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イベント13
理人
「いいんだな・・・
 運命に決着をつける
 待て・・・!!!

<運命に決着をつけるを選択>
リヒト
「玲音―――――――――ッ!!!!!!

老人達の声
「着おったか・・・
老人達の声
「こやつが、魔黒理人・・・
老人達の声
「黒と天を継ぐメイジか。
 煩わしい・・・

ブラウ
「何だァ・・・
 ジジイ共の声だけしやがるぞ?

エクスハティオ
「宿命元老院は・・・
 肉体を捨てた、精神体どもの組織なのだ。
エクスハティオ
「その浅き運命に、永劫にしがみつき・・・
 世界運命の掌握を企む、
 醜き老害の集団だよ。

老人達の声
「黙れ、無能な騎士風情が。
 我等が運命の軌道より逸れし、
 無謀な蛮人め・・・

リヒト
「ンな事はどうだって良いんだよ・・・!!!
 玲音を返しやがれ――――――ッ!!!!!!

老人達の声
「玲音・・・
 狩流玲音、か。
老人達の声
「貴様がそう呼んだ少女の運命は、
 もはや現世には存在せんよ。

リヒト
「何を・・・
 何を、言ってやがんだッ・・・!!!?!??

老人達の声
「囀るな。
 疾く、理解させてやろう・・・

ラド
「これは・・・!?

ブラウ
「この場の旋律が・・・!!!
 まるで、次元の狭間とかいう場所のような
 異質なモノになっていく!!?

エクスハティオ
「これが、運命掌握機の力・・・!!!
 ヱドロ無しで、因果歪曲を成し遂げるとはッ・・・

老人達の声
「さあ・・・
 活目するが良い。
老人達の声
「これぞ・・・
老人達の声
「MEGAMINOID!!!!


<CROSS FAIT BATTLE>
<運命制圧>


リヒト
「ハァ、ハァ、ハァッ…!!


老人達の声
「ば…
 馬鹿な…

ブラウ
「や…
 やった…のか…!?

老人達の声
「有り得ぬ
 有り得ぬぞ…!?!?
老人達の声
「!!?
 ギェアッ!?!?

リヒト
「!?
 な、何だ!?

老人達の声
「ゲグァバ――――――ッ!!!?!?
老人達の声
「ウゴェエエエエエエエエッ!!!!!

ラド
「老害どもの運命が…
 消えていく!?

エクスハティオ
「…運命から解き放たれた反動力だ。

リヒト
「何?

エクスハティオ
「彼等は、運命掌握機と
 自分達の因果を同一化する事で、
 運命支配の頂点に立とうとしていた。
エクスハティオ
「その器が破壊された今、
 寄る辺無き老人共の運命など…
 雲散霧消、霞と消えるだろうよ。

老人達の声
「黙れエクスハティオ!!!赦さんぞ!!!!
 神すら統べる我等が運命を、愚弄するなど…
老人達
「ガ、ガベラァッ…!!!?!?

ブラウ
「ヘッ…
 救えねえジジイ共だァ。

リヒト
「…!!
 こんな老いぼれ連中なんて
 どうでもいんだよ!!!
リヒト
「玲音ッ!玲羅ッ!!
 二人はどうなるんだよッ!!?!?

ラド
「!?
 何の揺れだ!!?!?

エクスハティオ
「これは…マズいな。

ブラウ
「おい…おいおいおい、オイッ!!!
 空間が、崩れてるじゃァねーかッ!!!!

ラド
「武羅卯さん!!ここは危険です!!!
 すぐに脱出しましょう!!!

ブラウ
「あ、あァ。
 でもよ、まだあのオンナが…

ラド
「知った事では無いでしょう!!!
 このままでは生き埋めですよ我等は!!!!

リヒト
「ざけんな!!!
 クソ…勝手に逃げてろアホ共がッ!!!
リヒト
「玲音ッ!!!玲羅ッ!!!!
 何処だッ!!!?
 何処にいるんだァ―――――ッ!!?!?

エクスハティオ
「!? 危ないぞ、理人ッ!!!!
 戻って来いッ!!!!!!

リヒト
「!!?
 しまっ…
リヒト
「うげぁ――――――――――――――ッ!!?!?


<SAVE THE DISTINI>


【戦闘開始時】
リヒト
「!!?
リヒト
「こ、ココはッ…!!!?!?

