刃牙道感想 第116話「獣」

バキシリーズ25周年記念にアニメ化決定!
とはいっても、単行本の特典のOVA、今時の言い方だとOVDですが。
このことに関しては後述するとして、ついに武蔵VSピクル開戦!
開戦するのかよ!?


地下闘技場は格闘技のブームに関係なく常に客席が満杯だった。
それは地上最強を見られるから!
でも、ピクル編の時は閑古鳥が鳴いていた。
最近は烈が殺された結果、秘密を漏らす観客も現れているし、そんなに客のレベルは高くないのではないかと思ってしまう。

だが、今回の死合いは戦国最強VS史上最強という超ビッグカードながら観客はほとんどいなかった。
まぁ、人が真っ二つになるか食われるかの最悪の二択だ。
本部の守護が必須となる。
猫の手も借りたいとはこのことだ。

「一目でそれとワカる風情…………」
「一目でそれとワカる手練れ感……」


しかし、僅かな観客のレベルが圧倒的に高い。
範馬刃牙!
愚地独歩!
渋川剛気!
鎬昂昇と鎬紅葉!
ジャック範馬!

加藤と末堂!
ガイア!
佐部京一郎!
郭海皇!
寂海王!

あと見たことのない7人のモブ!

まず、刃牙はこれで主人公ですからな。
1年近く出番がなかったけど、最近は本部の手さえ借りたい危機的な状況が続く。
なので、お前も何とか守護ってやってくれ。
本部は死ぬかもしれないけどお前なら死なないだろう。

独歩は引き籠もっていたのが嘘のように出番が増えた。
独歩は本部に並ぶ古参強者だ。
本部と並んでしまった感があるが、烈もが認める武術家である。
本部は1分で殺せると言っていたので本部には認められていなかったようだ。
でも、本部の判断だと勇次郎は本部に勝てないんだっけ?
本部の評価はまったくこれっぽっちも当てにならん。

渋川先生は武蔵に敗北している。
敗北してはいるけど、上手く負けた感じだ。
でも、武蔵とガチるのも見てみたかったが……
烈みたいに意地を張ると死んでしまうので加減が難しい。

鎬兄弟はわりと出番に期待しているけれど、全然出番がやってこない。
烈海王に勝てると言った昂昇はけっこう期待感があったのだが……
米軍基地で烈に喧嘩を売った辺りもそれなりに輝いていた。
是非、彼に機会(ジーフィー)を。
あと紅葉は今度こそちゃんと働け。

ジャックは松葉杖装備で登場だ。
さすがに本部に負わされた傷は癒えていないようだ。
てっきり1回戦敗退の本部如きに負けたので引き籠もっていたかと思ったが、この大一番には顔を出すのだった。
烈の時も見に来ていたし、何やかんやで武蔵への興味は衰えていないようだ。
ピクルの本気を知る男だし解説してやれ。

そして、今回一番の超大物! 加藤と末堂!
何やかんやで全シリーズに出ている名脇役である。
これは本部との組み合わせに期待できる。
へっ、グラップラーに武器なんて通じるわけねえだろッッ。
わかっとらんのう、お主らは……
みたいなやり取りを期待したい。
ところでお前らは全然手練れじゃないだろとなるけれど、手練れ『感』と書かれているので手練れに見えればそれでいいのだ。
加藤なんて初登場はそれなりに強そうだったし。

ガイアは……テメエはよくも顔を出せたものだな。
本部流の恥さらしめ。
破門だ、破門!
でも、破門を喰らった方がむしろ名誉に繋がるかも……

佐部京一郎は現代の犠牲者第一号ですな。
独歩と死闘を演じた剣鬼……のはずがすっかり弄られ役になってしまった。
独歩と並んで刃牙道でのダメージが大きいキャラだろうか。

郭海皇は強さは本物だが出番に恵まれない。
すっかり師匠キャラになってしまったし、事実、烈の師匠の座を劉海王から奪い去った。
武蔵VS烈では驚き役になってしまったのが残念だった。
是非解説をお願いしたい。

そして、寂海王。
ピクル編冒頭以来の出番だ。
バキシリーズの中でも特に異色なキャラだけに出番に期待したいのだが……
武蔵相手では得意の心理戦に持ち込む前に一刀両断されそうだけど。

そんなわけで歴代シリーズのグラップラーたちがここに集った。
加藤と末堂まで揃うことから、この人選の豪華さは親子喧嘩の時以上だ。
ここに足りないのはオリバに花山、克巳か。
おい、本部。何でお前がいないんだ。
お前の弟子である加藤に末堂がいるんだぞ!
もしかして、また喫煙を注意されて、ついでに持ち物検査をされて、警察のお縄になったか?

