接対決の際には個人技や瞬間火力では負けれど、チームワークでむしろ勝っていた。
なので、素早く切歌と調の連携でマリアの危機を救い、ヨナルデパズトーリに打撃を与えるのだった。
これにはヨナルデパズトーリも死んだな! やったぜ狂い咲き!




「決まったッ!?」

「――などと思っているわけだ」

何でこの人は余計なことしか言わないのだろうか。
AXZの藤尭は徹頭徹尾イマイチな人として売っていく方向性のようだ。
だから、突っ込まれてしまうわけだ。



「効いてないッ!?」

「ノイズと同じ位相差ナントカデスかッ!?」

「だとしたらシンフォギアの攻撃で調律できてないのはおかしいッ!!」

あ、切ちゃん、位相差障壁を知ってた!
ビックリ! ただのバカだと思ってた!(失礼)
連携した時のパワーは響以上なのがザババコンビである。
今回はユニゾンしていないとはいえ、自慢の同時攻撃をしている以上はかなりの威力となっているはずである。
それが通じていないとなれば何らかの特殊な障壁がありそうだが、位相差衝撃ならシンフォギアで無効化できる。

ヨナルデパズトーリは見た目やパワーの凄さだけでなく、その防御力にも特徴があるのだった。
ウロボロスやヒュドラみたいに蛇は不死身の象徴みたいなところもあるし、ヨナルデパズトーリもそうした部分で蛇っぽさがあるのだった。



「ダメージを減衰させているのならそれを上回る一撃でッ!!」

対してこの知属性、力で押し切る選択肢を選ぶ。
チクショウ、お前、力属性のマリアさんかよ。
そりゃ知属性の☆5が1個しかないわけだ……
しかし、ありったけの力で押し切るのがマリアの選んだ自分らしさなのであった。




「自分らしさを貫いて――ッ!」
「自分らしさで守り切れ――ッ!」


というわけで、短剣をビット状に展開、高速回転をさせるのであった。
そういえば、この人もグルグル回る系の人だった。
ガングニール時代はこれでもかと言わんばかりにグルグル回ってた。
アガートラームになってから回転を止めたかと思いきや、やっぱり回る人だった。
シンフォギア世界は回る人しかいないのかよ、ジャイロ……




「銀腕の決意――」
「絆のためにィイイィイイイッ!!」

回転から繰り出されるのは自らを竜巻として突っ込む新必殺技『TORNADO†IMPACT』!
これがコンバトラーVの必殺技、超電磁スピンである。
クーデターを起こすぞ(それはボルテスV)

マリアの必殺技には全て†が付く。
というわけで、今回も†が付くのだった。
多分、ゲームやSNSの名前にも†を付けている。「ただの†優しい†マリア」とか。
しかし、この名前、どこかパチフォギアの謎必殺技、響インパクトを彷彿と……
いや、止めておこう。あれはXDにも採用されなかった謎必殺技なんだ……





「再生ッ!?」

「違う……これは……ッ!?」

これで勝負あり……と思いきや、複数のヨナルデパズトーリの幻像が生み出された後に無傷のヨナルデパズトーリが出現するのだった。
分析に関しては有能(それ以外は知らん)な藤尭はこれは再生ではなく別の何かだと推測する。
並行世界から無傷なヨナルデパズトーリを読み出したとか?
大統領のスタンド能力?
逃げろマリアァアアア!!!! これはスタンド攻撃だァーーーーーーッッ!!!!




「なかったことになるダメージ♪」

「実験は成功したわけだ」

「不可逆であるはずの摂理を覆す埒外の現象」
「ついに錬金術は人知の到達点――『神の力』を完成させたわ」


jpgにしたpngを元のpngに戻すような不可逆のメカニズムを実現していたのだった(わかりにくい)
等価交換が錬金術の大前提。シンフォギア世界でも膨大なエネルギーを生み出すためには想い出というエネルギーを焼却しなければいけない。
そんな前提をこの能力は無視しているとも言える。
まさに神の力とも言えるけど、いきなり完成してしまったよ、神の力。
サンジェルマンの人物紹介に神の力の創造に関して書かれていたが、さすがシンフォギアというか、第2話にしてそれを完成させたわけだ。





「三十六計が通じない相手にはッ!」
「この隙にッ!!」


だが、今のマリアの決断は早い。
攻撃が通じないのなら即座に逃走を選択した。
GNソードビットに時間稼ぎを任せて逃げる。
引き際の鮮やかさも優秀な戦士、そして、リーダーには必要である。
張るべきところでは張り、引くべきところでは引く。
何かマリアさんがひたすらに優秀になっているのですが……失望しました、脱がせます。




「逃がさないんだから♪」

GNソードビットはカリオストロのバリアで阻まれる。
前回はサンジェルマンがバリアを使い、今回はカリオストロがバリアを使った。
とりあえず、バリアは錬金術士の標準装備のようだ。
と、余裕ぶっていたらGNソードビットが頬を切り裂くのだった。



「いったぁーいッ! 顔に傷ぅ?」
「やだもぉッ!!」


この元男ぉ! カワイコぶりやがってぇ!
演技もあって何か癖になる感じデスね。
薄い本ください。
相変わらず敵が生き生きしているのが金子彰史であった。
見た目のインパクトが強いカリオストロ、口癖のインパクトが強いプレラーティがいるからか、サンジェルマンだけ地味な立ち位置に落ち着いている気がする。
お前……地味子なのか……まぁ、地味に苦労してそうだしな……





「この先がオレの村ですッ!」
「軍人たちが逃げ込むとしたらきっと――」


さて、その頃、響たちはステファンに先導されて村へと急行する。
だが、ときすでにおそし。
村は所長の手によって占領されていたのだった。
所長一人のようだがアルカ・ノイズがあれば、数の差は埋めてあまりあるようだ。




「わかってるだろうなッ!」
「おかしなマネしてくれたらコイツら全員アルカ・ノイズで分解してやるッ!!」


ここで所長はシンフォギア初の非道、人質を取るのだった。
正確にはGの第1話でマリアも人質を取ったのだが、即座に解放している。
本気で人質を取ってくる敵は初めてである。
ただ強いだけの敵よりも厄介な手合いである。
二課装者はF.I.S.装者とは別の意味での強敵と対峙するのだった。
しかし、所長よ、狂い咲き隊長を見習えよ。
アイツは堂々と一人で狂い咲いたぞ……



「こちらで割り出した逃走経路は以上だッ!」
「やれるなッ!!」


「……やってみせますッ!!」

「――無茶だってッ!」
「一体何メートルあるんだぁッ!?」


逃走を指示されたF.I.S.装者及び藤尭と友里さんは断崖に立っていた。
何か無茶というのはわかる。
それを受ける友里さんとボヤく藤尭である。
何か本当三枚目路線というかヘタレ路線を強調する藤尭だ。
庇護欲をそそらせるのか? 受けキャラとしての需要を得るのか?
それともこんなヘタレに責められるなんて……悔しいビクンビクンさせるのか?
……さすがにシンフォギアのホモ需要はないだろう。ないよね?



