喧嘩稼業第85話感想



木多ァ! ロリコン動画を所持して捕まってんじゃねえ!(冤罪)
というわけで、久し振りの喧嘩稼業感想。
サボっている間に和月先生が捕まった! 起訴!


里見は十兵衛が持っていた謎の紙袋の正体を問いただそうとする。
紙袋は前回初めて出てきたアイテムである。
ボーイに嫌がらせをさせるだけでなく謎のアイテムまで持ち運んで……
本当に主人公ですか、貴様は。

十兵衛は紙袋を使って関を排除したいと言い出す。
その関の対戦相手となる佐川睦夫を排除しようとしたことも漏らす。
真贋はさておき、関はトーナメントの中でも随一の実力者と目されている。
それを潰すのは戦略として理に適っているが、佐川兄弟を排除しようとしたこととやや矛盾する。
佐川兄弟の排除は第1試合を勝ち上がるための短期的な戦略で、関の排除は第2試合以降を見据えた長期的な戦略と考えれば矛盾はないけど……

この情報を漏らすことで得た空君のリアクションのから十兵衛は里見が掴んでいる情報を把握する。
なおかつ、里見との交渉を有利に進めようとするが、上杉を警戒する里見は対戦相手となる関を排除されると困る。
なので、上杉の煉獄を餌に十兵衛を止めるのであった。
煉獄が主戦力の十兵衛としては本物の煉獄は見ておきたいところである。
でも、順調に行ったとして関VS上杉は工藤戦の後となる。
正直、工藤戦を勝てば十兵衛にとっては陰陽トーナメントはほぼ無意味になるのでは……

それでも上杉の煉獄は十兵衛にとって見た目だけかもしれないがクリティカルヒットであった。
前回から引き続き知略勝負は互角である。
というか、玉拳さん、頭良かったんすね。
それがわりと意外である。
まぁ、初回で煉獄のメカニズムを把握していたし頭もキレる方なんだろう。

さらに里見は紙袋を使ってアリを排除、田島の目潰しへと繋げようと交渉を行う。
また、試合以外で暴力を振るえば失格というルールの穴を発見、そこから田島への目潰しが失格にならないと推測する。
これが里見が記者会見で見つけた田島の弱点、譲ることのできない弱さだろうか。
でも、あれはブラフみたいだから遠慮なく失格にされたりして……
不戦勝が多いトーナメントになるな! 木多先生向けだ!

さらに里見はタンと知り合いだという情報を漏らす。
里見はタンが最強だと賛辞を送るほどの人間であることが発覚する。
タンが認めなければ失格にならないのである。
ところで玉拳さん、情報漏らしまくってるけど大丈夫っすかね。
十兵衛側はロクに情報を漏らしていないのに……

ともあれ、この交渉を十兵衛は飲み込みアリと逢うことになる。
結果的には里見の思う通りに話が進んでいる。
進んでいるが紙袋の中身がわからなく、十兵衛の本音も見えない。
なので、里見の情報を利用するのかもしれない。
突如始まった十兵衛と里見の知略勝負はひとまず五分だろうか。
でも、玉拳さん、メッチャ田島の評価を誤ってるからなー……

里見は上杉が勝ち上がれなかった時は自ら田島の目を潰す決意をしていた。
お前ら、やたら目にこだわるな……
陰陽トーナメントのルール無用っぷりが露わになったのは、工藤の目を潰されてからだ。
喧嘩稼業における目潰しは何でもありの象徴なのかも。
もっとも、今一番凄惨な勝負となったのが目潰しなし金的なしの陽側対決だった金隆山VS夢斗というのも皮肉である。
なので里見がドジこく可能性が高そう。
頑張れ、里見。頑張れ、木多。頑張れ和月先生。