喧嘩稼業第61話感想




喧嘩稼業(7) (ヤンマガKCスペシャル)

6月6日に喧嘩稼業第7巻が出るぞ!
ここ最近はわりと定期的に出て嬉しいですな。
木多先生、この調子だ。
この調子なら10年後には陰陽トーナメントが終わるぞ……


十兵衛の金剛が徳夫に炸裂!
炸裂!
本当に炸裂!?
徳夫は身動きひとつ取れず金剛を食らいダウンした。
如何に天才と言えど屍を食らった上で金剛を食らえば一撃KOだった。

「俺には隙はない」

金剛の直撃をしてなお十兵衛は残心を解かない。
隙はないと言いながら隙があった徳夫とは違うのだ。
また、金剛0式()を食らっても反撃をした工藤を見ている。
金剛も絶対ではない。
だからこそ、今の十兵衛には隙がないのだった。

「やっぱり十兵衛の正体は徳夫だったじゃないかぁぁ」

弟の敗北を見た睦夫は号泣しながら十兵衛=徳夫を決定付けた。
号泣する辺り、徳夫の強さを信じていたのか。
試合中はけっこう冷静な指摘をしていたし、弟のことをよく知っているし信じていたのだろう。
十兵衛の知らんところで後戻り出来ない感がしてきた。
こりゃ関だって殺しかねん。

そんな睦夫以上に気になるのは全裸でノリノリなセコンドの菅野ですがね……
マカオに来てからずっとこんな調子だし、頭がおかしくなっちゃったのだろうか。
よくもこんなキチガイセコンドを!
それとも壊れた振りか?
恐怖! 精神病院!

そして、十兵衛が屍を使うのは梶原さんにとって計算内のことだった。
吉田に血清を渡しそれでタンから血清代をふんだくることで、梶原さんが講談組からふんだくった2億以上の利益を得られる可能性がある。
そうなれば講談組の梶原さんに対するヘイトも下がり、梶原さんは生存完了するのだ。
試合には負けたもののしたたかなところを見せる梶原さんであった。
梶原さん、カッコ……良くはないか。

それにしてもあれで十兵衛のことを買っていたんだな、梶原さん。
十兵衛VS金田戦前は十兵衛の敗北を予想していたくせに……
それともあの一戦で十兵衛の評価が変わったのだろうか。
屍は本来は富田流に使うつもりだったみたいだし、梶原さん的には工藤以上の強敵枠だったのか。
まぁ、そんな梶原さんは侮りまくっていた工藤に負けたんですけどね!

そんな工藤は十兵衛の勝利を聞いて嬉しげだ。
もう点滴は外しているし屍から回復したのだろうか。
血清があればそんなに痛手にはならないようだ。
けっこう便利な毒だな、屍。
RPGの世界から持ってきたのかな?

こうして十兵衛は2回戦進出確定し、工藤との決戦も確定した。
地力は徳夫の方が圧倒的に上だったが、策略を含めると十兵衛の方が圧倒的に上だった。
だからか、意外とあっさりと終わった印象がある。
お約束の佐藤十兵衛はここからが強いをやらなかったわけだし。

徳夫は陰側の噛ませ犬になった感じだ。
スペックの高さは存分に見せたわけだから、石橋がそうであるようにこれほどのスペックを持ってしても策略には敵わないのがこの世界だった。
三代川とか大丈夫か?
ある意味、金田の方が陰陽トーナメント向きだったかも。

あっさり終わったことで徳夫が隠していた煉獄破りが披露されなかった。
徳夫としては十兵衛に怨恨たっぷりなわけだし、工藤に教えたりするのだろうか。
父親のことが発覚したことで廃人になった気もするが。

次は文学VS櫻井裕章の1回戦の最注目カードだ。
互いに作中最強格である。
そんなカードが2週間後に見れる!
……ホントか? いきなり芸能人ネタ挟まないだろうな?
頑張れ、木多先生。ハンターハンターもやっているんだから負けるな……