「蛇のようにしつこいッ!」

「実際、とてつもない蛇野郎デスッ!!」

ヨナルデパズトーリ(そろそろ打ち慣れた)の追跡は止まらない。
対抗策がないというのに延々と追ってくるのは危機そのものである。
蛇が追ってくるヘビーな状況……ふふっ……





「タイミング来ましたッ!」

「うむッ!」
「飛べェエエッ!!」


ここで切歌と調は飛ぶ!
相変わらずヘタレ丸出しの藤尭だが、まぁ、そこはそろそろ置いておこう。
当然、落下するだけなら逃げ切れない。
シンフォギアがあれば落下のダメージも無力化できるが、相手も同じ超常である以上、重力はさほど意味を持たない。




残ったマリアは殿を買って出る。
超常にアガートラームは正面から挑む!
イヤーッ!



グワーッ!
八面六臂の活躍で頼もしいと同時にあまりマリアさんらしくなかったが、やっぱりマリアさんはこうでなくっちゃ!





そして、輸送列車の上に着地!
これが我が逃走経路!
これが輸送列車の上に飛び乗って逃走するので連想されるのは当然WA3のプロローグだ。
往年の渡り鳥には実に嬉しい一幕である。
AXZ自体は軍事組織の対等とWA4っぽい構成なんですけどね。



そして、さっきグワったマリアさんも平然と飛び乗る。
あ、意外と平気そうじゃん!
ビックリするほど何事もなかった!




しかし、それでもヨナルデパズトーリの追跡は止まらず、その鎌首をもたげる(触手系エロ小説によくある表現)が粒子となって消えていく。
ひとまず危機は逃れたのであった。
しかし、逃げざるをえない敵というのは何気に初めてだ。
攻撃力は高くはあっても耐えられる範囲のようだが、何をやってもダメという防御力は厄介なものである。
まして今のマリアたちはLiNKERの制限が非常に大きい。
素早く撤退を選んだのはベストの選択肢である。
さすが、マリアさん。将棋で防人をレイプしただけのことはある。(小生が唯一見れた追加エピソード付きメモリアカード)




「なぁに? ヨナルデパズトーリをけしかけちゃわないの?」

「『神の力』の完成は確認できた」
「まずはそれで十分よ」


「追跡は無用というわけだ」

神の力の実験が主目的だったので、錬金術士たちは深追いをしない。
ヘタに装者たちにこだわれば秘密の花園を荒らされる可能性もある。
無謀ないくさに臨まない慎重派なF.I.S.装者たちだが、無駄ないくさに続けないのが錬金術士たちであった。
互いに冷静に立ち回った緒戦であった。
そこはわりと行き当たりばったりなF.I.S.やキャロルとは違うところか。



「それよりも『ティキ』の回収を急ぎましょう」

と、ここで謎の聖遺物がティキと呼ばれていることが発覚する。
公式サイトの背景にある謎の文字の羅列にある「アンティキティラの歯車」がこれなのだろうか。
アンティキティラを略してティキ……
某創世さんに似たネーミングセンスだな。
ん? 世界を創る? もしかして、真の黒幕は彼女……?



「要求は簡単だッ! 俺を見逃せッ!!」
「さもないと出なくていい犠牲者が出るぞッ!!」


F.I.S.サイドは一段落ついたが、二課サイドは未だに危難の只中である。
「俺」を見逃せというのが実に小物ムーブ。
部下のことはすっかり頭から追い出しているようだ。
部下ごと工場を破壊しようとしたし、自分が良ければそれでOKという人物なのだろう。
これだからバルベルデは……虚構の中にて描かれる「幼稚な悪い軍隊」のイメージそのままじゃないか……




この所長の暴挙を止めるべくステファンは勇気を振り絞る。
サッカーボールで頭部を攻撃だ。
実に正確なコントロールであることから、ステファンはサッカーが得意なことが伺える。
まさにバルベルデの翼君というわけだ。
そして、翼君ならサッカーボールが頭部に当たれば当然大ダメージ。
所長は痛みにうずくまるのであった。




「ステファンッ!?」

「………………ッ!?」

村人の中にステファンの名前を叫ぶ人間がいた。
それはクリスの知る人間、ソーニャであった。
直後にわかることではあるが、ソーニャとステファンは姉弟なのである。
どこか似ているとは思ったが運命は過酷を課したわけだ。
もっとも、この再会はクリスにとっては喜ぶべきものではないのは明らかだ。





「続くぞ、立花ッ!!」

「はいッ!!」

ステファンが作った隙に乗じて変身、一気にアルカ・ノイズを掃討していく。
アルカ・ノイズは兵器として極めて高い性能を誇る。
つまり、それは決して誤作動を起こさないということ。
なので、命令が途絶えた状況ではアルカ・ノイズはただの的となっていたのであった。
……もしかして、GX後半の棒立ちアルカ・ノイズは命令がなかったからだったり?
装者たちの戦力アップによってアルカ・ノイズに命令を与えている場合じゃなくなって、キャロルもオートスコアラーも呼ぶだけ呼んで放置していたとか……





「クソ……ッ!」
「あのガキィッ!!」


一方、ここで所長は装者ではなくステファンに怒りを向ける。
今一番厄介な装者たちよりも自分にネオタイガーショットをぶつけたステファンの方を優先する。
この視野狭窄っぷりが小物が小物たる所以である。
まぁ、何とかなるべ。
シンフォギアはモブには厳しいけど名前さえ付いていればわりと何とかなる。
絶対的な窮地も何とか切り抜けられるさ。




「ステファンッ!?」

「うわぁぁああぁああぁああッ!!?」

うわわわわわわ、ちょちょちょちょ、おままままま……
ステファンの右足、恐らくは利き足にアルカ・ノイズの解剖器官が絡みつく。
アイドル扱いされているノイズさんシリーズだが、その殺傷力は本物。
前回も幾人もの軍人を殺めている。
そんなアルカ・ノイズの解剖器官が生身に絡みつけばちょとsYレならんしょこれは……
あちょっと粉塵お願いします!!





