バキ道感想 第18話「結髪」

さらばオリバ! 驚き役として生まれ変われ!
まぁ、オリバ刑務所編が終わってからのオリバは驚き役な感じもしましたが。
一度驚き役となった戦士が再度戦うと加藤や末堂のようにちょっと悲惨な負け方をしてしまうのかも。
そんな加藤と末堂を使えるバキのスマホゲー、グラップラー刃牙 アルティメットチャンピオンシップは悲しいことにサービス終了するようで。
本部が使える唯一のバキゲーだったのに……そもそも、バキゲー自体少ないのですが。


さて、今回の二代目野見宿禰。
脅威の12ページに渡って髪を結う!
バキ感想書き泣かせだ! 泣かせすぎる!
こんなのどうやって感想を書けって言うんだよ!?

お、落ち着こう。
よし、落ち着いた。
宿禰は髪を結っていた。
こういうのは力士なら床山に任せるものだけど、珍しくと言うべきか、宿禰は自分で結っている。
土俵の綱のような独特の髪型も前髪を結って作り上げたものだった。
ただの大銀杏に甘んじることのないオリジナリティは宿禰のオシャレか、それとも古代相撲の伝統なのか。

……うん、ここまでが限界! 無理!
本編のちょっとした描写から気合いの深読みをして楽しむのがバキ感想書きの使命なのですが、今回は非常に難易度が高いですね。
過去に感想の難度が高いと感じたのはオリバとマリアさんのじゃんけんだけど、それに匹敵する難易度の高さですね。
今思えばあれはオリバとマリアさんの関係、依存性を物語っていたから、力士が髪を結うよりはコメントしやすいカモ……

さて、みっちゃんの前にある男が座っていた。
みっちゃん曰く痩せた、男曰く100キロほど減ったとのことである。
その男は元横綱金龍山である。
ついに出ちゃったよ、金竜山!?

バキ世界における力士の代表格であり、本部に勝った男が金竜山である。
本部が秘められた実力を披露した以上は、その本部を倒した金竜山に注目が集まるのは必定。
相撲が表舞台に立ったこともあるし、この男が出てこないわけにはいくまい。

でも、本部って実力を披露したわりにあまり株は上がっていないんですよね。
ジャックに勝ったとはいえあの時のジャックは妙に隙だらけだったし、武蔵に勝ったとはいえピクル戦の後で消耗している上に本人曰く練習試合だったし。
あと武蔵を守護ると言ったくせにその後はノーフォローで暴走させてしまい、数多の警察たちが惨殺されたこともマイナスだ。
本部はバキ世界のパワーバランスに混沌をもたらすだけもたらして、勝手に解説役に戻った這い寄る混沌の勢力だ。

そんなわけで本部に勝った金竜山もあまり株が上がっていない気がする。
本部に勝っても猪狩に負けているわけだし。
しかも、金竜山も親方も認める相撲での敗北だ。
……うーん、この人、やっぱりいまいちかも。
いや、普通にいまいちなのかもしれないところを本部が急進してわけがわからなくなったんだよ……!

あと今回出てきたのは金山だ。
我々の知る本部を倒した金山とは別人かも。
本部もそうなんだけど扱いがいいのか雑なのか、よくわからないですね。

金竜山もとい金龍山は退職したようだ。
100キロの減量を考えると現役引退後、親方になり、その親方を退職したのだろう。
金竜山のモデル、貴乃花のエピソードをなぞっていますね。
そうなると最大トーナメントからバキ道までの長くて2年の間に横綱引退、親方就任、親方退職の濃密な生き方をしている。
ま、まぁ、時系列にはあまり突っ込まないでおこう。
バキ自体がその辺の整合性はあえて無視している作風である以上は野暮ですしね。

「協会へ在籍したままでは喧嘩できませんから」

「いいのか…?」「相手は世界最大の格闘技組織じゃぞ」

まるで別人のようになった金龍山だが退職、相撲協会から脱退したのは野望があったからだった。
世界最大の格闘技組織が何を指すのかはわからない。
ぱっと思い当たるのは神心会だ。
あれは格闘技組織というよりも過激派宗教団体に似た危険性を感じますが。
あるいは本部流柔術かも。全然世界最大じゃないけど。

金龍山は引退した身ながら闘争心は健在のようだ。
この辺は相撲は踊りじゃないと最大トーナメントに殴りこんだ盛時の意気込みを感じさせる。
アライ父もですが引退するとむしろ野望が大きくなる格闘家は多いですね。

「お忘れですかわたしの現役時の「通り名」を」
「ガチ横綱」


初耳だよ、金龍山!
やはり、我々の知る金竜山とは別人なのか?
ともあれ、八百長だ何だのと不正が騒がれる相撲界において、ガチ横綱と呼ばれることには一定以上の意味があるだろう。
でも、ガチが基本のバキ世界においてはどうなんだ?
いや、そのガチ横綱っぷりでガチ柔術家の本部に勝っているのなら大きいのかも。

ともあれ、金龍山は元ガチ横綱として世界最大の格闘技組織と喧嘩する気だ!
世界最大の格闘技組織と喧嘩の意味の双方が伏せられているので仔細はまだわからない。
それでも偉大なる本部キラーとして今回の騒乱の発起人となったのは間違いないようだ。

そんなみっちゃんと金龍山の席に宿禰が遅れてやってくる。
何か礼儀正しいのか慇懃なのか、よくわからん人ですね。
とりあえず、髪を結うのに相当なこだわりを持っていることはわかった。

「この子がいなけりゃ」「この度の「退職劇」もなかった」

金龍山を突き動かしたのは宿禰の存在が大きいようだ。
宿禰は現代相撲とは異なる古代相撲の使い手とはいえ、史上最強の力士には違いない。
となれば、世界最大の格闘技組織に喧嘩を売る尖兵としてこれ以上の人材はいない。
金龍山の目的と宿禰スカウトの流れが語られるのだろうか。

とりあえず、バキ道は世界最大の格闘技組織VS宿禰が主体になりそうですね。
そう思わせて横道に逸れることは日常茶飯事だけど……
復活予定の死刑囚たちもいるし横道に逸れることは確定路線の気もする。
とりあえず、柳はゆうえんちエディションで出場できるといいですね……
手始めとして株を落としまくった花山外伝版マスター国松を粛正してくれるとちょっと嬉しい。
次回へ続く。