「見届けることこそが」
「血と汗にまみれる」
選択えらんだ生き方から自ずと導かれる責務つとめ!!!」
「見たいのは「闘争たたかい」であって」「「公開処刑」ではない!」
「見たいのは「勝負」であって」
「「殺戮ショー」ではない!!」


みっちゃんの台詞はあまり意味がわからない。
最強を目指したからには最強と最強の戦いを見届けなければいけないということか。
あるいは素手の究極系であるピクルと武器の究極系である武蔵の戦いは見逃せないのか。
みっちゃんの台詞からするともしかしたらピクルを守護るために集まったのかも。
よし、とりあえず加藤と末堂を生け贄に捧げよう!
そうすれば刃牙が友情パワーで何かに目覚めてくれるかも。

刃牙でさえ冷や汗を流す緊張の中、武蔵が入場する。
腰には金重を携えている。
刀は一本だけなので二刀流はやらないようだ。
その辺、本気がどこにあるのか、まだわからない。
勇次郎の見立てでは二刀流は素手を想定したものらしいけれど……

「嘗めるな皆の衆……ッッ」
「Tレックスティラノサウルスの天敵が…!」
「おめおめとぶった斬られるタマか!!?」


みっちゃんはグラップラー一同に刀相手じゃやっぱ無理と言った不安を感じているようだ。
事実、愛刀でないというのに烈が殺されている。
愛刀を持った今ならピクルも真っ二つにされるのではないか……
そう考えている時期が俺にもあります(現在進行形)

だが、ピクルは恐竜最強(かは怪しいけど)のティラノサウルスを補食している!
刀以上の破壊力を持つ恐竜を補食してきた!
だから、如何に最強の剣豪が愛刀を携えようと簡単には負けない!
これがみっちゃんの主張なのだろう。
アンタはそんな甘い見立てだからたくさんの犠牲者を出すんだ。
犠牲者が烈だけで済んでいるのが奇跡ですよ。
武蔵に手心がなかったら、独歩と佐部も死んでいますがな。

餓えに餓えたピクルは武蔵を視認した瞬間に突っ込む。
圧倒的なタフネスに任せたノーガード戦法である。
これがピクルの基本形である。
それに合わせて武蔵は抜刀!
刀身が顔面にめり込んだ!
いきなり顔面かよ!?
いやいやいや、NONONO。
これ、無理ぞ。消力できないから無理ぞ。

「タマか………」

みっちゃんの呟きか、武蔵の呟きかはわからないが、諦めが入るくらいの絶対的危機だ。
みっちゃんの呟きなら思い切りブン殴っても何も文句を言われない。
散々、煽っておいてこの呟きなら猛獣の連激を覚悟してもらいたい。

さて、メチャクチャ刀がめり込んでいる。
どうみても切れていますが……
でも、独歩や烈の時も同じくらいにはめり込んでいた。
引き斬らせなければ全然平気! ……だよね?
本部は守護ってくれそうにない。こうなったからには間に合わない。
この危機をピクルはどう潜り抜けるのか。
次回へ続く。


ピクル、超ピンチ!
いきなり致命傷どころか真っ二つの危機だ。
さすがにそれは目覚めが悪いので何とかなりませんでしょうか……
ピクルほどの人間(?)が刀には問答無用に殺されるとなると、バキシリーズの全否定に等しい。
いや、ジャックが本部に負けた以上、既に否定済みかもしれないのだが。

というわけで生存の可能性を考えたい。
まず、皮とあと肉は切れたけど強靱な頭蓋骨は切れずに生存ルート。
武蔵の見立てではピクルの骨は切れなかった。
なので、見立て通りなら一刀両断は失敗となる。
その折りに刀が折れて素手の勝負になれば穏当になるのだが……

あるいはまた引き斬らなかったとか。
さすがにいきなり一刀両断では盛り上がらない。
これでピクルが死んだら脚を食われた烈と腕を失った克巳が報われない。
でも、メッチャ振り下ろしているし止められなさそうだ。

ピクルはこと肉体面ではバキシリーズ最強である。
対抗できるのは勇次郎くらいだ。
そんなピクルが武器にただ負けたらもう誰も武蔵に勝てなくなってしまう。
本部以外は勝てぬ! 本部最強!
ええい、お前は解説していろ!

そう、問題となるのは本部だ。
守護らずに何やってんだ、アンタは。
だが、希望はある。加藤と末堂がいる。
加藤と末堂が本部の心を取り戻せば、在りし日の皆に愛される解説家、本部が再臨するかもしれない。
強さを失ってでも取り戻したいものが、本部にはある。
とりあえず、次回、冒頭で絶句する格闘家たちに白亜紀の強靱(タフネス)をわかっとらんのうと言いながら現れればピクルの生存確率も大幅アップですよ。
……本部が白亜紀の解説をするのはあまり気にしない方向で。