「………………ッ!?」
「クソったれがァァアアァアアッ!!」


「――あぁあぁあああぁああああッ!!」

正義を執行する刹那、銃爪に掛けた指が震える。
クリスは逡巡しながら引き金を引く。
欠けた月が睥睨する中でステファンの悲鳴が轟き吠えるのであった。
ま、まぁ、ホラ、モブ以外には優しいから、シンフォギア……
モブじゃなければ腕が食われても即生えるくらいで許してもらえるから……





「プラントの管理者を確保」
「ですが……民間者に負傷者を出してしまいました」


あああああああああああああああああああ! 右足! ステファンの右足がぁあああ!
何ということでしょう!(ガオレンジャー)
そうだった、モブ以外にも厳しい時は厳しいのがシンフォギア!
主人公でさえ腕を食われたしね……
基本的に装者たちが戦えば無関係な人間には犠牲者は出なかった。
だが、今こうして犠牲者が出てしまった。
これは装者たちにとってかなり痛々しい傷跡になりそうである。

何よりも悲惨なのがサッカーが得意と思しきステファンの利き足が奪われたことである。
膝ごと分解されたのがデカい。烈海王でも痛い。
こんな不自由な国でサッカーをしている時はステファンにとって何よりも楽しい時間だったのは想像に難くない。
使っていたサッカーボールに過度に汚れたり傷付いた部分はなかったし、友達のように大切に扱っていたのだろう。
過酷なバルベルデの中で見つけた夢がサッカーでもおかしくはない。
夢は誰でも見る権利があるとクリスは第1期で言ったことがあるが、ならば夢を奪われた人間はどうすればいいのか。




「ソーニャ……」

「クリス……あなたが弟を……あなたがステファンの脚をッ!!」

「ああ……撃ったのは……このあたしだ……」

てめえさえいなければさあ!ステファンは幸せにサッカーできたんだよ!お前さえいなければ!!!とソーニャはクリスに怒りをぶつける。
クリスはステファンを救うために撃ったのだろう。
あのままだと全身が分解されて墓に入れる骨さえなくなっていた。
右足だけで済んだのは不幸中の幸いではあるが、当事者にとって不幸そのものである。
クリスはかつてのソーニャと同じ立ち位置となってしまった。
毎回出てくるクリストラウマシリーズだがAXZのトラウマは特大であった……
頭が悪いエンターテイメントなのも金子シナリオだが、エグいのも金子シナリオ。



「やっぱり本部が一番だぁ……安心できる……」

またまた場面は変わりF.I.S.装者たちは本部へと戻る。
おう、お前のミスでややこしくなったんだから少しは反省しろよ。
こういうところはサラッと流すのもシンフォギアだけど。




「だが、今夜は眠れそうにないぞッ!」

「ええ、死に思いをして手に入れたデータサンプルもありますしね」
「そのつもりですッ!」


そんな藤尭だが早速名誉挽回のチャンスが訪れる。
オレはシンフォギア最強ではないデータ解析で最強なのだ!!
まぁ、ヘタレな部分だけでなくカッコイイところも見せて欲しいわけだ。
今まで一番格好良かったのはK2の標高が下がったのをさらりと冷静にコメントしたところ。
この人、凄い人が凄いことをやるのは冷静に受け止めるけど、凄い人が凄いことやるのに付き合わされるのはダメな様子……



「ごめんなさい……LiNKERが十分に揃っていれば次の機会なんていくらでも作れるのに……」

燃える藤尭とは対称的に落ち込むエルフナインであった。
LiNKERの解析が完了していればもっと別の展開になっていたかもしれない。
現状、効果時間があやふやなリスクを背負った出撃なわけだし、エルフナインとしては不安で不安で仕方がなかったのは間違いない。
今まではLiNKERに関しては何もできなかったが、今ではウェル博士のチップの解析ができる。
自分に何かできる可能性があっただけになおさらエルフナインは自分を責めるのだろう。






「何をするんですかぁッ!?」

「ボロボロで帰還してもまだ負けたとは思ってない」
「誰も悪くないんだからエルフナインが謝る必要はないわ」


「そうね」
「わたしたちはまだ諦めてないもの」


「『ごめんなさい』よりも応援が欲しい年頃なのデスッ!!」

と、そんなエルフナインをマリアはからかって励ます。
その気持ちはF.I.S.装者たちも一緒だった。
GX同様に状況が悪いF.I.S.装者たちであったが、GXの時に見せた余裕のなさは感じられない。
実力は申し分ないが精神的な未熟さを見せたのがかつてのF.I.S.の装者たちであった。
そこがGXで大きく成長し、AXZにおいては頼れる姿ばかりを見せている。
きっと今の切ちゃんなら武道館で堂々とおきてがみを唄ってくれるに違いない……



さて、錬金術士たちは秘密の花園に戻る。
あ、この倉庫って広かったんですな。
第1話の視点からだと細い一本道かと思いきや、けっこうなスペースがあるようだ。
これは例のティキ以外にもいろいろありそう。
ナチスが関わっているんだしシュトロハイムを発掘しておこうか……





「遙か昔――フィーネが遺した錬金術の断片を収斂させ、独自の錬金術を編み出してきた私たち、パヴァリア光明結社」

ここで地味子ことサンジェルマンは解説を始める。
いきなり解説始めるとかキモいんですけど……
カリオストロとプレラーティは引きそうなんですけど……
視聴者視点ではありがたいのだが。

そんなわけでパヴァリア光明結社の歴史は400年前に遡る。
実際のパヴァリア光明結社は1776年に生み出されたとされている。
年代不明のシンフォギア世界だが、これを率直に受け取ると2176年ということになる。
大体それくらいの未来の話ではありそうだ。
そんな未来でWW2の戦車を使うバルベルデの異質さは相当なものだ。

で、パヴァリア光明結社にフィーネが関わっているかと思いきや、どうやら直接的な繋がりはないようだ。
あくまでもフィーネの技術を利用する立場であった。
また、サンジェルマンは同じ容姿であることから、カリオストロやプレラーティと違って当時から女であることがわかる。
根っからの女で安心!
だから、ちょっと地味な印象があるんですけどね。大丈夫、地味も個性だ地味子。





「だからこそ、異端技術を独占し優位を保とうとするフィーネとの激突は避けられず――」

過去にフィーネとパヴァリア光明結社は敵対していた。
フィーネとして見ればパヴァリア光明結社はいわば泥棒猫。
そりゃ制裁をしようというものだ。
それにしてもこのおっぱいレーツなフィーネの大物感はさすが初代ラスボスである。
未だに格が落ちていないのはさすがだ。

また、フィーネも当時から容姿が変わっていないことがわかる。
容姿が似通った人間、つまり、フィーネの因子が特に濃く出た人間の元にリインカネーションシステムは働くということだろうか。
でも、フィーネを受け継いでいつ存在が消えるかわからずに手紙を遺した暁切歌という常識人はフィーネさんとそんなに似ていないなー!
フィーネを継いでいるのにおかしいなー! どういうことなのかなぁー!
Xはアルファベットの最後の文字だし終わりの名を持つはずなんだけどなぁー!





