バキ道感想 第69話「漢比べ」

お盆が明けてバキ道が再開だ!
だが、次号休載!(ネタバレ)
かつてはジェットコースターのような漫画だったけど、のんびりペースになりましたな……


「奇妙な…………」「およそ――――闘争たたかいには不向きな」「不可解な姿勢フォームだった」

花山の独特なフォームの解説から始まった!
武蔵の時も特異性に触れられたが今回も触れられた。
この調子で侠客立ちまで触れたら静岡県のアニメ事情みたいになってくるぞ。

花山のこの構えは守りを一切捨てたオフェンス特化型であることが語られる。
この思想はかつて刃牙が夜叉猿に放った格闘技のセオリーを無視した一撃と似ている。
これを対獣ではなく対人でやってのけるのが花山薫のオリジナルか。

なお、反撃を無視した構えながらも意外と反撃を喰らっていない。
反撃を許さぬほどの豪打だからか。
そして、大振りの弱点に付け込んだ人間も意外といない。
武蔵だけは構えた時点で斬って一定のダメージを与えたが、それは武器を持っているのが大きいか。
素手なら攻撃力不足で花山のタフネスを崩せず豪打をカウンターの形で受けてしまうのかも。

花山の一撃への解答としては刃牙が行ったカウンターが正解に近いだろうか。
受けは通じないことは克巳や稲城文之進が証明している。
そんな花山の豪打に対して鯱鉾は、相撲はどうする。
受けるか、かわすか、潰すか、迎撃するか。
相撲の深淵おくぶかさが試される!



「ダ~~~~~~~~~~~~~~~~~ウン!!!」「初弾一パツ!!」「大相撲がヤクザパンチにブッ倒されたァァァァァ!!!」

普通に棒立ちで喰らってダウンした!?
あまりの一撃に前歯がまとめて吹っ飛ぶくらいの一撃だった。
スペックや武蔵と言った化け物にも通じたパンチだ。
如何に奇怪な強さを見せる力士とはいえこうなるのは道理だ。
設定というよりもこれまでのシリーズに基づいた描写に一安心ですよ。

でも、いくら何でも無防備で喰らうのは迂闊すぎる。
ガードしないにせよぶちかましをするなりすればいいのに。
独白では花山への油断が見えたしその結果の大惨事であった。
2連敗している時点でもうちょっと警戒するべきだと思うのですが……

「力士を一パツで大の字かァ…ッッ」

「「打たれる覚悟」に―――――――」「「打つ覚悟」が勝った格好だ」

このある意味珍事に刃牙と克巳が大変わざとらしく驚く。
これまでの描写からはごくごく自然な結果である。そりゃそうなりますよ。
むしろ、ここでやっと今までのシリーズに基づいた描写をしてくれたことが驚きとも言える。
お盆でかつてのシリーズの霊が生き返った……のかも……

それにしてもこいつらの驚き方はわざとらしい。
加藤や末堂はもっと自然に驚いたぞ。
君たち、ダメ!
いや、自然に解説してくれる人がいないのもダメなのかも。
来い、本部!
というか、また観客席最上段で観戦かよ。
試合が終わる度に控え室へ行って、始まる度に最上段へ行くのは大変じゃないか?

「決着」「――ではないのか徳川さん」

散々相撲の肩を持った金竜山でさえ鯱鉾のダウンを見て決着だと感じていた。
何せ倒れぬはずの力士が一撃でダウンしたのだ。
そして、これまでの力士はダウンすることは決着として描かれてきた。
この感想も必然か。

だが、鯱鉾は起き上がろうとしていた。
花山の一撃を受けて瀕死とはいえ闘志は折れていないようだ。
そして、花山も追撃できる状況ながらもハンドポケットで見守っている。
克巳戦の時から変わらない花山主義ですな。
もっとも、克巳の時からダウンから引き起こして殴ったりしたので、花山の気分や余裕によるものがありそうだけど。
余裕がなかったスペック戦は徹底的に叩き潰した。

鯱鉾は背中に砂を付けながらもかろうじてだが起き上がる。
これを見届けて花山はポケットから拳を引き出す。
勝負ありの声が発せられていないことからまだ試合は続くようだ。
しかし、鯱鉾は瀕死。花山は余裕。
このままでは勝負にならない。
ここから一体どうなるのか。

1.花山が花山パンチで普通に倒す
まぁ、さすがにもう無理でしょ。
そもそもダウンしたのは力士としては敗北同然。
一番の注目カードである克巳の試合へ移るのであった。

2.範海王再び
花山が背を向けて鯱鉾が追いかけようとするがダウン。
わけわかんねぇ……
範海王の時との違いはそこまでわけわからなくないことですね。

3.謎力士パワー炸裂
力士軍団は既に渋川先生と独歩相手に食い下がっている。
ならば花山相手にも食い下がることができる!
ここから食い下がるのは奇怪なものを感じるけど、まぁそれは元々ということで。

4.催眠術
実はダウンした鯱鉾は催眠術が生み出した幻影!
現実は花山が突っ張り連打で打ちのめされて屠られていたのだ!
こういうのって大抵……夢……

花山はグラップラーとして当然のことをしたのだが、あまりにも当然すぎて相撲ワッショイの時代に反している。
なので、なかなか次の展開が読みにくい。
ここで鯱鉾の腹を食い破ってガーゴイルなんかが現れると予想外すぎて盛り上がるのだが、さすがに魔界の軍勢が出てくるのは早いか。

ともあれ、力士との戦いはじょじょに古代相撲に近付いている。
渋川先生VS巨鯨は重篤なダメージが出た時点で巨鯨の心が折れた。
独歩VS猛剣は耳切断や腕破壊といった重篤なダメージを与えても試合が続行。
加えて蹴りにダウンへの追撃と相撲以外の駆け引きが行われた。
花山VS鯱鉾ではダウンという相撲における完全敗北を経ても戦いを続行するようだ。
この辺の変化をちゃんと触れてくれれば嬉しいんですけどね。
リプレイとかインタビューとか変なところだけ丁寧にやりやがって……!

初手から激動の試合となった。
次回へ続く。
そして、次週は激動の休載!
我々は花山のようにのんびり待つしかないですね……