バキ道感想 第33話「格闘(たたか)ってみんか?」

4人の力士じゃない力士が地下闘技場に集った!
これは相撲をやるしかないぞ。
やるしかないのかぁ?


さて、本編の前に今回は異例なことに編集からのお詫びがある。
前回の刃牙の台詞の「完成しきった250キロのガタイに」は誤りで「完成しきった200キロのガタイに」が正しいようだ。
たしかに200キロなのか250キロなのか、どっちだよとはなるけど、この辺の設定が上下するのはわりとあることなので普通に見過ごしていた。
ピクルの体重が100キロなのか200キロなのか、身長2メートルなのかジャックと並ぶくらいあるのかどっちだよと。

なお、この訂正は編集側のミスなので訂正したようだ。
つまり、板垣先生の勘違いによる設定の錯綜は訂正なしになるのですな。
何とも大人の事情があるようだ。

訂正を挟みつつ時は遡る。
イタリアンのレストランで独歩とみっちゃんが食事をしていた。
独歩はとにかく食っている。
55歳を迎えてなおその肉体は成長段階のようだ。
刃牙を相撲で一蹴しているしその肉体は勇次郎と戦った時よりも鍛え上げられている!

「相撲と格闘たたかってみんか?」

そんな力士並みの食事をする独歩をみっちゃんは相撲との戦いに誘う。
宿禰という個人名じゃなく相撲という格闘技を挙げたことがちょっと気になる。
宿禰と大相撲の戦いに割り込ませるつもりなのだろうか。
というか、宿禰VS大相撲はどうなったんでしょうね。
金竜山もどうなった。

みっちゃんは三度格闘たたかってみんかと問う。
よほど相撲と戦わせたいようだ。
さすが武蔵を野に放った男である。
まぁ、相撲なだけまだマシだろうか。
こんな感じにオリバは贄と捧げられたんだろうな……

「お相手は格闘技界最大のブランド」
「断る選択肢は無ぇやな」


何か相撲が高く評価されている!
独歩の相撲への評価はわりと一貫している。
あの本部との戦いでも相撲が勝つと思っていたようだった。

でも、格闘技界最大のブラントなんてちょっと言い過ぎではないでしょうか。
最大のブランドのわりには今日に至るまでほとんどスポットライトが当てられなかった。
むしろ、バキ世界の最大のブランドは神心会のような……
いや、だからこそ、相撲を意識しているのかも。
相撲が本気になれば神心会を上回る勢力となるのだ!

そんなわけで独歩は相撲との戦いを承諾した。
今の独歩はフィジカルを重点的に鍛えている。
フィジカル勝負となる相撲との対決は望むところなのかも。

次は花山である。みっちゃんが花山を誘うのであった。
相撲と戦うなんてあまりにも唐突な話だ。
まして職業格闘家ではない花山にとってはなおさら唐突だろう。

花山はこの誘いには即答しなかったが少し間を置いてやることを決める。
花山としても相撲は戦いたい相手なのだろうか。
フィジカルのみで戦って来た花山にとってフィジカルの極みの相撲は越えるべき壁なのかもしれない。

しかし、オリバが一蹴されたのに花山を誘うなんて酷なジジイだ。
花山とオリバの属性はパワー重視のフィジカル自慢という点でかなり似ている。
なので、花山は同じく悲惨な目に遭ってもおかしくない。
あるいは武蔵に殺されかけたことで新たな境地に目覚めたか?
構えている隙に斬られるようなテレフォンパンチを止めたとか。

ところで武蔵に斬られた左目は一見無事だが瞳孔の色が失われている。
前回の時点でそうなのですが突っ込み忘れました。
無事なものの視力が失われているのか、あるいは義眼なのか。
何にせよ生き延びたには生き延びたが五体満足とは行っていないようだ。

「かまわんよ」「減るもんじゃなし」

次は渋川先生だ。
少し間を置いてから決断した独歩と花山とは異なり第一声からこれである。
相撲はビッグネームであると同時に渋川先生ほどのベテランでも立ち入ることのできない領域だったのだろう。
そんな相撲との立ち合う機会をずっと窺っていたのかも。

「地上最大の剛力集団「大相撲」…」

渋川先生も相撲を高く評価している。
それも相撲という格闘技ではなく大相撲という組織を高く評価しているようだ。
大関は宿禰に無残にも敗れたけどあれは大相撲のごく一部ということだろうか。
本気を出した大相撲には地下闘技場戦士たち並みのファイターが揃っているのか?