「統制局長アダムは神の力をカタチとする計画を進めていたのだけれど……」
「要たるティキを失った光明結社は歴史の裏側からも追い立てられてしまう」


そして、パヴァリア光明結社はフィーネに敗北していたことが判明する。
伴ってティキを失って計画は半ば頓挫。以来、閉じこもってばかり。
第1期だけ見ると意外と何とかなりそうな相手に思えてしまうが、フィーネはさすがというか規格外の化け物なのだった。
そして、そんなフィーネを生身で打倒しかけた弦十郎の凄まじさがわかる。
あの時のフィーネは完全聖遺物を身に纏い、さらには完全な融合症例でまさに全盛期だったはずなのに……




「400年の時を経てフィーネは消滅した」
「そして、米国政府を失墜させた私たちはついに回天の機会を繰り寄せた」


パヴァリア光明結社が動き出したのはフィーネの消滅が機となっていた。
逆に言えばフィーネが消えていなかったら動き出さなかったわけである。
相当にビビっていることがわかる。
異端技術の全てを識る存在が相手なのだから、真っ向勝負したくないのは道理ではあるが。
第1期はシンフォギア世界のターニングポイントそのものなのであった。

これでパヴァリア光明結社の思惑が少しわかってきた。
パヴァリア光明結社は欧州の凋落に関与しているのだが、これはフィーネが生前の時分である。
それが要因となって欧州はデュランダルを手放し日本に渡している。
つまり、この時点ではフィーネに顎で使われていた可能性が高い。
同じように日本に供与された聖遺物はフィーネの命令の元にパヴァリア光明結社がお膳立てしていたのかもしれない。

で、第1期でフィーネが倒れる。
その後にF.I.S.に武装蜂起を促したのはフィーネの器となりうる人間を事件の中で一掃しようという肚だろうか。
この時点では米国政府と通じて月の落下の隠蔽を目論んでいたことから、中立の立場でいようとしていたことが伺える。
その中で目の上のたんこぶだったフィーネの消滅を確認したため、一気に舵取りを変えてフィーネ側だった米国政府を失脚させたと。

そうなると疑問はキャロルに関わっていた理由である。
キャロルを通して錬金術の技術を得るのがその目的だろうか。
そうしているうちにキャロルが勝手に動き出したトカ?
複雑かつ壮大な背後関係が蠢くのであった。
さらに第5期まで決定しているからどんどんと風呂敷が広がりそう……まるで大作RPGだぁ……
脚本の金子彰史という方はRPGのトータルゲームデザイナーをやっておられたのですか?



「天体運行観測機であるティキの奪還は結社の計画遂行に不可欠」

ティキは天体運行観測機だトカ。
シンフォギア世界の天体と言えば月。
そして、月と言えばカストディアンが生み出した遺跡。
それは人類の不和を生み出した全ての発端。
月の真実に触れる時が来た?
カストディアンにも触れちゃう?
それは第5期?




「この星に正しくヒトの歴史を紡ぐために必要なわけだ」
「そうだよね、サンジェルマン」


「人は誰も支配されるべきではないわ」

人類は統一言語を奪われ続けてきた。
そんな歴史を変えようとするカストディアンに対する革命が目的なのだろうか。
そりゃ、カストディアンにぞっこんなフィーネさんの怒りを買うわけだ……
わりと不可侵だと思ったカストディアンに触れてきたということは、シンフォギア世界の深奥に触れてきそうだ。
それもまた第5期への前触れだろうか……



「じゃ、ティキの回収はサンジェルマンにお任せして、あーしはほっぺたのお礼参りにでもしゃれ込もうかしら」

「『ラピス』の完成を前にしてシンフォギア装者との決着を求めるつもり?」

「勝手な行動をするわけだ」

頬に絆創膏を貼ったカリオストロはリベンジに燃える。
ラピスとは公式サイトの背景にある「赤き輝きのラピス」か。
あの背景のおかげでワクワクキーワードをどんどん楽しめるのであった。
あれら全てがこれから先に爆発すると思うと……
金子のおっさんは話をまとめるのは得意なのでどんどんと風呂敷を広げよう!



「ヨナルデパズトーリがあれば造作もないことでしょ」
「今まで散々っぱら嘘を付いてきたからね」
「せめてこれからは自分の心には嘘を付きたくないの」


カリオストロは嘘を付きたくないと語る。
毎度のことながら敵側には敵側なりの事情が隠されていそうだ。
元男だったり中の人が男だったりするのにも理由があるに違いない。
じゃないと金子彰史を女体化するなんて無茶はしないはず!
そうだ、そうに違いない!




さて、惨劇を迎えてしまった二課装者たちは病院へと向かうのだった。
翼が直々に運転をしていることからバルベルデには救急車がない、医療施設が未発達なことがわかる。
って、防人DRIVINGかよォ!?
この人、車を運転できたんだ!?
いや、たしかに二輪の免許はあるけど!?
驚きが止まらない……冗談じゃねえ……
というか、この人にステアリングを握らせるのは不安なのですが。
乗り捨てのタツジンなんだし、車も乗り捨てそうで怖い。




お互いに過去と現在に負い目のあるクリスとソーニャは針のむしろそのものであった。
気まずさ極まりない。
響も助手席にいればまだ気楽だったろうに、重傷を負ったステファンはもちろん、クリスもソーニャもどちらも目を離せない。
2人が感情をぶつけ合わないのは無関係の第三者と言える響が間に挟まっているからかもしれない。




(……ソーニャ・ビレーナ)
(歌で世界を平和にしたいと考えるパパとママの賛同者)
(小さなあたしにも優しくて、大好きだったソーニャお姉ちゃん)
(だけど、あの日――キャンプに持ち込まれた爆弾で……パパとママはソーニャの不注意で――……)


ソーニャのことをクリスは思い起こす。
クリスの両親と同じ夢を見て、クリスにも優しかった。
一方で両親の死の遠因ともなっていた。
……若干ではあるが今も根に持っているようだ。




「あなたが私を赦せないように、私もあなたが赦せないッ!!」

「さっきはああするしかッ!」
「アルカ・ノイズの分解から救うには脚をぶっ飛ばすしかなかったッ!!」
「……仕方なかったんだッ!」


「あなたの選択は正しいのかもしれないッ!」
「……だけどッ!!」


クリスお前のせいでさぁ!私が!どんな想いで毎日過ごしてると思ってるんだよ!!お前絶対許さないからな!?とソーニャはクリスへの怒りを隠さない。
クリスが脚を撃ったおかげでステファンは脚を失えど死を免れることができた。
じゃあ、良かったね、辛い決断だったろうに助けてくれてtank you!
――となれば、世界はもっと平和になっているわけで。
クリスの行為は間違っていないがどうしても割り切れない痛みが伴うものであった。




(何でこんなにもやるんだ……ッ!)
(あたしの選択はいつもいつも……ッ!!)


過去の過ちを二度と繰り返さないというのが雪音クリスの大きなモチベーションのひとつである。
だからこそ、過ちを再び犯した時には誰よりも悩み迷い苦しむ。
バルベルデに苦い想い出があるだけならまだしも、割り切れない痛みがまたできてしまった。
今のところ、響に苦悩が襲いかかっていない分、クリスの苦悩が倍加されてしまった印象だ。
今年もクリスは苦しむ。
そんな中でキャラソンの2曲目が「とどけHappy♡うたずきん!」である。
……気兼ねなくそれを唄えるように諸々を払拭できればいいのだが。




「……クリスとはあの混乱に話も出来ずにはぐれてしまった」
「だから、こんな形で再会したくなかった……」


かつてクリスはソーニャに酷い言葉をかけた。
お互いに過去に負い目を持ったまま、長い時を経た。
これだけなら再会した時に多少気不味いだけで済んだかもしれないが、そんな状況で特大の爆弾を抱える羽目になってしまった。
結果、過去の出来事も含めてお互いにこじれるしかない状況に陥ってしまった。
修羅場以外の何でもない。

