ジョジョ第4部第14話感想



KAWAIIを学びたいなぁとか思いながらアニメ見てます。
KAWAIIを学びたい……
というわけでジョジョ感想。
ジョジョには別にKAWAIIはない。


ついに岸部露伴、登場!
あ、小生の一番好きな第4部のキャラは岸部露伴です。
2番目は吉良吉影。

岸部露伴は純度の高すぎる漫画家像を見せる。
煩悩を断ち切りすぎているこの領域に達することはさすがに無理そう……
漫画に対する情熱だけ見れば熱い人間なのだが、問題行動も多いのが露伴である。

露伴の表情は原作から変わっている気がする。
原作の初期露伴はもうちょっと人間っぽかったけど、アニメ版は今の露伴に合わせた感じのイメージだ。
この露伴はきっと動かないぞ!

岸辺露伴が漫画において重要なのはリアリティだと言う。
これは同意ですな。
フィクションは大本の部分で嘘を付いても、その嘘の説得力を出すためにはキャラの心情などでは嘘を付かないようにしなければならない。
でも、大分人間嫌いな露伴は描画のリアリティは出せても、心情のリアリティは出せるのだろうか。
その辺もヘヴンズドアー任せか?

露伴は康一君の性格を見て読者に好かれると言っている。
読んでもらうためだけに書いていると言いながらも、読者受けは気にしているのか?
いや、読んでもらうためにこそ、読者受けを気にしているのかも。
打ち切りになれば読んでもらえなくなりますからな。
それにしても康一君は自分の性格を事実とはいえそんな風に捉えていたのか……
ヘヴンズドアーでデフォルメされた結果かもしれないけど。

ヘヴンズドアーは対象となった人物の行動を変えることはできる。
だが、性格は書き換えられるのだろうか。
露伴はそうしたことを敵のスタンド使い相手にも一度もやっていない。
これはリアリティを最重視するだけに、最大のリアリティである現実を書き換えることはしないということだろう。
露伴は一挙一動にその生き様が見えるから好きです。
やっぱり、荒木飛呂彦先生本人も露伴みたいな感じなのだろうか。
少なくともどっちも歳は取らなさそうだな……