???
「…
 クソよ…

リヒト
「!?
リヒト
「この声はッ…!!!!!
リヒト
「れ…
リヒト
「玲音ェ―――――ッ!!!!!!!

???
「…あぁ…
 クソだ…

リヒト
「!?
 もう一つ、声が!!?!?
 まさか…!!!

リヒト
「れ…
 玲羅、なのかッ!!!?!!?

レイネ
「もう、イヤ…!
レイネ
「こんな、運命は…!!

レイラ
「もう、いらない…!
レイラ
「こんな、因果は…!

リヒト
「おいッ!!!
 返事しろ玲音ッ!!!
 玲羅ッ!!!!
リヒト
「俺の事を、見やがれッ!!!
 運命に…!! 運命なんかに…!!!
 敗けてんじゃ、ねェ―――――ッ!!!!


【玲音に語りかける】
リヒト
「玲音ッ!!!!!
 聞こえてんだろ!!?!?

玲音
「・・・
 理人・・・

理人
「帰んぞ!!!
 さっさとその、ふざけた格好は
 終わりにしろよ!!!!

玲音
「駄目・・・戻れない・・・
 私は・・・この街の人々を、
 怪物にしてしまった・・・!!!!

理人
「ざけんな!!!!
 お前のせいじゃねえんだよッ!!!!!


【玲羅に語りかける】
理人
「玲羅ッ!!!!
 何、運命に踊らされてんだ!!!!
 お前らしくねえだろ!!!!

玲羅
「あー、うるっせー・・・
 誰かと思ったら、理人かよ・・・
玲羅
「どーせ“玲羅”に、居場所なんて無い。
 街も滅茶苦茶みてーだしよ。
 もう、どうでもいいだろ・・・

理人
「ざけんな!!!!
 閉じこもってんじゃね――ッ!!!!!


【前世の啓示を受ける】
リディオ
「理人・・・
 聞こえるか、理人!!!!

理人
「この声・・・
 俺の前世の、ナントカか!!?

リディオ
「リディオだ。
 よく聞け理人。彼女達は、
 心を閉ざしてしまっている。

理人
「無理もねえ・・・
 街があんな状態じゃあ・・・!!!

リディオ
「このままでは再び女神に堕ちてしまう…
 彼女達の運命を、
 救済しなければならない!!

理人
「そんな事がどうやって可能なんだ!!?

リディオ
「フッ。黒のメイジを侮るな。
 そして・・・その転生体たる魔黒理人!
 お前も力を貸せ!!!!

理人
「よくわからねーが・・・
 できるってんならやってやるぜ!!!

リディオ
「さあ!!!
 共に戦おう!!!!
 運命と!!!!!!!


【二人に語りかける】
理人
「玲音ッ・・・
 玲羅ッ・・・!!!!
理人
「前世なんて関係ねえ・・・!
理人
「運命なんて、関係ねえッ・・・!!!
理人
「俺達はッ・・・
 今 を 生 き る ん だ ッ ! ! !

玲音
「理人・・・
玲音
「でも・・・でもッ・・・!!!
 街の人達はもうッ・・・!!!!!

理人
「俺が救ってやる!!!
理人
「俺が…全ての、運命を。因果を!!!
 生まれ変わらせてやるッ!!!!!!

玲音
「えっ・・・?

玲羅
「ハッ!!!
 何言ってんだコイツは!!!
玲羅
「運命が?因果が?
 生まれ変わるだって??
玲羅
「カンケーねえんだよ。
 どうせその新しい現世に、ボクは・・・

理人
「うるせえ!!!
 お前こそ関係ねえんだよ!!!!

玲羅
「ハッ!!!
 ハハハハハッ!!!!
玲羅
「ホラ見ろ!!!
 やっぱりそうじゃねえか!!!
 ボクなんて不要なんだ!!!!!!!

理人
「違う!!!
 お前達のどちらも、
 欠けさせはしないッ!!!!

玲羅
「はっ・・・?

理人
「お前達、二人が!!
 俺の!!!
 翼 な ん だ ァ ―― ッ !!!


【全てを断ち切る!!】
理人
「前世って、何だ・・・?
理人
「運命って、何だ・・・?
理人
「ずっと悩まされ続けてきた・・・
 振り回され続けてきた・・・
理人
「だがしかしッ!!!
 しかし、今ッ!!!!!
理人
「ここに俺の、答えを示すッ!!!!!!
理人
「さあッ!!!!!