こりゃステファンに頑張ってもらわんと。
幸いにして誰かを守るためにネオタイガーショットを撃つくらいには真っ直ぐな少年だ。
これでステファンも絶対にゆるさないぞ!お前絶対に許さないから!!痛い!!ああああああ!!!!!!!とか言い出したらクリスは諦めよう。
雪音クリヌとかに改名しないともう無理。





激痛に苦しむステファンは無意識の中でクリスに手を伸ばす。
クリスはその手を握ることを躊躇うが、戸惑いながらも握ることを選ぶ。
迷いながらもがきながら、それでもまだあきらめたくない。
クリスはいつも傷付けど傷付くだけで終わる少女ではないのだった。




「エスカロン空港にはアルカ・ノイズの反応を検知したッ!」
「現場にはマリア君たちを向かわせているッ!!」


「マリアさんたちはLiNKERの効果時間内で決着させるつもりですッ!」

さて、前回に出てきたエスカロン空港にアルカ・ノイズが出現するのだった。
バルベルデの将校たちはエスカロン空港にダミーを用意していたと語っていた。
つまり、兵力が揃っているということであり、アルカ・ノイズで騒ぎを起こすには最適ということでもある。

そして、LiNKERの効果時間内のため、再び戦場へと赴くのであった。
LiNKERは1回の投与につき1回の変身だけかと思いきや、一度戦闘を中断しても効果時間内ならまたシンフォギアを鎧えるようだ。
けっこう柔軟性があった。
とはいえ、最初の戦闘で使用時間は減っているだろうから、さらなるリスクを伴っての出陣と相成るのは間違いない。



「コイツら味方じゃなかったのかッ!?」

「そんな見た目じゃないッ!!」

まぁ、そうなるな。
怪人だし……
モブの発言がどこか面白いのがAXZ。




「派手に暴れて装者たちを引きずり出すわけだ」

「あら、手伝ってくれるの?」

「わたしは楽しいこと優先」
「ティキの回収はサンジェルマンに押しつけたわけだ」


「怠惰をあらためて、地道な研究者となっている」じゃなかったのか、金子彰史もといプレラーティ。
「ときたま、かつての性情が顔をのぞかせ、楽しさを優先させることがある」とも書かれていたけど、第2話にして楽しさ優先させたよ。
地道な研究者の信頼度は常識人程度のものであった。
常識人なら仕方ないな!




「待ち人来たり♪」

今度のマリアさんはヘリのパイロットじゃない!
戦場を駆ける無双の一振り!
さらに高まるリスクを恐れず脅威と向き合うのだった。
先ほどは不利と見るや逃走を選んだが、今度はアルカ・ノイズが暴れている以上、そうも行くまい。
無謀を避けるのは知者だが、避けられない無茶から逃げるのは臆病者。
錬金術士ブッ殺したる!



「Seilien coffin airget-lamh tron――」

というわけで本日2回目のアガートラームの聖詠を唄う。
GXの時もそうだったけど、両手で祈るようにコンバーターを持つのがまるで聖母だぁ……(もはや誇張表現ではない)
これは自分にアガートラームを与えてくれたセレナへの祈りが含まれているのだろうか。
セレナー。






そして、リニューアルされた変身バンク!
響の時もそうだったけどシンフォギアの型式番号が目立っている。
「SG-x00 Airget-lamh」がアガートラームの型式番号のようだ。
シンフォギアにはオカルトじみた唐突な奇跡は介在しない。奇跡と思しき現象には然るべき理由が存在している。
そんなメカニカルなシンフォギアシステムらしくてカッコイイ演出だ。
あと黒のインナーを銀のアーマーで隠すのがどこかナイトブレイザーを彷彿とさせる。アイツ、本来は白銀の騎士だし。

なお、ガングニールは「SG-r03′ Gungnir」となっている。
「’」が付いているのはマリアのガングニールだからだろう。
「’」が付いていないのは奏のガングニール。
これを考慮するとアガートラームは0番のシンフォギアである。
何だ。この主人公みたいな番号……RX-0かよ……







そして、響同様に演舞にも時間を割く!
こうなるとクリスはばーん並みに凄いことをやりそう。
あと切歌のデスデスっぷりも気になる。





「どこかだろう――声が響く――」
「立ち上がれと言っている――」


そして、唄うのは「旋律ソロリティ」!
初手より奥義なのは二課装者だけではなくF.I.S.装者もだ。
豪華な楽曲の使い方である。
こうして堂々と土俵入りして伝統と実績のα式・百輪廻を放つ。




これでアルカ・ノイズを一気に相当すると同時にマリアは錬金術士にインファイトを挑む。
現状、適合係数は安定しているとはいえLiNKERの限界が近いだけに短期決着の構えだ。
まさに風のヒューイ。やられ速度も風のヒューイじゃないとイイネ。



「のっけからおっぴろげなわけでッ!」
「ならば早速――」


さすが、金子彰史の女体化。
面白い言葉遣いをする……のはどいつもこいつもだったか。
ともあれ、ヨナルデパズトーリの召喚を行おうとするのだった。




「――早速捕まえたデスッ!!」

それを切歌が妨害する!
マリアで気を引き切歌が動きを止める。
淀みない連携プレイであった。
さすが堅実な仕事には定評のある常識人である。
今回もやってくれたのだった。
戦えば手堅い仕事をするんデスよね、切ちゃん。援護します! 助かりました!




カリオストロは弾幕STGの如くビームを連射する。
それを弾幕STGの玄人向けの接近戦型の如く掻い潜ってマリアは接近する。
PVにあったシーンデスね。
がんばれー。



「今度はこっちで無敵のヨナルデパズトーリを――」

ヨナルデパズトーリ、錬金術士なら誰でも呼び出せるようだ。
便利だなー。
ここまでの様子を見る限り、錬金術は技術の共有化と普遍化が大分図られている。
キャロルバリアを行使していることからもレシピと技量さえされば誰でも使えるのが錬金術のようだ。
無論、使い手が限定されるものもあるだろうが、ヨナルデパズトーリの召喚レベルのものも共有化できているから相当だ。
装者とギアの相性が存在するシンフォギアとは異なるのだった。




「はぁぁああぁあああッ!!」

ここで男女平等パンチが炸裂!
ガリィをブン殴った一撃必殺の左ストレートがカリオストロにも突き刺さった。
しかも、傷口の残る右頬を狙っているのがエグい。
これは陰側の装者。――やる。






「攻撃の無効化――鉄壁の防御――」
「だけど貴方は無敵じゃないッ!!」

カリオストロの絆創膏を見てマリアは錬金術士はダメージを負うし残るものだと判断。
一気にインファイトを選択したのだろう。
さすがシンフォギア界の海のリハク。
一生の不覚をし続けてきたが、今回はそんな心配がなさそうだ。
旋律ソロリティを唄っているしな!




一方、プレラーティはバリアの応用で拘束を振り解く。
本来防御に運用するはずのバリアを攻撃力として用いた。
WAシリーズでも同様の運用を行っていたことがあった。
そして、金子彰史(の依り代)を頭の上に載せたままである。
楽しいこと優先なので見た目も楽しいことにするのだ!






