刃牙道感想 第110話「破壊」

金重の切れ味は健在! 武蔵VSピクルは秒読みだ!
ピクルは知らぬ間にデッドオアアライブの場に引きずり出されてえらいとばっちりですな。
いや、ピクルにとって闘争とは即ち食うか食われるかなのだが……
誰か守護ってやれ!
というかわけで、今回は守護道本部の出番だ!
……アオリで守護道って言われているけど守護道ってなんぞ?


本部はみっちゃんから武蔵とピクルが戦うことを聞く。
噂通りに武器使用可!
ただし、実質的に武蔵だけというのがアンフェアである。
ピクルが道具を使って狩りをしていたというエピソードがあれば……
いや、ブーメランを振り回すピクルはあまり見たくないな。
というか、物凄く弱そう。

「ダメでしょ」

暴挙であり狂気としか思えないみっちゃんの言葉に本部は真っ向からダメ出しする。
刀を持った武蔵には誰も勝てない!
それが本部の見立てだった。
刀を持った本部は勇次郎に一瞬で制圧されたが、武蔵が刀を持つと話は別だ。
その武蔵は二刀流でも勇次郎には及ばなかったが相性というものもある。
恐竜が相手だろうが攻撃を受けるピクルと殺傷力抜群の刀を持った武蔵の相性は致命的だ。

ともあれ、本部の言葉には同意せざるをえない。
刃牙道よりも前のシリーズなら日本刀が相手でも何とかなると言えたし、事実何とかなられた人がここにいるが、刃牙道では武器の威力が素手を上回っている。
武器VS素手など以ての外である。
なのに、何でこのジジイはこんなハンデマッチをやろうとしているんですかね。
烈の時はまだ互いに武器を持っていたから死合いも試合となったのだが。
本部よ、お前が討つべきは目の前のクソジジイだ。
現代の戦士を守護るにはみっちゃんを斬れ!

ならば、本部ならば剣豪武蔵に勝てるのか。
みっちゃんはそう問いかける。
それに対する本部の答えは意外にもNOだった。
あ、無理だと思っているんだ。
範馬一族全員を手玉に取ったというのに慢心がない。
あ……この人、カッコイイかも……

最近の本部は率直に言って気に入らなかった。
というのも、お前、金竜山に負けたくせに調子に乗りすぎじゃね?という一念があったからだ。
だが、本部は調子に乗るどころか、むしろ自分の分を弁えている。
その上で武蔵にもっとも近い水域に潜む人間として守護る。
まさに本部は求道者、タイトルにもある道を歩む者なのだ。
……これで金竜山の過去さえなければまともに格好良かったんだけどなー。

「わたしは逃避にげられない」
「あの時代に学ぶ者として」「あの時代から繋ぐ者として」「あの時代を追う者として」
「宮本武蔵との対峙は」「避けられないわたしの責務なのです」


戦国時代の技術を今に継承する人間として、その具現である武蔵との対決は避けられない!
それは相手が強いから戦うという一般的な強いんだ星人の価値観とはやや異なるか。
だからこそ、守護るのだろう。
よし、そこまで言うのなら武蔵と戦おう。
いや、アンタにはわりと期待している。
斬り殺されても大丈夫、休載とかしないから……

「い………ッッ いいよなァ~~本部ェ」

いいのかァ~~本部ェ。
何はともあれ、みっちゃんは本部の啖呵に惚れ込んでしまったようだ。
実際、この啖呵は格好いいし小生もちょっと本部がいいと思ってしまった。
陽の光の差し込み方もあって真っ当に格好いい人に思えるし。
この人、昔は試合前にはウォームアップをしろとか言っていたんですよ?
スポーツマン思考だったんですよ?

みっちゃん、本部に惚れ込むのはわかる。
でも、毎度のようにその直後に武蔵と他の人間を戦わせようとしている。
今回だとピクルだ。
本部でいいとか言っておきながらピクルと戦わせようとしやがって。
もしかして本部の啖呵を聞いてその場では本部でいいと思うのだが、その直後にやっぱり本部はないと思い直しているのだろうか。
これはみっちゃんを責められない。何せ我々もそうなっているかもしれない。
そう、本部がちょっと格好いいと思っても、手元にあるグラップラー刃牙を読み直してやっぱ本部ダメだわとなるかもしれぬ……

さて、渦中の人物である武蔵は高層ビルを見つめていた。
巨大だが重心は縦一方。
つまり、屋上に付近の四隅の支柱を斬ればそれは連鎖的に落下してビルは倒壊する!
何か授業中にテロリストが侵入してくる妄想をする中学生みたいな感じっすね、武蔵さん。
現代の中二病を学んだのか?
あ、小生は妄想してました。

武蔵の手にかかれば高層ビルさえも試し切れる!
金重を手にして大分浮かれていますな。
とはいえ、刃こぼれは免れないようだ。
それよりも先にアンタが潰れますぜ。
本当にこの人は金重を手にして浮かれている。
町中だからか、金重を帯刀していないのがせめてもの理性か。

