刃牙道感想 第114話「猛獣」

武蔵VSピクルへの期待が煽られていく!
その、せめて刀は止めません?
本部、刀を壊せ! 守護れ!


さて、徳川邸で独歩がみっちゃんと一緒に食事をしている。
引きこもりを止めてすっかり紙上に出るようになった独歩だ。
同時に本部が出てこなくなった。
独歩と本部はバキ世界の古株にして最古の強者である。
本部が強者になったのはつい最近のことだけど、ともあれ二対にして太陽と月。
どちらかが出てくる時はどちらかが出てこなくなるのだ。
……多分。

「い~~~い紹興酒ですなァ」「かなりな老酒か…」

「ええじゃろ」「30年モノの逸品じゃ」

独歩は紹興酒を1ページに渡ってじっくりねっとりと味わう。
相変わらずですがバキの料理描写は美味しそうですな。
何かすっかり戦わない人になったな、独歩よ……
刃牙の目線からはパワーアップしたみたいだけど、実際は食っちゃ寝で太っただけかも。

次に独歩が箸をつけるのは餃子だった。
それを食べて独歩の動きは止まる。

「餃子…」「…ですかこれは」

「………」「うん」

「甘い」「い~~い甘味がありますなコレ」

食べた物が見た目通りの味ではない!
まるで料理漫画のような反応ですな。
これで服でも脱げば完全に料理漫画ですよ。

「野菜の甘みじゃ」「肉よりキャベツや玉ネギを多くしてある」

「行き過ぎた肉食信仰のせいでカン違いされとるが」「餃子とは野菜料理なのじゃからな」

「敗戦による欧米へのコンプレックスが産んだ弊害じゃ」

みっちゃん、餃子の歴史を語る!
本来の形にした方が美味いというのは美味しんぼ的ですな。
それよりも本部を煽って守護らせてやれ。
というか、本部にも何か食べさせてあげようよ……
本部に食べ物を奢ったのって勇次郎だけだよ……

さて、やっと武蔵とピクルの話をする。
そこでみっちゃんは武蔵の刃とティラノサウルスの牙のどっちが上かを聞く。
独歩は即答できない。
何やかんやティラノサウルスの戦闘力はバキ世界においても高く評価されているのだった。
そういえば、刃牙もティラノサウルスとリアルシャドーしたっけ……

「狩猟をライフワークとした小説家 大藪春彦氏の言葉だが――」
「「人間と猛獣が対峙するならば―――」「ライフルを手にして初めて対等だ」」


ここで独歩はこの言葉を持ち出す。
懐かしのドイルの台詞だ。
あれは出典が初めて明らかになった。
昔はこういった引用ネタはあまりやっていませんでしたからな。
ユーザーイリュージョンでたがが外れた感がある。

「それほどまでに」「野生は手強い」

だが、ライフルを手にしても猛獣の手強さは凄まじかった。
野生は手強いのだ。
独歩然り克巳然りその野性をことごとく打ち破ってきたのが神心会なのだが。
ピクル以前の野性はそんなに強い印象はなかったが、ピクルが出てから野性の株が上がっている。
野性が強いというよりも、ピクルが強いというだけの気もするけど。

「体長3メートル1トン級の羆と武蔵が対峙したら」
「勝負にもならぬ」
「1トンクラスなら――――苦戦することすらが難しい」


それでも武蔵にかかれば熊くらいなら瞬殺できるようだ。
やっぱり、野性弱いじゃん!
頼りにならないじゃん!
熊なんて本部に負けたジャックでさえ楽勝ですからな。
つまり、本部に勝った金竜山も野性に圧勝できる……?

「ピクルが向き合った野性のサイズ……」
「体長13メートル体重6トン 肉食の大蜥蜴です」
「そこに発揮される牙の鋭利するどさと咬筋力たるや………………」


だが、ピクルが戦ったティラノサウルスは桁が違う。
あのピクルでさえ噛まれて大ピンチに追い詰められている。
楽勝とはいかなかったのだ最強の野性なのだ。

「片や戦国期」
「時の名門ブランド 吉岡一門と武蔵の軋轢」
「一門総出 数十名を配置し」
「槍刀は言うに及ばず―――」
「弓 鉄砲までも導入する陣容」
「その総てを斬り伏せ勝利した武蔵の悪魔的戦力」


一方で武蔵のエピソードで有名な吉岡一門との抗争を持ち出す。
人数という点では合戦よりも劣るかもしれないが、全員が武蔵だけを狙うという状況だ。
なので、合戦以上の修羅場であったことは間違いない。
それを潜り抜けた武蔵の強さは勇次郎級か。

「「どっちが上だァ~~ッッ」」

2人は結局答えを出せなかった。
何かピクル本人よりもピクルが戦ってきた恐竜と比較する形になっている。
いや、ピクル自身に目を向けてくださいよ。
あいつだって生きているんだ。
守護ってやれ!
次回へ続く。


というわけで、率直に言って話が進まなかった。
やたらともったいぶっていますな。
これは本部が守護るまでの時間を稼いでいるのかも……
刃牙は意味ありげなことを言うだけだし、みっちゃんは死闘をむしろ楽しみにしているし、本部しか頼れる人間がいない。

動かない本部だが本部流は動いている。
ガイアをけしかけたのもそういうことなのだろう。
来週以降、本部の守護が見られる、かも……

でも、本部が守護に成功したらピクルはどうするのだろうか。
いつまでも来ない武蔵を待って飢え死にしかねないぞ。
いや、その時は本部がピクルに挑んでみるか?
ジャックに勝ったのならイケる!
イケたらさすがに怒るけど。

みんなはピクルは恐竜に勝ったから平気! みたいに楽観視している。
でも、刃牙の妖術に大苦戦したりと弱点だってある。
それに素手同士で戦った時はダメージこそ受けなかったものの、ダメージも与えられていないとあまりいい結果を残せていない。
もうちょっと危機感を持ってもいいのではなかろうか。
武蔵曰く、高層ビルを破壊できるらしいっすよ?

ここでペイン博士の逆襲したりして。
そう、我々は忘れない。
ピクルに瞬殺されたロボット、多目的戦闘マシーンM.P.B.M.の登場だァ!
……勝つことは無理でも刀を折るくらいなら何とかなるかも。
よし、多目的戦闘マシーンM.P.B.M.に乗り込め、アレン君!