バキ道感想 第43話「VS関脇 獅子丸」

ついに最後の力士が登場だ!
最後くらいは地下闘技場戦士と戦って欲しいものですな。
アイアン・マイケルでも許そう。
むしろ、アイアン・マイケルがいい。
あいつ、銃殺されるほどの規則違反を犯したわけだけど生きてるのかなぁ……


まぁ、5人が無名格闘家なら最後も無名の統合格闘家。
伝統派空手の宮入暦三が入場する。
宮入は思いきり胸を張り大股歩きで歩いていた。
不自然なくらいに傲慢不遜な男である。
ついに歩き方で個性を付けてきた!
いや、そこかよ。もうちょっと別の場所で個性を付けよう。

そんな過度に胸を張る男、宮入だが傲慢さに誹謗中書は絶えないようだ。
だが、それを実績で黙らせてきた。
急所を的確に撃ち抜くことが宮入の得意技だった。
特にバキ世界において非常に有効なアゴを打ち抜いている。
条件さえ揃えばピクルにだって通用するのがアゴ狙いの打撃だ。
まぁ、その条件は範馬刃牙なんですけどね……
ともあれ、その打撃を使いこなせることから宮入の強さを物語っている、気がする。

みっちゃんが語るには宮入は伝統派空手出身のようだ。
伝統派空手と言えば夜叉猿に対して人間じゃねえという迷コメントを残した栗木拓次だ。
いや、どうみても人間じゃねえよ。
どうみても錯乱していたとはいえそのコメントはねえよ。
加えて「ヒャいいい~ッ」「はひいィィ~」という雄叫びも評価が高い。
おまけで本部初登場時に側にいた弟子と容姿が酷似している。

バキ世界において伝統派空手は扱いが悪い。
まぁ、扱いの悪さは栗木拓次がほとんどを担っているんですけどね。
栗木拓次の面白さが異常過ぎた。
中学時代の刃牙と戦った伝統派空手の人、西田徹はそこそこ善戦していたんですけどね。
まぁ、弱かったけど……

伝統派空手はその攻撃の初速が武器となることはバキにおいても語られている。
餓狼伝の神山徹もボクサー以上の初速を誇っていた。
その初速に加えて寸止めルールによって鍛え上げられた精度が宮入の得意技である急所攻撃に繋がっているのだろう。
不自然な歩き方は置いておいて、その強みには納得感がある。
あとは強ければ文句なしなんですけどね……

宮入は力士との戦いをもっとも望む格闘家であった。
急所を撃ち抜けば体重など無関係!
実際、バキ世界では急所あまり関係なく体重は無関係だ。特に範馬刃牙。
宮入よ、お前は範馬刃牙になれるか?

宮入が伝統派空手から統合格闘技に移ったのはやっぱり殴りたかったからなのだろう。
不遜な態度はそこに表れているのか。
モブ格闘家軍団では一番の年配だけど一番不遜そうだ。
年相応にせいや。

対する力士のオオトリを務めるのは関脇の獅子丸であった。
幕内優勝3回に金星18個、つまり横綱に18回勝っている。
うーん、バキ世界の横綱は強いのか弱いのかわかりませんな。
いや、金竜山の印象がいまいちすぎるってのが大きいのですが。
それとも獅子丸が強いと言うことか?

会長は獅子丸を「ケガさえなければとうに横綱」「史上最強の関脇」と絶賛する。
また、巨鯨を投げたのは零鵬と獅子丸だけのようだ。
悲しいことに巨鯨が戦う前から試し割りの瓦になってしまっている。
うーん、巨漢の呪いは根深い。
既に他の力士を立てるために下げられる立場になってしまっている。
地下闘技場戦士との戦いでもせめて面白く葬られて欲しい。

そんな獅子丸はパワー自慢であった。
デッドリフトは400kg超! ベンチプレスは200kgを突破!
……オリバよりは力ないですな。
パワー自慢なのに数字だけ見れば平凡だ。
正直、どう反応すればいいのか困る。

「宮入暦三なら見せてくれるハズ」「体重差サイズを超越した「武」の何たるかを」

ジジイ、それなら鎬昂昇でも連れてこい。
あいつは出番を求めているぞ。
ともあれ、みっちゃんは宮入に期待していた。
巨鯨にやられた火飲辺りには何も期待していなかったんだろうな。
岩波混沌カオスなんかは名前が面白かったから採用した気がする。

獅子丸は真っ向からぶちかます。
力士の瞬発力は尋常ではないのか、アーロン村瀬は見事にぶちかましでカウンターを喰らっている。
だが、宮入の前蹴りはぶちかましを上回りそのアゴを貫いた!
伝統派空手ならではの初速だ。

さらに親指を立ててこめかみを打つ。
これは本部が金竜山に決めた技だ!
本部の時は両手で突いたのだが、今回は片手である。
代わりに振りかぶっているから威力という点では相違ないだろう。
なお、本部のこの技は金竜山にはまったく通じなかった。
……宮入よ、それは……不味い……

だが、獅子丸はこのこめかみ撃ちによって膝が崩れる。
き、効いている!
かろうじて両腕を回して組み付くものの膝を付いてしまう。
このピンポイント急所攻撃によって失神したのである。
ま、負けた! 力士が膝を付くのは敗北同然!

この獅子丸の姿に宮入は両腕を広げて笑みを浮かべる。
残心はどうした!
競技者としてはこうしてアピールするのは正解だけど、武道家なら残心しないと。
宮入は統合格闘技という興行に身を置いたために武の心構えが鈍ってしまったのかも。
不遜な態度に見合った油断癖であった。

「宮入暦三 脊髄損傷」
「長期静養やむ無く…」


即座に復活した獅子丸が鯖折りで勝負を決めた。
宮入はモロに油断していたので何もできずにやられてしまうのだった。
自慢のパワーが活かされた。
でも、獅子丸は膝を付いているから相撲としては負けている。
勝負に勝てど力士として負けてしまった獅子丸であった。

獅子丸は戦果のわりに結果が伴っていないのはこうしてうっかり負けることが多いからなのだろうか。
ケガが多いのもそういうことか。
だが、ノールールならこの油断癖も脅威のパワーで補える……
獅子丸は相撲には向いていないが実戦には向いているタイプの力士だろうか。

というわけで力士たちが出揃った。
一体、誰と誰が戦うのだろうか。
とりあえず、零鵬は宿禰だろう。
宿禰は零鵬の四股が甘いと言っているわけだし。
小兵の炎は意外とパワーキャラだと発覚した。
小兵同士の渋川先生と戦うかと思ったけど属性が違うのでマッチングがなかなか読みにくい。
刃牙は属性が似ているからいいかもしれない。
巨鯨はまぁ巨漢だし適当でいいですね。
サンドバッグということで新生克巳にボコボコにしてもらってもいいかも。

博士の猛剣は技量キャラ同士渋川先生ですね。
お互いに技術を尽くした戦いになればいいのだが。
打撃自慢の鯱鉾は独歩はどうだろうか。
今更三戦を使ったらちょっと笑う。
最後の猛剣はパワー自慢同士ということで花山はどうだろうか。
お互いにうっかり癖があるから相性はいいかも。

これでやっと力士たちの紹介が終わった。
次は地下闘技場戦士……となればテンポが悪いのでサクッと試合に移って欲しいですね。
そして、忘れられかけている宿禰に哀悼の意を。
宿禰もよもやこんな展開になるとは思わなかったであろう……
次回へ続く。