リディオ
「いざッ!!!!!!!!!!

<メッセージ>
 † 現 世 祝 福 せ よ ! †


<運命制圧>

ブラウ
「ハァ、ハァ…!

ラド
「何とか脱出しましたね武羅卯さん!!!!!!!!!
 アハッ!!!!!!!!!!

ブラウ
「何嗤ってやがるんだァ!!!!!

ラド
「!!?!?!?!?!??!!?
 武、武羅卯さんが修羅のような御顔で私を…!!?!?!?
 も、申し訳…ありませんッ…!!!!!!!!!!!!

エクスハティオ
「理人君、玲音君…!!

ブラウ
「ン…?

ラド
「何だ…この光は…?

エクスハティオ
「これは…
 運命の旋律…?
エクスハティオ
「WARM…暖かい光だ…
 希望の力<Mage>を感じる…

ブラウ
「…!!!
 オイ、見ろッ!!!!
 街がッ!!!!!!!

ブラウ
「街の連中が…
 元に戻ってるぞ!!?

ラド
「そればかりか、
 運命の崩壊も止まっている…!!

エクスハティオ
「…MIRACLE。
エクスハティオ
「理人君…
 君の運命が
 これほどの物だとはな。

リヒト
「うっ…
リヒト
「どうなった…
 運命は、どうなったんだッ…

レイネ
「…

リヒト
「!!!!!
リヒト
「玲音ッ!!!! 玲羅ッ!!!!!
 しっかりしろ…!!!!!!
 目を醒ましてくれ、二人共ッ!!!!!

リディオ
「安心しろ、理人。

リヒト
「リディオ!!

リディオ
「彼女らを縛る鎖は消えた。
 お前の翼は、
 じきに目を醒ますだろう。

リヒト
「そ、そうなのか。
 良かった…

リディオ
「全ては解き放たれた。
 お前達を縛る運命。宿命。因果応報。
 それらは最早、昨日までの事…
リディオ
「歩むが良い、魔黒理人。
 祝福しよう。
 お前達が歩む、今という時を。

リヒト
「リディオ…
 お前はどうなるんだ?

リディオ
「俺達は見守り続ける。
 因果運命の彼方で、
この祝福されし現世を…
リディオ
「さあ…
 行こう、カルレイン。

カルレイン
「ええ、リディオ…

リヒト
「!?
 何だ!?

リディオ
「24億年か。
 待たせたな。

カルレイン
「いいえ。
カルレイン
「絶対…会えると、
 信じていましたから。

リヒト
「…! ここは…
リヒト
「戻った、のか…?

レイネ
「…
 んっ…

リヒト
「!!
 気がついたか、玲音!!!!

レイネ
「ここは…
 宿命ヶ原、タワー…?
レイネ
「私…彼についていってから、
 変なお面を被せられて…
 それから…

リヒト
「もういい…!!
 思い出すな、変な事は!!!
リヒト
「運命は…因果は…
 全部、清算されたんだッ!!!

レイネ
「…
 そう、なのね…
レイネ
「…
レイネ
「理人…
レイネ
「ありがとう…
レイネ
「こんな人生、クソだって思ってた…
レイネ
「そんな事、なかったんだね…
レイネ
「私は…
レイネ
「幸せ、だったんだね…

リヒト
「玲音…

レイネ
「街が、見える…
レイネ
「…
レイネ
「ああ…
レイネ
「現世って…
 こんなにも、
レイネ
「綺麗…
 だったんだ…

<移動テロップ>
2ヶ月後

ラド
「キハハハハハ――――――――ッ!!!!!!!
ラド
「オラオラどうしましたゾウリムシ共が!?!?!!??
 もう終わりだっていうのですかねェ―ッ!!?!?!?

不良メイジ達
「う、ううクッ・・・!!!!

ブラウ
「全く情けねえ連中だ。
 もうその辺にしとけよ、羅堵。

ラド
「はい、武羅卯さん!!!

ブラウ
「はぁ、骨の無ェ奴等しかいねェーなぁ。
 ここらもあらかた、俺のナワバリに
 なっちまったなァ・・・

ラド
「素晴らしいです、武羅卯さん・・・!!!!!!
 やはり武羅卯さんは、
 最強にして絶対の、蒼き破壊神ッ・・・!!!!!!!!