「強さの」「理由に」「溺れ足掻いて」
「闇に飲まれてた――」
「ちっちゃな身体に」「未熟な心――ッ!!」


だが、矢継ぎ早にザババコンビで挟み撃ち、攻撃を仕掛ける。
バリアで凌いでいるものの2人が相手だと防戦一方のようだ。
逆に言えばバリアを出せば防御できるからバリアの強力さが伺える。
とりあえず、バリアの熟練度を集中的に上げたようだ。
雑魚戦で時間がかかるから稼ぎには向かないぞ。





「頑張れ――」「って言葉――」「ちゃんと受け止め――」
「応えてゆきたい――」


(繰り出す手数であの怪物の召喚さえ押さえてしまえばッ!!)

ヨナルデパズトーリの攻略法は編み出せていない。
なので、手数で封じるのがF.I.S.装者の作戦だった。
この作戦はLiNKERの時間制限内に勝負を決める前提と噛み合っており、シンプルにして要を押さえている戦術である。
さすが海のリハク!






「適合係数急激に低下ッ!」
「間もなくLiNKERの有効時間を超過しますッ!!」


しかし、全力疾走を行ったからか、LiNKERの限界を間近に迎えてしまう。
安定状況から急激に悪化するのがmodel_Kの弱点か。
十分に持っているとはいえ、頑張ったで賞では足りないのが現実である。




「司令ッ! シュルシャガナとイガリマの交戦地点に――」

「航空機だとォッ!!」

さらにアクシデントとして航空機が動き出す。
伝統と実績の○○だとォ!が炸裂した!
F.I.S.装者としては泣きたくなる状況である。
Gの頃ならこの辺でマムと叫んでいる。
あとウェル博士が変なことをする。



「人がッ!? わりと可愛い子たちが――」

航空機のパイロットは妙に面白い反応をする。
わりと可愛い……わりと可愛いか……
これはわりと止まりと見るべきか、シンフォギアで可愛いと形容されたのが異常と見るべきか。
緊急時であること、わりとという評価、シンフォギアで可愛いと言う単語が出てきたこと。
様々な要因が組み合わさり妙に面白い台詞となってしまった。




「構うなッ!」
「止まったらこっちが死ぬんだぞッ!!」


アルカ・ノイズに襲われていたのだから、わりと可愛い女の子なんて構っていられませんよねー。
何もしないと思われていたアルカ・ノイズだが、今回はやる気満々だ。
既にステファンの脚を奪っているし、憎まれ役も買って出ているぞ。
ホント最初の頃のノイズさんはいつだってやる気に満ち溢れている。



後半を迎えるとこうなる。





「調ッ!」

「切ちゃんの思うところはお見通しッ!!」

「行きなさいッ!」
「あとは私に任せてッ!!」


ここでかつてのF.I.S.装者たちなら救えない命として見過ごしていたかもしれない。
そう、Gで米軍艦隊を襲った時のように。
GX第1話でもナスターシャ教授と引き替えにシャトルのパイロットの脱出を打診された時にも諦めで迎えていた。
だが、今は命を守るために迷わず動き出す。
これはまさしくシャトルの事故を前に最後まで諦めなかった二課装者たちの在り方!
生きるのを諦めない心がF.I.S.の装者にも根付いているわけだ(プレラーティ)





「あの2人でどうにかなると思ってるわけだ」

「でも、この2人をどうにかできるかしら♪」

金子彰史とカマホモ……この2人を同時に相手できる機会は二度とないと断言できる!
そんなわけでマリアは2人を相手に臆せず大立ち回りを演じるのであった。
さすがシンフォギア三強の一角である。
いや、弱点が補強された今では弦十郎とも対等の勝負は無理だな、うん(即諦め)




「限界を決めるのは――」
「他の誰かでもない――」
「自分自身なことで――」


さて、航空機の救助に当たったザババコンビはアルカ・ノイズを一掃する。
が、迎撃が間に合わず補助輪を破壊されてしまう。
これでは飛び立てずにアルカ・ノイズに追いつかれてしまう。
最悪、制御ができなくなり空港施設に激突、さらなる惨事が引き起こされてしまう。




「ハートに問いかけよう――」

だが、ここでザババコンビが航空機を支えることで車輪代わりとなった!
シュルシャガナはわかる。よく車輪になっているし。
じゃあ、イガリマはどうするかとなると、まさかのスキー型とは……
それ、さすがに地面との抵抗が大きくないっすかね?
グリスをちゃんと塗っている? 乾いてない?




「諦めない心……」

LiNKERの時間制限が間近に迫っている中で、航空機という大質量をたった2人で支える。
無茶である。
だが、諦めない。可能性を信じて命を守るために戦う。
GXの名シーン、「RADIANT FORCE」の姿が被る。
「旋律ソロリティ」は「RADIANT FORCE」のF.I.S.版であったか。
二課装者の歩んだ道をF.I.S.装者も歩み、その成長を見せるのであった。






「あれはッ!?」

そんな中でマリアの身体が青い燐光に包まれる。
それは一瞬のことですぐに火花が走る。
シンフォギアにおいて初の現象だ。
301655722のロックにはまだまだ未知の機能があるらしい。
全部考えておけよ、金子ォ!





「皆さんッ! もう一瞬だけ踏みとどまってくださいッ!!」
「その一瞬はボクがきっと永遠にしてみせますッ!!」
「ボクもまだLiNKERのレシピ解析は諦めていませんッ!!」
「だから――」

「諦めないでッ!!」

一瞬を、永遠に変えるとキミが誓う。
だから傷みに涙しても、拭って払い前に進もう。
この絆こそが旋律――歌に束ねて空にぶち抜く。

かつて二課装者の諦めない姿にF.I.S.装者たちの心を動かされたように、F.I.S.装者の諦めない姿にエルフナインの心が動かされた。
エルフナインは全力で叫ぶ。こんな姿は初めてだ。
最初の頃は感情の起伏が乏しかったし、後半は死にかけで叫ぶ余裕がなかった。
だから、今ありったけの想いを込めて叫ぶのだった。
GとGXがあったからこそ、輝いているシーンである。
キャラの成長をきちんと魅せるのがシンフォギアであり、その流儀はAXZでも変わらない!




「どこまででも繋いでゆけば――」
「過去も越えられるんだ――」
「苦しみでも悲しみでも――」
「頑張れを合い言葉に――」


眼前に空港のビルが迫る。
ここで2人は作戦変更、横並びから前後並びへと変更。
調はローラーを巨大化、切歌もスキーを巨大化。
調はまだわかるんだけど、切歌はとんでもないことになったな……
シュルシャガナは自由なギアだとばかり思っていたが、イガリマも負けないくらいに自由なギアだなぁ(感心)




「分け合い――」「奏で合い――」「助け合い――」
「紡ぎ合う夢を――」


切歌はワイヤーを伸ばし調はそれを握る。
その状態からスパイクを出現させ一気にブレーキ!





