バキ道感想 第24話「宿禰の修行」

宿禰の最新にして最古の筋トレが行われる!
死刑囚たちが復讐に向けて胎動する中でのんびりマイペースな宿禰だ。
お前は刃牙かよ。


小池は腰を落とした宿禰のトレーニングを最新・最古・最高の筋トレだと断言する。
最高まで付けますか。
最古が最高だけならまるで美味しんぼだが、最新まで付くと美味しんぼじゃなくなる。
美味しんぼは最新の料理は取り扱いませんからな。
最古こそが最高というサイコな思想で美味しんぼは成り立っています。

美味しんぼは置いておいて、みっちゃんは小池に反論を投げつける。
近代トレーニングを軽んじてはいないかと。
激しく身体を動かすのは無論として、食事にも気を遣い、サプリメントも取り、時として薬物さえも使う。
この徹底した姿勢の元に行われるのが最新のトレーニングであり、まったく動きのない宿禰のトレーニングは最新とは言い難いと。
馬鹿な!? みっちゃんが至極まともな反論をしている!?

だが、たしかにみっちゃんの言う通りだ。
黙って中腰になるのは負荷はかかれど最新とは言い難い。
でも、烈は站椿で強くなったしドリアンは現在進行形で站椿で強くなってる。
バキ世界の中腰は侮れないのだ。

対して小池は宿禰は激しく動いていると言う。
宿禰は立ち合っているのだ!
強敵と!
小池は一体何を言っているのか。
これにはみっちゃんも反応に困るだろう。

「なんで「エア力士」なの?」

意味が通じた!
さすがエアのマイスター、刃牙を知る男だ。
小池の言う強敵がエア力士だと即座に看破した。
まるで玄人同士の戦いですな。
そして、エア力士にも異論を投げつけるのだった。
今日のみっちゃんは妙に常識人ですな。
刃牙道でクズだった反動でバキ道では常識人になっているのかも。

何故、本物の力士とやらないのか。
部屋に入門する、大学の相撲部へ行くと選択肢はいくつかある。
ここで一度脱線しますが大学の相撲部を挙げることから、宿禰の年齢は大学生相応みたいですな。
若者と形容されるだけあり相応の年齢なのだった。

全てを見通すような、言い方を変えれば何かエラそうな小池だが、最初はみっちゃんと同じく実際の立ち合いに勝るものはないという意見だった。
だが、宿禰からこのトレーニングの真意を聞かされて納得したようだ。
その力士とは2メートル体重250キロという超弩級の力士であった。

「デカ過ぎじゃ」「動けるサイズじゃないわ」

また、まともな反論をした!?
2メートル以上の身長に200キロクラスの体重で動き回るジャックやピクルのような人間がいるからありえそうな数字だが……
だが、常識で考えるとありえないので常識を武器にみっちゃんは反論するのだった。
だからこそ、非実在力士になる。
それに対しても欧米人ならありえるサイズだとまた常識的な反論をする。
みっちゃん、一体どうしたのだろうか。さすがに常識が大事だと思い直したのだろうか。
それならまず握力だけでダイヤモンドを作るのは不可能と突っ込んで欲しい。

だが、小池が言うには全方向への250キロのようだ。
全方向の意味はあらゆる方向へ250キロの機動力を持つ、つまりは全方向へ250キロで落下する力士なのだ!
何かキロはキロでもkgとkmが混同しているようでややこしいですな。
全方向へ250kmの速度で動けるのなら凄まじいが、250kgの重さをかけられるのならあまり大したことがないような……

さらにその力士は回転する。
縦に横に斜めに250キロで回転する!
さらに押して引いて投げると相撲の駆け引きを駆使する!
もはや力士というよりも人間というよりもただのエネルギー体ですな。

ともあれ、そんな規格外との戦いが宿禰のトレーニングなのであった。
ついに出てきたロクな実戦もせずリアルシャドーだけで強くなった戦士である。
刃牙でさえ一応は実戦を重ねていたのに……何か最近はリアルシャドーばっかやっている印象ですけどね……
刃牙をこじらせれば宿禰のようになるのかも。

宿禰は強大とはいえ空想の敵と戦い続けている。
オリバを遠慮なく殺したのも空想の力士は毎日殺しているからかも。
近未来を題材とした作品によくあるシミュレーションで育った世代ですな。
若者らしいと言えば若者らしいような。

みっちゃんはこの強大な相手に疑問を抱く。
守護神と呼ばれるには不自然にハードすぎると。
宿禰の杜は外敵の襲来を受けるどころか、認知さえされていなそうだ。
過度の強敵を仮想敵にする必要はたしかにあまりない。

「大相撲に」「鉄槌をくだす」

小池は強大な敵を仮想敵にするのは大相撲に鉄槌を下すためだと語る。
宿禰の任務は防衛ではなく侵略。
ならば強大な敵を仮想敵にする必要はあるかもしれない。
が、問題は大相撲には250キロで自在に動けるような人間離れした力士がいるのか?
みっちゃんはそんな力士はいないと否定しているし、大相撲の頂点の横綱も宿禰としては四股が甘いと未熟者扱いだ。
事実としては大関は別に強くなかった。
強くなるに越したことはないとはいえ、ここまでの強敵はいないように思える。

こうなると宿禰よりもバキ世界の大相撲の方が気になってくる。
腐敗しているとは言うもののこれほどの仮想敵を見積もるくらいだから何らかの強者を抱えているのかも。
独歩は相撲自体を評価しているし大相撲にも本物がいるのかもしれない。
それが宿禰の真のターゲットだったりして。
刃牙が忘れ去られたまま、次回へ続く。