ブラウ
「ヘッ、だからよせって。
 お前ェも相変わらずだよなァ。

ラド
「ところで武羅卯さん。
 一つ、提案があるのですが。

ブラウ
「・・・理人のトコには行かねえぞ。

ラド
「そ、そんな・・・!!!!!!!
 考え直して下さい武羅卯さんッ!!!!!!!!
ラド
「ここらのシマ一帯を統治できる程にまで
 メイジ闘争力を研磨してきた今の我々なら、
 あのような雑種犬など、一捻りですよ!!?!?!?

ブラウ
「行かねえったら行かねえんだよ。
ブラウ
「・・・あんなフヌケやがった奴ァ、
 もう眼中にねえよ。

女教師
「あら、エクスハティオ先生。
 お疲れ様です。

エクスハティオ
「GOOD EVENING。

女教師
「非常勤の講師から、正式な教師になられて
 そろそろ一月くらいですね。
 どうですか、慣れました?

エクスハティオ
「―いや、朝からの仕事には慣れませんな。
 専らNIGHTが本業だったものでね・・・

女教師
「えっ?

エクスハティオ
「おっと、こちらの話です。
 では、失礼。
エクスハティオ
「やれやれ。
 かつて運命の使命を背負った騎士も、
 今や凡百の仏語教師とはな・・・
エクスハティオ
「現世を生きる、か・・・
エクスハティオ
「これはこれで、BETTER LIFE。
 良いモノだな。

玲音
「ハァハァ・・・!
玲音
「あっ、いたっ・・・!
 お〜い、理人――――――ッ!!!!

理人
「おゥ、玲音。
理人
「・・・ん?あれ?
 ・・・来る時間、少し早くねえか??

玲音
「さぼったの。
理人
「ぎ、げぇッ・・・!!?お前ッ・・・!!
 そういうのやめろって、いつも・・・!!!
 タンイとか何とか、あんだろ!!?

玲音
「ふふっ、大丈夫よ。
 ちゃんと気をつけてるわ。

理人
「それにしたってだな!!!
 ・・・ったく、エクスハティオのオッサンも
 ちゃんと目ェ付けてろよ!!!!

玲音
「そんなに怒らないでよ。
 ・・・だって、理人がいないと、
 何処にいても、面白く無いんだもの。

理人
「そっ・・・
 そうかよ。

理人
「それにしても・・・
 見事に平和じゃねーの、街。

玲音
「ほんとにね・・・
 ふたつき前は、あんな事になってたのに・・・

理人
「まさか本当に元通りになっちまうとはな。
 前世様々だ。

玲音
「宿命元老院は・・・どうなったの?

理人
「あいつらは運命体しか無かったからな。
 オッサン曰く、解放されたお前の運命・・・
 つまり、MEGAMIと一緒にブッ飛んだらしい。

玲音
「そう・・・

理人
「オイ、まーた曇り顔になってんぞ。
 今までの事は忘れろって、言ったろ。
理人
「今だけ見て生きていくんだよ。
 俺たちはさ。

玲音
「うん・・・、
 そうだね、理人。
玲音
「・・・じゃあ、理人も考えよう。
 これからの事。

理人
「な、何だよ・・・?

玲音
「ねえ、理人。
 これからの、私達のために・・・
 今するべき事が、あるよ・・・

理人
「な、な、な、何だってば!!!
 背中かゆっくなる言い方、やめろォ!!!!!

玲音
「それはね、理人・・・

理人
「・・・

玲音
「・・・

理人
「・・・

玲音
「・・・

理人
「・・・・・!!!!!!!

玲音
「・・・ン、って・・・い・・・

理人
「えっ・・・?

玲羅
「パン、買って来―――――い!!!!!!!!

理人
「ぎ、ぎげァ――――――――――――ッ!!?!?!!?
 れ、レイラァアアアアアアアアアアッ!!!??!?!?!?

玲羅
「ブッ、アハハハハッハァ――――――ッ!!!!!
 相変わらずの知能だねオッメェ――はよぉおおお!?
 アハアハハアハアハッハァ―――――ッ!!!!!

理人
「テメェエエエエァアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!
 アァアアアアアアアアアァアア!!!!!!!!!!!!!!!!
 アアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!


こうして前世の因果は断ち切られた
彼等が再び生まれ変わる事はもう無い
永き 転生録が 幕を閉じた―

しかし いつかまた
運命を交える時がくるだろう
その日を願う者がいるかぎり…


†THANK YOU FOR PRAYING†