「ぐっと」「友に」「込める」
「その胸に――」


調を基点に一気に跳ね上がり急上昇、航空機の離陸に成功した!
これぞ二課伝統のトンデモ人助け!
為すべきことに迷い続けたF.I.S.装者が、自分の想いにただただ真っ直ぐに向き合い本懐を成し遂げた。
何とも感慨深い一幕……
第1話では二課装者の現在を見せつけ、第2話ではF.I.S.装者の現在を見せつけた。
「旋律ソロリティ」と合わせてF.I.S.装者の成長に胸を打たれるのであった。
手紙読んで祝福せな……





「強く」「なると」「信じ」
「いつの日
かァァァアァアアアッ!!」

狂い咲くのはザババコンビだけではない。
マリアも銀の左腕から極太ビーム「HORIZON†CANNON」を発射!
サテライトキャノン? それともGNバスターライフル?
やや小粒な感があったアガートラームの必殺技だが、「TORNADO†IMPACT」といいド派手な必殺技が炸裂した。
もはや「HORIZON†SPEAR」一本だけだったマリアはどこにもいない。
小技から大技まで器用に使いこなす芸達者装者になった。




極太ビームは錬金術士に直撃!
勝った! シンフォギアAXZ完!
このまま、完と銘打たれても納得してしまうほどの怒濤の展開であった。
サブタイトルも「さらばカマ! カリオストロとプレラーティ暁に死す!」でも納得できたゾ。
残ったサンジェルマンは一人で頑張れ。




「さすがです……皆さん……」

とりあえず、ずっこけるのがF.I.S.装者の仕事だったのが、今回は見事に走り切った。
LiNKERの限界を迎えたが文句なしの大活躍である。
マリアはもちろん、切歌も調も見事であった。
やってくれた喃、F.I.S.……





だが、錬金術士たちはノーダメージ!
キャロルもオートスコアラーもそうだけど、攻撃力以上に防御力が飛び抜けている。
錬金術バリアすごーい! 君はダメージを受けにくい錬金術士なんだね!
スーパーロボット型だ。
スーパーロボット型しかいないけど、このアニメ。
なお、一番のスーパーロボットは生身の弦十郎。





「………………ッ!?」

「まだ戦えるのデスかッ!?」

「だけど、こっちはもう……ッ!!」

「――おいでませ」
「『無敵』のヨナルデパズトーリッ!!」


そして、ついにヨナルデパズトーリが召喚される。
さすがに生身で殴りかかるという選択肢はなかった。
でも、不意を突けば延髄くらいは蹴れたかも……
相手、人形じゃなく人間なんだし、延髄蹴られれば意外とあっさり気絶するかもよ?



「時限式ではここまでなのッ!?」

意外と使用機会の多い時限式はここまでが炸裂する。
時限式の限界まで走り抜いたというのに……
かといってLiNKERがあってもMPが切れてもおかしくない疾走っぷりであった。
真っ白に燃え尽きたよ……






「――うおおおぉおおぉおおおおおッ!!」

「――効かないわけだ」

ここでついにヒーローがやってくる! 立花響が駆けつけた!
初手より奥義で仕る。
響インパクトがヨナルデパズトーリに突き刺さる。
しかし、無敵を関するのがヨナルデパズトーリ。
プレラーティは余裕である。





「――それでも無理を貫けばッ!!」

「道理なんてブチ抜けるデスッ!!」

だが、立花響は無理を貫いて道理を貫いてきた。
絶対の防御である参重層術式防護ヘルメス・トリス・メギストスも知るもんかの一言で片付けている。
その一撃によってヨナルデパズトーリの肉体を変質させていく。
そして、その響の歩みを知っているきりしらの声援が熱い!
2人共、敵対してきたと同時にその姿に勇気付けられただけあり、心に響く、言葉が重いな。





「はあぁあああぁああああああッッ!!」

「どういうわけだ……ッ!?」

「もぉおッ! 無敵はどこ行ったのよぉおッ!!」

無敵(笑)
そんな枕言葉は立花響の前には吐いて捨てられるためにあるのだった。
これには錬金術士たちは唖然とするより他なかった。
F.I.S.装者が意地を見せつけ、響が気合いを見せつけた。
AXZの響は迷っていたGXとは対称的に最初から最速で最短でまっすぐに一直線!
あれか? 未来とやったか?



「だけどわたしは――」
「ここにいるッ!!」

響は吠える。
まさに響の叫びである。
テンションMAXのまま、次回へ続く!

しかし、翼とクリスの姿が見えないのが気になる。
ソーニャに絡まれているのか?
あるいは急行するに当たって響が先行したか?
響に助けられた狂い咲き隊長が助力、ミサイルを撃って本当の意味で狂い咲いたとか!
……ないな。あの人、絶対再登場しねえよ……



さて、ここからはオープニング!
まず、金子彰史と上松範康という全ての元凶のクレジットが流れる。
背景は月の遺跡だ。
遺跡としてちゃんと描かれたことが少ない貴重な風景である。








次にカウントダウンのシャウトと共に装者たちのカットインが挿入される。
公式サイトのキャラソンの仮ジャケットのものだ。
妙に凝っていると感じたらオープニング用のイラストだったわけだ(プレラーティ)
しかし、このカウントダウン、ライブで凄い映えそうだ……
さてはライブを狙って歌を作ってるなテメー!



そして、タイトル!
アクシズ!
何か月遺跡を強調されると某アクシズみたいに地球に落とされそうで嫌なんですけど……



そして、またも月遺跡が映る。
この形はマムロケットに似ている。
結局、GXのシャトルの異常の原因は触れられていないままだし、その辺も合わせて触れてくるのだろうか。





次に響の四肢のドアップ!
汗が飛び散るのが健康美。





というわけで功夫服で修行中である。
今回のオープニングは本編ではあまり触れられない訓練に触れている。
如何に才能があっても磨かなければ意味がない。
響だって第1期序盤は弱そうというか弱かった。
装者が土壇場で輝くのも日々の訓練の賜物であり、そうした側面に触れられるのはなかなか意味のあるオープニングと言えよう。



って、やっぱり映画トレーニングかよぉ!
まぁ、効果が実証されてしまったし、そこに突っ込むのも野暮であろうか……




次は翼の番だ。
本人のオモシロっぷりからするとまともな訓練である。
ところで火の始末はちゃんとしておこう。
火事るぞ。

翼のこうした姿は存外貴重だ。第1期第3話以来である。
あの場面といい今回といい、翼はけっこうな屋敷に住んでいるのはわかるのだが、どこに住んでいるのだろうか。
やっぱり、弦十郎の屋敷だろうか。
弦十郎もけっこうな豪邸に住んでいるし。




次はクリス。
弓ィ!? 弓道警察が来るぞ!?
まさかもまさか、弓道で訓練していた。
形式にこだわらないハチャメチャがクリスだと思っていたら何とも意外な……
弓道を学び始めたから、作中でも弓の使用頻度が増えたのか?
落ち着きが足りないのがクリスの弱点なわけだし、精神鍛錬には弓道はピッタリかも……




