ジョジョ第4部第21話&第22話感想



前回のとまとめて感想。
すまぬすまぬ……


吉良吉影、ついに動き出す!
異常な殺人鬼と平凡な一般人の二面性を持つジョジョシリーズ屈指の奇人ラスボスである。
故にどこかコミカルな部分も持っている。
後に川尻忍に愛着を持つような描写もある。
なので、外道そのものなのにどうしても憎めないのであった。

今回も真っ昼間から堂々と人の手首を持って歩くという異常なことをしながらも、重ちーに盗まれたりと詰めが甘いというか、油断する癖を見せる。
吉良吉影は相当に油断する人物である。
この油断癖が後に幾度も災いすることになる。
それが欠点より愛嬌に見えるのはどこか得している奴だ。

吉良吉影はスーツのまま学校に忍び込むアクティブさを見せる。
ここでキラークイーンで手首を爆破していれば早く済んでいた気もする。
手首が惜しかったのだろうか。
もっとも、それをやっていればキラークイーンが目撃されてもっと厄介なことになっていたのだが。
あえて生身で取り返そうとしたのが結果的には正解であり幸運であった。

もっとも、相手が重ちーなので手首がバレてしまう。
この時に謎の声、シバッを再現していて驚いた。
シバッて何なんだろうね……
パウッと同じくらい謎である。

圧倒的な強さを誇る重ちーだが、不意を突かれて致命傷を受けてしまう。
キラークイーンのネタがわかっていれば勝てたかも。
正面衝突ではスタープラチナはもちろん、クレイジーダイヤモンドにも負けているし、ネタが割れれば弱いのがキラークイーンだ。
吉良吉影は戦士ではなく殺人鬼なので奇襲に近い形で戦っている。
持ち味を活かしている。

重ちーは家族を守るために致命傷ながらも奮闘する。
この時に一切心配しない学生はちょっとヒドいな……
重ちー、たしかに気持ち悪い頭の形をしているけどさ……
でも、吉良吉影の追跡は逃れられず殺されてしまうのだった。
重ちー……短い人生であった……

これで謎の殺人鬼がスタンド使いだとわかり、承太郎も動き出す。
というか、いきなり尻尾を掴み出す。
前作主人公と今作ラスボスの対決の始まりだ!
ネタバレ、承太郎は致命傷を受けてしまう。