アケコンのレバーを修理した



こんにちは、最近はただのゲーム大好きおじさんになりつつある小生です。
そんなゲーム大好きライフの一つであるアケコンの修理について。


まず、アケコンのレバーが壊れました。 入力していなくても常にレバーが右方向に入力され続ける。
使っていたレバーは三和静音レバー。
5000円くらいするレバー業界の中ではまぁまぁの高級品ですね。



アケコンをバラしてレバーを見てみると原因は一目瞭然。
レバーの中には画像のようなスイッチがあって、レバーを倒すとこのレバーがオンになり信号を送る仕組みとなっている。
で、このレバーのスイッチのバネが切れたのか、常にオンの状態になっていました。 左が故障したスイッチ、右が正常なスイッチなのだけど、右側は力が加わっていない状態ではスイッチがオフ、灰色のパーツが突き出しているのに対して、左側はスイッチが戻らず常にオンになってしまっています。

三和電子さんは部品ごとに販売を行っています。
つまり、今回の件だとスイッチ部分だけを売っているのでそれを購入して交換すれば安上がりに修理完了となります。
が、静音レバーに関してはレバー部分丸ごと全部一括でしか購入できない。 静音レバー用スイッチ単品の販売がないわけですよ。
これは静音レバー自体、けっこうな微調整を加えた一品なので、部品バラ売りして通常レバーとゴチャ混ぜにさせられて想定外のレスポンスになることを嫌っての措置かなーと。
別に丸ごと売って利益を得ようとかそういうのじゃないと思います。多分。

そんなわけで高く付くけどまた静音レバーを購入。
まぁ、運が悪ければこんなことはあるだろう、と。
乱数はクソ。
で、新しい静音レバーで楽しく遊んでいたら、数ヶ月後に再び同様の症状が発生しました。
乱数はクソ。
何かインタビューで静音レバーのスイッチは普通の物よりも寿命が長いって言っていたのにぃ!

一応、三和電子さんの名誉のために補足しておくと、私が推奨されていない使い方をしていたことが故障の要因の一つかもしれません。
というのも、レバーガイドを静音レバー備え付けの専用ガイドではなく、本来は通常レバー用の8角ガイドに変更して使っていました。 この8角ガイドでスイッチへの負荷がかかって早期に故障した可能性があるなーと。
8角ガイドの商品説明にはきっちりと静音タイプを除くと注釈があるし、静音レバー+8角ガイドは本来はNGな組み合わせなんですよね。

で、ここでいくつかの選択肢が生まれたわけで。
まずは静音レバー+8角ガイドを使うのを止める。 しかし、これはもう無理。
何せ8角ガイドのおかげでレバーの入力の暴発が一気になくなった。
エクバをやっていると上下左右の正確な入力が必要なのに対して、元々の四角ガイドだと暴発しまくって爆発しまくっていたんですよね。

次に故障覚悟で静音レバー+8角ガイドを使いまくる。 でも、静音レバーはパーツバラ売りがなく丸ごと1個5000円。
さすがに出費としては痛い。
アケコンを使い始めるようになったのは、故障した時の対策も含めてなのに(エクバによってDS4を2個は粉砕している)ここで出費がかさむと本末転倒。
なお、アケコンのパーツの交換にハマってそれで出費がかさんでいるのは別の問題。

最後は通常レバー+8角ガイドを使う。 静音を捨てる代わりに安定を取るわけですね。
これならスイッチが壊れても部品単品を購入して交換すれば安価に済ませることができる。
まぁ、これでいいか……としばらくはこの選択肢で妥協。

通常レバー+8角ガイドは操作性は問題なし。
アフターパーツも安いので故障も怖くない。
でも、ごめん、やっぱカチカチうるせえわ。 ボタンを静音性に定評のあるGamerfingerに変えたこともあって、レバーのうるささが際立つ形になったのも大きい。
あ、Gamerfingerはハイグレード三和静音ボタンって感じでお気に入りです。

静音レバーを故障覚悟で買い足すには高い。
3個目だしビビっているのもある。
かといって通常レバーだとうるさい。
ではどうするか。



故障したスイッチと健在なスイッチを交換という至極まともな解答に行き着きました。
一つのレバーに4つあるスイッチのうち、壊れたのはあくまで1個だけですからね。
健在なスイッチは3個あるからそれを分解して使い回してしまえば経済的に済む。
今後、静音レバーを新しく買うにしても使い回しを覚えれば出費も抑えられる。
完璧! DIY!

ただし、スイッチは半田付けされているので半田ごてを購入。
電子工作感が高まってまいりました。
なお、私が最後に半田ごてを使ったのは中学生の技術の授業です。 20年前だよ、20年前……
小生、わりと普通に文系なんですよ。

で、まぁ、20年振りの半田ごてを使った作業をしました。
無事に完遂しました(途中は省略)
半田を取る作業は20年前にもやったことがないのでなかなかに苦心したものですが、3つのK、気合い気合い気合いでどうにかなりました。どうにかしました。
何とかなる!
吸い取りのコツ?
youtubeでも見た方がいいと思います(真顔)

そんなわけでアケコン生活はカスタマイズから軽い電子工作にまでやって来ました。
どこまで行くんでしょうね、これ。
なお、肝心のエクバの腕は、まぁ、うん、……少将2レベルです、はい。
(金プレであることはアピールする)