そんな武蔵の背後に立つ人間がいた。
ミスターウォーズにして核でも死なないと言われた本部の弟子のガイアだ。
ついに本部一派が武蔵に対峙した!
この調子で花田と加藤と末堂もやってくるといいだろう。

ガイアは残念だと言う。
殺そうとしていたのならば数度殺すチャンスがあったからだ。
たらればを持ち出すのは大人げないというか子供っぽいが、武蔵もたらればでピクルとの対決を保留にした男だ。
こんなことを言われても反論できまい。

「半刻(15分)ほど前から付けておるな」

「気付くわ」「気配が隠れてない」

「お前には危険がない」

というわけで、別の切り口から反論していくのだった。
武蔵はガイアの尾行に気付いていた!
このことにガイアは冷や汗を流す。

尾行が気付かれていたくらいで冷や汗とは大袈裟な……
そう思うかもしれないが尾行していたのは超軍人にして本部の弟子のガイアだ。
こと潜入任務においては某スネーク並みの手腕を発揮するだろうし、ターゲットに気付かれず尾行することも余裕に違いない。
そんなプロ中のプロの尾行がいとも簡単に看破されていた。
驚愕に値する事実なのだろう。

そう言われた直後にガイアは腰から武器を取り出す。
拳銃である。
って、拳銃かよ。
まぁ、機関銃を使うことを打診するのが本部流ですからな。
それでなくとも世界中の紛争地帯で戦って来たガイアにとって、火器の使用は日常茶飯事なのだろう。
この遠慮のなさはさすがはオーガに並ぶと謳われた人間にして本部の弟子であるガイアだ。

「腱を切られた!!?」

だが、構えた瞬間にガイアは拳銃を落としてしまう。
拳銃の効力を武蔵はすでに知っているし、武器として警戒すべきだと判断したのだろう。
しかし、武蔵に動きは見えない。
まさか、エア斬りか!?

金重ばかりに視点が行きがちだが、ピクルとの前哨戦で披露されたエア斬りの効力の凄まじさがあった。
拳骨で叩いて斬ったような痣が出来るのはおかしい。
今のエア斬りは物理的なダメージがあったと錯覚させるほどに極まっているかもしれない。
現にノーモーションでガイアの拳銃を叩き落とした。
いや、来週になると普通に素手で叩き落としたことが判明するかもしれないが、もしエア斬りでやったとしたら実戦において大きなアドバンテージとなるのは間違いない。

「短筒なら俺らもやってた」「どーする童子わっぱ

銃を使った戦いも知っている。
勝ちたいのなら機関銃を持ってこいと言わんばかりだ。
ここで予想外のカードが実現した。
伝説の侍である武蔵VS環境利用闘法の師範であり本部の弟子のガイア!
戦場で生きてきたガイアはある意味本部の次に武蔵に近い人間かもしれない。
注目のカードと言えよう。
次回へ続く。


武蔵VSガイア勃発!
脇道に逸れた形にはなるけどガイアは本部一派ですからな。
むしろ、守護るためならば必須の前哨戦と言えよう。
現代の戦場に生きてきた人間と戦国の戦場に生きてきた人間の対決となるとテーマ性もバッチリだ。
なので、予想外なれどわりと期待がかかるカードですな。

今回の武蔵は金重を持っていない。
烈との死合いも武器を仕込まず帯刀していた國虎だけで臨んでいたので、武器を隠し持たないのが武蔵の流儀なのだろう。
つまり、今の武蔵は素手である。
対するガイアは武器を仕込みまくりだ。
期せずして無手武蔵VS武装ガイアとなった。
後のピクルの戦いとは真逆の構図である。

これで武蔵が大苦戦してやっぱり素手相手に武器は卑怯だなと金重を捨てれば、例えガイアが負けたとしても本部一派の勝ちですな。
守護れたのだ! おめでとう!
守護ったのは弟子だがな!
でも、武蔵が素手でガイアを圧倒してしまうと素手だから武器に勝てないのは甘えとなりピクル大ピンチ。
意外とピクルの命運を握っているのはガイアかも?

ガイアと言えば本部流……などではなく環境利用闘法である。
如何に苛烈な戦国の戦場と言えど、砂をかぶって姿を消すなんて戦いをする人間はいないだろう。
現代ならではの戦いは武蔵を翻弄できる! ……かも。

一方で武蔵としても正念場である。
ガイアは本部に瞬殺されている。
そんな相手に苦戦したら経歴に傷が付きかねない。
独歩と戦う前に加藤に苦戦するわけにはいかないのですよ!

というわけで、互いにけっこうな掛け金となっている。
命がけの戦いだ。
せっかくだからこの戦いに混ざれ、本部!
2対1はやらんでいいから解説で場を支配しろ!