刃牙道感想 第98話「巨大生物」

本部がジャックに勝利もとい守護った。
この世界のパワーバランス、どうなっていやがる。
ともあれ、本部は強者。疑いようがない。
あとは武蔵と戦うだけだ! 死ね!(直球)


さて、神田川。
ちょっとドリアンに似ている老人が船の上で魚を釣っている。
そんな憩いの時を過ごしていると巨大生物が出現!
船を破壊され操縦士は入院する有様だ。

その現場をテレビのレポーターが中継していると、その現場に巨大生物が現れる。
その巨大生物の正体は巨大ワニ!
出た、巨大ワニ! サメ映画と並ぶB級映画の代表選手!
こんなものが神田川にいるというミステリーだ。
もっと早く気付け! あと見つかれ!

その巨大ワニを締めつける何者かがいた。
苦しさで水面から上がってきたわけである。
まさか、本部!?
お前、格闘家だけでなく日本まで守護るのか!?

そのワニに挑みかかるのは原人ピクル! 史上最強の生物だ!
ついに出やがった、ピクル!
満を持して――と言うには、武蔵の本格的なバトルは烈戦くらいだから、いつの間にかという感じもする。

だが、今のバキ世界の世界観は本部によって破壊し尽くされている。
武器が強いのはいい。武蔵は生身の方が強いわけだし、生身>武器の方程式は守られている。
だが、本部が強いのは信じられん!
ジャックよりも強いのは納得いかん!
この窮地を救える旧来のバキ世界の価値観における最強格のピクルだけと言っても過言ではない。
現代の戦士を破壊してきたピクルがまさか現代を守護ることになろうとは……

「その人誰…!!?」
「これ誰!!?」


ナレーターは当然驚く。
時の人、もとい時の原人のピクルだがその姿を覚えていないようだ。
あるいはいかに衝撃的なニュースと言えど、過ぎ去ればいとも簡単に人の記憶から霧消してしまうものなのか。
まぁ、ワニに組み付く人間なんて理解の外に他ならなく、既存の知識も働かないだろう。
本部がジャックに勝った時のように誰こいつとなる。

「原人―――――――ピクルの登場である」

いとも簡単にピクルは巨大ワニを無力化した。
さすがは恐竜を狩ってきただけのことはある。
だが、そのピクルの股間は……
ズボン! ズボンで守護られている!?

そんなわけでジーンズを千切ったのだろうか、オシャレな短パンを履いている。
元々、美形気味なので似合っている。
似合っているが、アンタ、全裸かフンドシだろ!
現代で生活をするうちにすっかり文明を学んだようだ。
しかし、どこから調達したのだろうか。
もしかして剣持武がまたやられたか?

「飼い主に捨てられ巨大化してしまったイリエワニ………」
「桁外れに巨大化したとはいえ」
「ピクルの眼からは」
「ピクルの経歴からすると」
「小さな「恐竜」―――である」
「彼の眼からは」
「餌……………」


最大のワニ、イリエワニを飼おうとする飼い主とは一体……
徳川光成かな?
ともあれ、ピクルにとってはワニは恐竜同然であり餌。
なので、狩るのだった。

って、ピクルが獲物を狩っている!?
アンタ、挑まれた時にしか食べないんじゃなかったのか?
現代で生活するうちに狩ることを覚えたのだろうか。
心配だったピクルの食糧事情だったがこの1年の間に解決したようだ。

こうしてピクルはワニを引っ張り排水溝へと消えていく。
って、そこかよ。メッチャばっちいぞ。
だが、野生は大らかなので気にしない。
ワニが排水溝に引っかかっても気にしない。
無理矢理引きずり込む。ワニが畳まれる排水溝の向こう側を想像するとなかなかにグロい絵面だが気にしない!

ともあれ、これでピクルも武蔵戦線に急遽参戦決定だ。
前述したがピクルは旧来のバキ世界の強さにおける最強格である。
本部の下克上を止められるのはピクルだけか?

武蔵VSピクルというビッグカードとなれば期待が集まる。
武蔵も本気の素手を見せるだろうし盛り上がろう。
それで武蔵に負けるのなら納得の敗北だ。
しかし、本部や武器にビビるピクルはあまり見たくないゾ。
そんなことになれば肉体を燃やし尽くしピクルと戦った烈や克巳が浮かばれない。
今、ピクルの双肩には多大な期待がかかっている。
世界を本部から守護れ、ピクル!

ともあれ、武蔵戦線の面子も揃った。
人気キャラさえ殺す! 戦国最強の男、武蔵!!
範馬脳刃牙でさえ相手にならない! 地上最強の男、勇次郎!!
ことフィジカルで言えば範馬一族を越えるか! 史上最強の男、ピクル!!

何だこのおっさん! 公園最強の男、本部!!!
そうそうたる面子が揃った。いずれも名高き最強揃いである。
……おい、本部。
次回へ続く。


ピクル参戦!
勇次郎とて刀で斬られれば死ぬ。
刀の殺傷力はピクルに通用するだろう。
だが、40tのスーパーサウルスの踏みつけを受けてきた。
ティラノサウルスに噛まれたこともある。
刀に匹敵するかそれ以上のダメージに耐えてきたのだ。
だから、武器もへいき、へっちゃら!
……だといいのだけど。

ピクルは現代の格闘家たちに消えない傷を残した。
傷が残っていないのは刃牙くらいである。
ピクル戦における刃牙には未だに納得がいかない。
ピクルにダメージを与えたのは心理戦において圧倒したからよしとしても、白亜紀闘法についていったのはおかしい。
いや、刃牙のことは置いておく。
本編にも出番がないしあと2年くらいは置いておこう。

そんなピクルだがそこまで憎くは思われていない気がする。
現代の戦士を食ったとはいえ、その心は悲しんでいた。
強敵たちにたしかな愛着を抱いている。
また、刃牙に追い詰められた時に現代の戦士たちとの戦いを心の支えとした。
凶悪さだけでなくこうした繊細な一面をピクルは持っている。

加えて戦い方も理不尽なフィジカルでゴリ押すという戦い方なれど、相手の攻撃は全て受けきっている。
真っ向勝負を旨とするのだ。
なので、そこまでヘイトを溜めない仕様になっているのではなかろうか。

それと比べて本部はなんだ、本部は!
守護るとか何を言っているんだ、お前だし!
戦い方も武器たくさん使って卑怯って感想が一番に出るし!
悲しいかな、強い本部は愛されない。
愛される強さと愛されない強さが世の中にはあるのだ。

だからこそ、本部はピクルを狙ったりして……
お前さえいなくなれば愛され枠は俺のもの!
だが、ピクルだけでは足りぬ。
最強四天王の中でも勇次郎、武蔵、ピクルはそれぞれの愛され方をされているから、愛され枠を奪い取るためにはこいつら全員やっつけないとな!
何か本部がいつの間にか邪神枠になっていると思った今日この頃であったとさ。