刃牙道感想 第135話「偉大さ」

武蔵がTVデビューだ!
デビューだけなら既にしているが今回は事情が異なる様子だ。
独占インタビューから第2回最大トーナメント(念のため、武器禁止)開催か?
今、素手の本部と素手の金竜山がぶつかる!
そして、本部がまた負ける!


そう思わせて今回は武蔵のTVの話ではないのだ。
書きたいヤツと出逢えば読み切りを始めるのが板垣先生である。
先週の流れをぶった切ることなど基本ですよ。
気にしてはならない。

さて、今回の主役はトラムプ次期大統領である。
そのモチーフは言うまでもなくトランプ次期大統領だ。
って、待て。ネタにするのがやたら早くないか?

トランプが大統領当確と言われたのが11月9日のことだ。
それから2週間……
原稿を書くだけならまだしも、印刷を含めればタイムリミットは極めて厳しくなる。
これは多分ヒラリーverの原稿も書いていたと思われる。
世界初のトランプを弄った漫画家という称号のために板垣先生はけっこうな無茶をしたことは想像に難くない。

さて、ホワイトハウスでオズマ現大統領とトラムプ次期大統領が二人で話し合っている。
アメリカの未来を担う超大物だ。
その引き継ぎで交わしているのは勇次郎との友好条約だ。
オズマの時も直前になって報されるほどのトップシークレットなので、今回も就任直前になってトラムプは知ったようだ。

でも、日本の政治家はけっこう知っていますよね。
あれはオズマがお喋りということなのか?
それとも特別事情通ということなのか?

それに対してトラムプは非常に不愉快なのであった。
ボッシュやオズマなどの歴代大統領と違って反勇次郎派のようだ。
そんなわけで勇次郎の強さと脅威を信じていないのだった。
勇次郎が如何に強いと言えど日本刀で斬られれば死ぬしね……

「第40代――「ロナウド・ウィルソン・リーガン」」「彼が最初と聞いている」

勇次郎との友好条約は第40代大統領の頃から行われているようだ。
元ネタとなったレーガン大統領の就任時期はベトナム戦争と被っている。
つまり、ベトナム戦争をきっかけに勇次郎の脅威をアメリカは知り、友好条約を結ぶことにしたのだろう。
当時の勇次郎の評価は「10年後には一国の軍事力に匹敵する」だった。
でも、10年も経てば一国の軍事力に匹敵するのはヤバいと思ったのか、即友好条約を結んだようだ。

この友好条約を「我が国から偉大さが消えた」とトラムプは称する。
どこまでも不遜なのであった。
そんなトラムプを勇次郎大好きなオズマは特に叱りもせずただただ事実だけを伝える。
これは勇次郎に逢えばわかるという信頼と自信からだろうか。

ともあれ、在任○年で得た結論である「媚びるべきには媚びろ」をオズマは伝える。
オズマが大統領となっていたのはバキ世界の時系列的には1年である。
まぁ、そこは突っ込まんでおこう。
親子喧嘩の最中に総理が変わるくらいだしね。

そして、2週間後、ニューヨークのホテルへとトラムプは出向く。
オズマの時はワシントンだったから別の場所となる。
どうやら友好条約を行う場所は時によって変動するようだ。
大事な儀式だからそれなりの決まり事があるかと思いきや……

「昂ぶりきって暴発寸前だった私の感情は――」
「『彼』の姿を見たその瞬間――」「嘘のように霧散していた……。」


トラムプは友好条約を破棄する気満々でいた。
だが、一瞬で消え去ったと後の自伝で語っている。
って、勇次郎と友好条約のことを自伝で語るのかよ。
勇次郎に怒られしないだろうか。
でも、親子喧嘩であっという間にメジャーになったし、勇次郎との出逢いを語るくらいなら別にいいのかも。

「『男』は後ろ姿だけで」「それがであることを実感わからせた。」

勇次郎はヒョウ柄パンツ一丁でトラムプを迎えた!
オズマの時は普通にいつもの胴着だったのに……
さらに全身に血管を浮き立たせている上に、格闘家相手にさえ滅多に見せない鬼の貌も開放している。
相当に力んでいることがわかる。
オズマからトラムプに叛意があることを聞かされて、全力でビビらせる態勢でいたのかも。

「3分で終わらせろ」

勇次郎、完全にぶち切れていた。
オズマの時はそれなりに穏やかに対応していたし、リクエストに応える余裕も見せたのに……
相当、トラムプにムカついているようだ。
また、本部と武蔵が争う大事な時期に友好条約に巻き込まれたことを怒っているのかも。
勇次郎はこれでけっこうな観戦好きだし……

「たとえ粗相をしても」
「こういう事態での私は早い。」
………、徹夜で憶えた「宣誓」を」
「一字一句 違えることなく絶叫していた……。」


こうしてトラムプは失禁しながら歴代大統領同様に友好条約を執り行うのだった。
念のためと言う辺り、やっぱりどこかで不安な気持ちはあったのか、それとも次期大統領としてあらゆるケースを想定せねばならないと思ったのか。
何にせよ心の準備がなかったためか、まったく余裕がないトラムプであった。
次回へ続く。

そんなわけでまさかの超高速トラムプ弄りであった。
武蔵と本部を放っておいて、まさにやりたかっただけである。
いや、責めまい。
よくぞこのスピードで弄った。
前号のトランプの髪型へのコメントは何だったのか。
原稿できているじゃないですかー! やだー!

オズマは勇次郎に対して人民を守る決意を見せるなど、骨のあるところを見せた。
対するトラムプは失禁した。
……ちょっと情けない。
阿鼻谷と戦っていれば……あるいは……
ギャンブルフィッシュは2010年に連載を終了しているからもう6年前の漫画ですな。

今後、トラムプは本編に絡んでくるのだろうか。
話の中心が武蔵だからあまり出番はなさそうではある。
今後、トラムプが勇次郎にリベンジしようとする時、本部は守護ってくれるのだろうか。
あまり守護らなさそう……
武蔵に勝ったことだし本部は自衛隊の長官にでもなればいいんじゃないだろうか。
本部流煙玉を伝授だ!