ダクソ1の対戦バランス

ダークソウルリマスター(以下、ダクソR)やってます。
ダクソ1はぶっちゃけ当時はかなり嫌いだったのですが、クソ2クソ3の後にやるとダクソ1は本当に面白いことに気付く。
いや、クソ2はクソ2なりに挑戦的だったりして面白い部分もあったけど。
クソ3は語る部分が何もなさすぎる凡作中の凡作。
そんなダクソRの対戦バランスについて。


さて、ダクソRはシステム的にもビルド的にも抜けて強い要素が多いものとなっている。
脳筋なら大型武器でスタブ(※1)を1回取れば致命傷を与えられ、技量なら残光(※2)チェインで致命傷を与えられ、魔術なら結晶槍(※3)や飛沫(※4)で致命傷を与えられ、奇跡なら怒り(※5)で致命傷を与えられる。
致命傷だらけじゃねえか!


※1 スタブ
バックスタブの略称。
相手の真後ろから攻撃を行うことで専用モーションの攻撃を行う。
相手のガードを無視して大ダメージを与えられる上に動作中無敵で妨害されない。
さらにダウンを奪えるので起き攻めを狙えると弱い部分が何一つなく非常に強力。
また、対戦においては(仕様で)相手の振り向きにタイムラグが生じるので、正面から唐突に相手の背中を取ってスタブを決める(通称スレスタ)という現象が起こる。
如何にスタブを狙うか、如何にスタブを返すか、如何にスタブをかわすか……
ダクソの対戦の駆け引きの中核を担う非常に重要な要素となっている。

※2 残光
黄金の残光。DLCで追加された曲刀。
攻撃力そのものは並み程度だが出血値が非常に高く、数回当てるだけで追加ダメージを与えられる出血を誘発できる。
そのため、実質的な火力は非常に高く、一度当たればほぼ即死まで持って行ける。
また、恵まれた火力を持っているだけでなく、攻撃速度が速い、攻撃範囲が広いと他の要素も一通り揃っており、単純に強い武器。
一方でスタブ火力が低いため、前述のスタブを絡めた駆け引きでは持ち味が生きにくいのが弱点。

※3 結晶槍
ソウルの結晶槍。射程の長い光弾を放つ。
特筆すべきはその射程と威力で遠距離から致命傷を与えられる。
一方で発生の遅さから見合っている時に当てられる性能ではない。
主に闇討ちで用いる。

※4 飛沫
闇の飛沫。拡散弾を放つ。
その性質上、密着で全弾当てるように撃つことで大ダメージを与えられる。
発生も速く実戦で密着当てを積極的に狙っていける。

※5 怒り
神の怒り。自分の周囲を吹き飛ばす。
威力と発生を兼ね備えており対処は困難。
ただ撃っているだけで驚異となる。


ダクソの対戦においてはそれぞれのビルドや戦法に強弱はあれど、概ねどれも一芸を備えている。
これらのオフェンスにディフェンスが追いついておらず、自分のペースにハメれば勝てる。
よく言えばどのビルドにも勝ち筋があり、悪く言えばクソの投げ合いとなっている。
そう、クソの投げ合いなのである。
この前提を知らないプレイヤー、つまりは対戦慣れをしていないプレイヤーは理不尽なくらいにあっさりと殺されてしまう。

このクソの投げ合いという前提を踏まえた上でダクソRの対戦をやるとまぁ楽しい。
自分の強力な勝ち筋をどう押し付けるか、逆に相手の強力な勝ち筋からどう逃れるか。
この実にサツバツとした殺し合いは他のゲームではなかなかないダクソRならではのものでして。
競技的な駆け引きやバランスはそこにはまるで存在しないけれど、妙にアドレナリンが出る気持ち良さがあるのだ。

そんなわけでダクソRの対戦はクソだけど、全部クソだからこそ結果的にはバランスが取れている。
均質さや上品さはないけれどやってて何か楽しくなるフロムゲーらしさが如実に表れていますね。
ダクソRはこうした尖った部分を去勢することなくそのまま移植したのは偉い。
これからダクソRをやる人はクソをクソと受け入れて楽しむようにしよう!
なお、最新作にして最終作のクソ3はクソな部分を削ろうとした結果、下痢便の塗り合いになった。
クソの投げ合いはまだゲラゲラ笑えるけど、下痢便の塗り合いはちょっと……