刃牙道感想 第195話「罪」



武蔵決着!
け、決着かよォオオオオオ!?
でも、これで武器のある世界からおさらばできると思えばいいかも。
素手の世界に戻ろう……!


武蔵はスカイツリーの地下にある邪悪研究所へと連れて行かれる。
ここで目覚めるのがお約束だが目覚めない。 武蔵の肉体は冷凍することになったのだった。
後の世に目覚めさせる気満々である。
コイツらは揃って邪悪だ。

この武蔵の冷凍についていろいろと邪悪集団が何か述べているのだが、実際にやれるのかは置いておく。
まぁ、こいつらはいろいろな無茶を乗り越えてクローン体を作ったのだ。
コールドスリープくらいできますよ。
ええ、はい。多分。
かつてピクルを冷凍しようとしたのはこの方法が確立されていたからか。
「フツーー取っとくでしょ(はぁと)」
「こんな貴重なもん」

「武蔵は残るッッ!!!」


武蔵は眠りに着くが死んだわけではない。
いつかの未来で誰かが目覚めさせるかもしれない。
ジェイソンXかな?
……その時は現代と同じ悲劇が繰り返されそうで嫌だなー。
今回は短いけど次回へ続く。

長かった武蔵編完結!
完結、なのか?
いや、さすがにここから復活はないだろう……うん……

というわけで武蔵編が終わった。ほぼ終わった。
現代格闘技と戦国武術の激突が見られるかと思いきや、途中から収拾が付かなくなってオチを投げた感がある。 現代格闘技の寵児、刃牙も活路は現代格闘技じゃなく武器と寒子に頼ったわけだし。
オチが投げられることがわりとあるバキシリーズだけどトップクラスの投げっぷりですな。
自動回避はどうした。

刃牙は最初からこのつもりで武蔵と相対していたのだろう。
やる気がなかった。
何せまともに試合をする気も勝つ気もなかった。
イメージに見ていたご馳走が食い荒らされていたのはそういうことだった。 一方、刃牙が武蔵を甘いと言ったのはこうした結末を見切っていなかったことを指してか。

武蔵編は武蔵というキャラを持て余したまま終わったように感じる。
刀を持たせれば強い。
だが、刀が当たれば死ぬのでどうにもバトルの幅が狭まってしまった感がする。
かといってピクルや花山のようにイジメのような悲惨な姿を見せられても困る。
バキシリーズの素手信奉が崩されてしまった感もある。
剣豪武蔵というキャラに振り回された感が強い。 地下闘技場の発端と合わせて拳豪武蔵だった!で良かったのではないでしょうか。
その予想をしてかなりイケてると思ったんですけどね。

武蔵は孤独のまま、終わりを迎えた。
本部の守護るは何だったのか。
刃牙の自動回避も何だったのか。
いずれにせよ次の展開では武器を忘れよう!
さあ、烈VSボルトを回想だ!
そのついでに蘇る!

そういえば、本部が唐突に消えて出てこなくなった。
もしかして久し振りに解説できるとやる気を出したらババアキスで卒倒したのかも。 本部は迂闊に強者ぶったから居場所がなくなってしまった。
一番孤独なのは本部なのかもしれない……