喧嘩稼業第45話感想



最近の暗殺教室が面白くて毎週楽しみ。(2回目)
ネウロの時からそうだけどあそこまで伏線を練っている漫画はそうそうないので好きです。
漫画はいつ終わるかわからないから伏線を張っても無駄になることも多いだけになおさら。
喧嘩鬼とか。


工藤の卜辻を食らって梶原さんは困惑する。
十兵衛や文学が相手なら食らうことはなかったが、工藤だから食らったようだ。
つまり、油断していたってことですよねー……
まぁ、直球ばかりのところに突然変化球を投げられたようなものなのだろう。

さらに工藤は初めての蹴りを放つ。
そういえば、工藤は殴るか掴むばかりで蹴ったことはなかった。
殴るよりも技術が必要だからか。
その蹴りは梶原さんが見せた股関節への蹴りである。
あ、またラーニングされた! 工藤の青魔道士!

梶原さんは卜辻といい股関節蹴りといい単純な技を主体に戦っていた。
工藤相手にはこの程度で十分、本命は戸田流に取っておくつもりだったのか。
そのせいで真似られてしまっている。見事なまでの墓穴である。
梶原さんらしい。

倒れた梶原さんに工藤は右のフックを振りかぶる。
これも梶原さんが見せた右を囮に左肘を打ち込むコンビネーションだ。
梶原さんはこれも青魔法と読んで左肘を防ごうとする。
結果、そのまま右フックが命中した。
工藤が裏の裏をかいた形となる。
そして、梶原さんは翻弄されっぱなしである。

梶原さんは工藤の本気のパンチをモロに受けた。
工藤の本気のパンチを受けた人間自体が連載史上初かもしれない。
サーモン森と橋口は掴まれて負けたし、十兵衛も川に落ちた後に殴られたけど関節を外された右腕のパンチだから本気のパンチは受けていない。

そんなパワー自慢の工藤のパンチを受ければどうなるのか。
顔がメッチャ凹んでいました。
……大丈夫かね、梶原さん?
冷静沈着かつ狡猾かつ抜けている梶原さんが自分の首があるのかを確認するほどの威力だった。
さらに工藤は殴りまくる。これじゃ梶原さんがマジヤバい。

これには澤も梶原さんが負けると踏む。
普通ならタオルを投入するところだが、自身の裏切りを知る梶原さんを殺してもらった方が好都合。
というわけで、梶原さんがボコボコにされるのを見守ることにするのだった。
おう、四面楚歌だな、梶原さん。
何でこの人はこんなにも味方が少ないんだろう。
性格がアレな十兵衛でさえ金田戦ではクラスメイトに普通に応援してもらっていたのに……

そんな梶原さんの脳内に真言が舞い降りる。
自身が死にかけていると認識するのだった。
頭を叩き付けられまくった石橋といい、わりとすぐに死にかける喧嘩稼業世界だ。
死にかけながらも何とか梶原さんは工藤のパンチ連打から逃れる。
が、足元はガクガクで満足に動けないのだった。

大ピンチな梶原さんだが言葉で工藤の動きを遮る。
工藤の興味を引くために倒置法で喋ったりと憎い技術を見せる。
この辺、頭がいいというか狡猾というか……
全然、インテリキャラな印象がないけど、梶原さん。
十兵衛はインテリキャラな印象があるのになぁ……

梶原さんは雷が嘘であること、澤が裏切ったことをバラす。
それで時間を稼いで回復したのか、まずは下段蹴りを放つ。
が、ダメ! かわされる!
さらに梶原さんは跳躍して後ろ廻し蹴りを放つ。
大技だ。
が、ダメ! かわされる!

だが、これが梶原さん最強の策だった。
蹴りをかわしたはずの工藤の足元がふらつき、目が充血、血涙を流す。
これが梶原の真髄、屍!
今の今まで不発ばっかりな屍が炸裂……したのか? ホント?
目が充血したということはよほどの即効性の屍だし、苦痛を与える・弱らせる・殺すの3種類の屍のうち、殺す屍だろう。
……本当?

本当に屍を使ったのならどうやって工藤に盛ったかだろう。
何せ明らかなルール違反だ。バレればマッハで退場である。
蹴りをかわすために下がった工藤はコーナーポストに背中を預けているし、その時に梶原さんは笑っている。
そして、そのコーナーポストは梶原さん側である。
なので、コーナーポストに屍を仕掛けたと見るのが妥当だろうか。
九字を切っている時に仕込んだのか。

本当に屍なら梶原さん大勝利だ。
でも、梶原さんだからなぁ……
夢オチでも小生、驚かないよ。
梶原さんが勝つ場面なんて屍っても正直思い浮かばないし……そんな人だし……



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