刃牙道感想 第76話「合気」

渋川先生と武蔵が向かい合った!
渋川先生は武蔵の危険性を大いに認めている一方で、武蔵は渋川先生に危険を感じていないようだ。
素手と武器の違いか、あるいは。
ところで前回と今回のサブタイがカタカナか漢字の違いだ。
もうちょっと工夫しても。


さて、郭海皇がインタビューを受けていた。
消力で武蔵に烈をぶつけたのはちと無謀でしたな。
とはいえ、消力自体は成功していたから問題はないのだが……
烈が意地を張りすぎたのが問題か。

「サイコーの護身術…?」
「ハハハ………」
「そりゃアンタ…」
「我が中国武術に勝る護身術ナシ!!!」


護身のためなら死ぬのが中国武術である。
中国武術の優位性を証明するために擂台賽を私物化したほどである。
劉海王も素手だけで大国の武力に勝てると言っていた。
まぁ、大国の武力に匹敵する勇次郎に瞬殺されたのですが……
そんなわけで中国武術への自負が見えるのだった。
そりゃ烈も無謀に挑むわけである。

「言えるものなら言いたいが」
「齢150も越えると」
「そう偏ったことも言いにくい」


と思ったが郭海皇はやや弱気だ。
勇次郎やピクル、そして武蔵と中国武術の常識を覆す強者を見て意見を改めたのだろうか。
こう弱気だと現役として戦うことは今後なさそうな気がしてくる。
最強クラスの格闘家なのだから何らかの出番には期待したいのだが……

あとお爺ちゃん。
アンタ、多く見積もっても147歳ですがな。
150歳越えていませんがな。
ボケたか?
まぁ、これくらい生きると数年程度は誤差に過ぎないのだが。

郭海皇曰く、汗一つかかず相手を圧倒してもそれは途中であり完成とは言い難い。
護身が完成すると危険に近付けない!
それは渋川先生の師、御輿芝喜平の言葉とまったく同じものだ。
国は違えど長年武に関わった人間は同じ考えに至るのだった。

「数珠ね」「愛弟子がチョット向こうへね」

ここで改めて烈の死が強調された。
烈の死は完全に確定し否定できないものとなっているのだ。
ここまで念を押されるとむしろ怪しくも思えてくるのだが……
ともあれ、代わりに死んだのが張洋王とかになりませんかね?

さて、渋川先生は警視庁への道を歩む中で危険を知らせる幻影を見ていた。
圧倒的な溶岩である。
それでも渋川先生は構わず進むのだった。
かつては転んだり冷や汗を流したりしたものだが、今は平然と受け入れている。
過去2回の経験で幻影に慣れたのだろうか。

「問題なのは そう………」
「俺らがね…その「ヤバい」をね…そこそこ好きってのがね…」


だが、渋川先生は武道家である前に強いんだ星人。
危険に自ら挑むし護身から無縁な辻斬りまでやってのける。
むしろ、危険は自分の限界を試すいい機会とさえ思っていそうだ。
現役であるということはそういうことなのだ。
まぁ、武蔵に武器を持たせていないことから、安全を考慮していることが伺えるが。

さて、そんな渋川先生は内海警視総監に始まっているのかと話しかける。
この謎の警視総監に聞いても仕方ないと思うのだが……
三輪猛丈はどこぞへ消えました。
アイツ、何のために出てきたんだろうね。
本部より違和感があるよ。

こうして渋川先生が警視総監に話しかけた瞬間、突如斬られた。
武蔵得意の幻影刀である。
向かい合った瞬間、戦いは開始はじまっている。
武蔵としてはむしろ手加減した方だろう。

「不意打ち奇襲はお手のもの」
「稀代の反則魔」
「チャンバラ時代劇の向こうから」
「宮本武蔵がやって来たンだなァ……」


相変わらず武蔵の印象はそういうものらしい。
うーむ、大分卑怯キャラが身に付いてしまった。
まぁ、素手相手に武器を振るうからそう言われても仕方ないのかもしれないが……

「ひぇぇ~~~~~~~~~~!!!」
「お母ちゃん………」


ともあれ、向かい合う。
誰も合図を告げてはいないが今度こそ試合開始だ。
同時に悪魔的オーラが漂い火山が噴火するイメージが頭をよぎる。
かつてジャックにおいつめられた時のように母に祈るのだった。
まだ戦ってさえいないのにこの状況である。
武蔵の危険度はジャックを上回るということか。

渋川先生の目には大小の刀を握っている武蔵が見える。
烈の時には使わなかった幻影刀丸出しだ。
幻影刀は試合用ということだろうか。
渋川先生は意に介さず突っ込む。
その瞬間、武蔵が密着、幻影刀の袈裟斬りが決まった!
渋川先生と言えど刀対策はまだまだだった。

佐部は幻影刀だけで音を上げた。
独歩は幻影刀では足りんと本物を持たせた。
渋川先生はどちらを選ぶのか。
久し振りの出番なので見せ場が欲しいのだが……
次回へ続く。


あっさりと斬られた達人であった。
うーむ、いとも簡単に不意打ちされやがって……
狡猾さなら格闘家たちの中でもトップクラスのはずが、武蔵には翻弄されてしまっている。
この点で弱みを見せないのが武蔵の強みか。

達人でさえも精神面で優位に立てないとなると武蔵は本当に強敵だ。
ピクルは肉体面は完璧だが技術や精神に弱みを見せた。
武蔵はそこに隙がない。その上で肉体面も完璧だ。
これでは刃牙が毎度のように理不尽に倒さざるを得なくなるので、渋川先生は何とか風通しを良くしてもらいたいのだが。

幻影刀の存在は渋川先生以外は気付いていない。
思えばみっちゃんも気付いていなかった。
対峙した相手だけが感知できるのだろうか。
これでは見ている人たちもわかりにくいので三輪が解説しないだろうか。
そして、三輪が本部流の弟子だと発覚!
渋川先生を当て馬とすることで武蔵の実力を見切ったのだった。
……三輪の骸を誰か回収してあげてくださいな。



刃牙道 7 (少年チャンピオンコミックス)