切歌と調はいつも一緒なので当然訓練も二人一緒。
こちらは思ったより意外性がないというか、ランニングで基礎体力を磨いている。
最年少なだけあり変態的な訓練をする前に地力を磨き上げようということか。
しかし、調はローラーブレードってちょっと楽していないか……?
常にローラーで移動しているし、体力以上にバランス感覚を磨くのが大事なのかもしれないけど。






そして、マリアさんは贅肉のない磨き上げられたプロポーションを見せてのミット打ちである。
格闘戦にも長けるのがマリアである。
それは日々の鍛錬の賜物であった。
しかし、凄いムラムラする身体付きである。
素晴らしい。薄い本には恵まれないが。



ところで分身の術で笑わせるのは止めてください。
マリアさんかっけー+美しいと魅了された直後にこれだよ!
オチを用意するなよ!
笑うから! 笑ったけど!
しかし、分身の術を用いたミット打ちとは……超常が相手だからこれくらいがちょうどいいのか?
妙に緒川さんが存在感を醸し出すのは、緒川家の深淵に触れる前触れ?
風鳴家並みに深そうな設定がありそうだし……



ここで謎の3つのハート型の宝石が挿入される。
ハートはシンフォギアになかなかなかったモチーフである。
愛が大事なくせに……



金子彰史もオススメの前線を支える銃後の守り。
おなじみの面々は無論として、少ない出番で絶大な存在感を示した八紘の存在が気になる。
AXZではまた別の側面を見せそうだ。
弦十郎並みの武術とか。

また、気になる背中だけの男は当然外道ジジイと注目を集める風鳴訃堂だろう。
第1期の時点で外道とコメントされ注目を集め、GXではその片鱗に触れる程度に留まっていた。
AXZでついにその外道っぷりが披露されるのだろうか。
鎌倉の老人という公式サイトの背景ワードも訃堂にかかっていそうだし、要注目にして要注意人物である。




今回の敵役、錬金術士たちが先ほどの宝石を纏った銃、指輪、剣玉を掲げる。
剣玉だとォ!?
いや、見間違え……剣玉だ、これ!
「虚飾と快楽に耽る」ってそういうことかよ!
と、これが「赤き輝きのラピス」の正体だろうか。




ラピスが輝き変身!
今回の錬金術士も変身するぞ。
こういう衝撃ネタバレを隠さないのがシンフォギア。アルカ・ノイズも即バレたわけだし。
キャロルと違うところは体躯には変化がないこと、また、首元にシンフォギアのコンバーターに酷似した形状の物があることだ。
ファウストローブよりもシンフォギアに近いシステムなのだろうか。




ここからはバトルパート。
狼の波動が響に襲いかかる!
……まさか、魔狼ルシエド?
ついにシンフォギアに出場?




サンジェルマンは複数の弾丸を同時に発射!
神の力で通常の法則をねじ曲げているようだし、等価交換を無視した射撃である。
そして、ちょっと地味。これだから地味子は……




弾丸から響を守るのはまさかの切歌!
この今までになかった組み合わせに大興奮ですよ。
これは歌も異色の組み合わせが行われると期待してもいいのだろうか。
そして、レイアと同じように地面の隆起が行われる。
あくまでも今回の相手は錬金術士なのだ。





そして、コマ如く回転する切歌を足場に響はサンジェルマンと向かい合う!
うむ、今までにない組み合わせ……いい……
王道カップリングの話はGXまでに大分消化したので、今回は変化球カップリングらしい。
F.I.S.の面々も成長したので遅れを取ることはあるまいて。






いい表情をしてカリオストロはハートビームを連射する。
肌の露出の多さはさすが。
痴女め。薄い本はあまり出ないゾ。悲しいな。






それに対して弓イバルの連射で対抗する!
AXZのクリスは本当に弓推しだ。
指の聖遺物のイチイバルとしてはまっこと正しいのだが、ガトリングにミサイルぶっ放し、弓も精々ボウガンなクリスとしては、おかしなことをやっているとしか思えない。
大丈夫? 高級懐石でも食べちゃった?






そして、今回のクリスの相方はマリア!
今回、披露した(オープニングを見た段階では披露する)極太ビームの「HORIZON†CANNON」をカリオストロに打ち込む。
装者も錬金術士も共にシンフォギア屈指の魅惑の乳を持つ。
ある意味、ピッタリの組み合わせかも。






そして、殿を務めるのはプレラーティ!
いやぁ、実にいい表情をする……
今年のいい表情枠はプレラーティで確定のようだ。
いい表情枠はGはウェル博士、GXはガリィなわけだ。




その剣玉攻撃を受け止めるのは剣の防人!
なるほど、剣で止めるから剣玉なわけか……
プレラーティの武器を剣玉にしたのは面白さ重視なわけでなく深い意味があったわけだ。
まぁ、面白さ重視だろうけど(手の平クルクル)





翼が受け止め、その隙に調が疾駆する!
翼と調の組み合わせである。
互いに冷静そうで中身は無鉄砲である。
ある意味、お似合いだ。
こうした未知の組み合わせがAXZの大きな魅力となるのは間違いない。

また、剣VS剣玉の剣勝負、ヨーヨーVS剣玉の玩具勝負とちゃんとテーマが出来上がっているのが上手い。
やはり、剣玉は必然だったのだ……
剣玉は武器として扱う以外に道はない……
男塾パロをやってもええんじゃよ。





そして、プレラーティは本当にいい表情で迎え撃つ。
本編でこの表情が見られるのが楽しみでならない。
ウェル博士みたいなオモシロ顔をしてもええんやよ?

なお、敵味方のこの組み合わせ、大きな法則性がある。
響&切歌VSサンジェルマンは豊乳勝負。
クリス&マリアVSカリオストロは巨乳勝負。
翼&調VSプレラーティは貧乳勝負。
世紀の乳対決の開幕じゃあ!
翼と調とプレラーティが結託したら泣こう。




そして、チフォージュシャトーが鎮座している都庁をバックに激突!
最終決戦は都庁で行われるのだろうか。
背景にいるアダム・ヴァイスハウプトとティキが気になるところ。
しかし、背中だけを見せる男?とはアダム・ヴァイスハウプトと風鳴訃堂が被るような……
いや、止めておこう。小生の勝手な思い込みで皆を混乱させたくない。

そんなわけで今回のオープニングは普段見られない装者たちの姿と、未知のカップリングに焦点を当てた物になっていた。
特にカップリング面には話を大きく膨らませる可能性を秘めているだけに期待だ!
なお、未来さんのカットは年々減っていくのであった。
そういえば、今回は出番なかったね、未来さん……







2 thoughts to “戦姫絶唱シンフォギアAXZ EPISODE02 ラストリゾート”

  1. >>また、サンジェルマンは同じ容姿であることから、カリオストロやプレラーティと違って当時から男であることがわかる。
    サンジェルマンは純粋に女性では?名前的(~マン)に男性っぽいですが。

    >>根っからの男で安心!
    ホモかな?

  2. パヴァリア光明結社がキャロルに手を貸したのは、世界解剖を利用しての分解・分析の情報を共有してほしかったからとか?

    それはそうとちょっとレビューページが長いので前後編と2分割していただけると助かります。

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