にしても地上最大とはデカく出ましたな。
たしかに身体をデカくすることを第一に鍛えるのは格闘技としては異質だ。
それが相撲の評価に繋がっているのだろうか。
その分、持久力に何を抱えるところだけどバキ世界において持久力はかなり無視されているパラメーターだ。
スタミナが戦いに絡んだことは一切ない。
なので、飛び抜けた筋力と瞬発力が発揮される完全無欠のファイターが力士なのかもしれない。

「見れるかもしれんぞ」「「合気」の限界てもんを」

渋川先生は合気の限界を見れるかもしれないと言う。
その合気の限界をわりと頻繁に見せられている気がする。
ジャックに捕まれたり、Jr.のハンドスピードに遅れを取ったり、武蔵の踏み込みに対応できなかったり……合気はけっこうやられている。

とはいえ、今までは卓越した能力を持つ個人に遅れを取っている。
なので、普通のボクサーなら余裕で反応できるし、佐部レベルの剣客なら対応できそうだ。
相撲に関しては相撲という格闘技そのものが合気の限界に迫るのだろうか。
卓越したバランス感覚によって崩せなかったり、圧倒的なパワーで合気を使う余裕さえ与えないとか。
一方で限界が見れるかもしれないと言いつつも二つ返事で受けた。
バキ世界屈指の曲者だけに何か策や自信があるのか?

最後は克巳である。
今日も鍛錬に励む克巳だが隻腕というオリジナルは完成には至っていないようだ。
刃牙道の序盤では完成の域に達していると渋川先生にお墨付きをもらったんですけどね。
克巳本人としてはまだまだということだろうか。

なので、相撲との試合には唯一乗り気ではないようだ。
克巳も独歩と共に相撲を評価していた。
あと相撲相手に小指を捕る本部を馬鹿にしていた。
だから、不完全な隻腕空手では相撲と戦っても負けるだけと踏んだのだろう。

「烈 海王との」「2人掛かりではどうじゃ?」

何故そこで烈!?
みっちゃんの予想外な、それでいてどこかサイコな申し出である。
烈は公式に死んでいる。
まぁ、無理矢理生き返っても全然一向に構わん!のだが、死んでいる以上はどうしようもない。

その烈との二人がかり……
なかなか意味を掴みかねる。
しかし、当事者の克巳なら理解できるかもしれない。
そうだ、そうに違いない。
あるいは亡き友の名を出されて怒るかも。
怒っておけ!

「なにが?」

何だ、この塩対応!
みっちゃんに対する解答としてはベストオブベストですがね……

そんなわけで烈海王との二人がかりは謎のままだ。
実は烈が生きていて克巳に教授、隻腕空手を完成させるのか。
あるいは寒子に烈の霊を克巳に降ろしてもらうことで、空手と中国武術を融合させ隻腕空手を完成させるのか。
人道的にどうかと思う選択肢としては烈の腕を克巳に移植するのか。
みっちゃんの考えはちっとも読めない。
いずれにせよヤバいことを考えていそうだ。

そんなわけで現在に戻る。
今回勧誘された戦士たちが宿禰の前に立つ!
やっぱり、本部いねえ。
本部がいないのは素手の本部はいまいちだからですかね。
武器本部の手強さはみっちゃんどころか万人は認めつつも、素手本部の弱さは万人どころか本部本人が認めている。
そりゃ呼ばれん。そして、扱いに困るランクの上げ方をしやがって。

相撲との戦いを了承する台詞のない克巳だったが、地下闘技場へ訪れている。
みっちゃんの姦計に乗ることを選んだようだ。
つまり、烈との二人がかりで戦う!
これに関しては気になるだけに答え合わせをちゃんとやって欲しいですな。
最近のバキは準備をしたのに出番のない人がけっこういるしね。
武蔵に備えて鍛錬していた昂昇とか紅葉とか。

「紹介されるまでもなくワカります」
「皆さん力士だァ♥」


みんなが力士じゃないから紹介させろ!
前回に引き続いての反応である。
よほど全員を力士扱いしたいようだ。

というわけで、話があまり進んでいない。
一歩進んで一歩下がる展開が最近は多いですね。

[一歩しか進んどらん!!!]

アオリでも突っ込まれちゃった!
バキ道は大分安全運転ですからな。
ただ復活しそうな死刑囚と楽しみな展開が待っている。
なので、もうちょっとスピードを出していいのよ?
というかブレーキ壊して事故っても私は一向に構わん!
次回へ続く。