第1章プレイ録





まず、グリチャンの話は主人公の藍沢陸人の学校に謎のイケメン転校生、霧島光流が現れるところから始まる。
走り屋の話には二枚目が登場するのは基本である。



そして、ホモ臭を漂わせるのが走り屋のも基本である。
これが偶然ではなく意図したものであることが数分後に痛いほど思い知らされるのがグリチャンクオリティ。

 

そんな中、担任の片桐先生に陸人は光流の監視を命じられるってちょっと待て
走り屋だから許されるってレベルじゃねーぞ!
教師に余計な詮索はするな、と言われるのはグリチャンくらいであろうか。



さて、陸人は光流に学校の屋上に呼び出される。
学校の屋上で男二人…ホモネタでしょう。

 

げえ!マジでホモネタだぁ!
この初々しさ溢れるやり取りに純情ガールの私は頬を赤らめるしかなかった。
この時点でシナリオライターは何をやりたいのか、マジでわからなくなってくる。



そんなホモネタ炸裂と同期したのか、留年しているとか交通事故を起こしたとか、光流の悪い噂が流れ始める。
それについて片桐先生に聞いてみた結果がこれだよ!
…相変わらず走り屋ゲーは何かが浮いているなぁ。

さて、そんな折、陸人は光流に遊びに誘われる。
いきなり親しいですね。
エロゲーかよ。

 
 

ギャー!ホモい!ホモいよ、この人たち!
シナリオライターは何が楽しくてホモネタを連発するのだろうか…
子供の時分にホモネタを使いたくとも使えなかった過去があるのか?
いや、俺はモニターの前で歓喜しているけど。



純潔オワタ\(^o^)/



三角関係ハジマタ\(^o^)/

 

そんな愛憎と痴情がもつれもつれる中、陸人は光流に峠に連れて行かれる。
やっと走り屋ゲーらしくなってきましたね。走り屋と言ったら峠か首都高です。
公道っていうか国道を走ったレーラグは異端児ということでひとつ。
その峠ではいきなりやられ役の小物と遭遇する。

 

その時に光流は相手の車のスペックを言い当てるという(走り屋ゲー的に)上級走り屋の基本をやってのける。
無論、相手側はよくわかったな、とご満悦になる。うん。実に自分の役割をわきまえている。



ここで序盤の見せ場、ワイパー金賭けバトルが行われる。
金を賭けるだけでなくワイパーに金を挟むというのに霧島光流の非凡すぎて近寄りがたいセンスを感じ取れる。
ただ、峠に近付くなと言っているものの、この小物は特に悪いこともしておらず、精々調子に乗った程度である。
なぜ彼はここまで恨まれたんだ?
それとも好きな男の前ではかっこつけたいという光流の欲望から生まれ出でた行動であろうか。
つーか、やっぱりホモネタに転がるのな、このゲーム。

 

しかし、陸人と光流の蜜月は長くは続かない。
光流の許嫁(女性)との軋轢から二人のすれ違いは続く。
あと光流さんの思想はすっげえ中二くせえっす!やっぱり光流さんは最高ス!

 

こうして二人の接点は交わらぬまま、片桐先生から光流が東大に入学したことを告げられる。
この作品、大学受験と言ったら基本東大、悪くても早稲田という超高学歴ゲーである。
なぜにここまで偏っているんだ?
おい、どういうことなんだ、シナリオライター。



ここぞとばかりに口説きにかかられる。
こういうゲームじゃねえからこれ!

 

ホモネタホモネタホモネタ!どいつもこいつもホモネタ!
なぜだ!どうしてホモネタをやって○○たんハァハァと言わねえんだ!
あれ?萌えるような女性キャラ、このゲームにいたっけ?
…嫌な女しかいないよなぁ…



そんなこんなで極悪チーム、ホーネッツと対戦することとなる。
リアルに肌の色がゾンビ色のリーダー鳥栖勇吾は「悪魔的に速い」というよくわからない人だ。
それでもまともに走っては分が悪いらしい。しかし、頼りになる光流は行方不明。

というわけで、5on5の勝ち星の多い方が勝利というどんだけ公道を占拠すれば気が済むんだというバトルが企画される。
免許取り立ての陸人はそのバトルの4番手として抜擢される。
理由。天才的ドリフトの使い手だから。
まぁ、このゲームはドリフトなんてしようものなら半端なくスピードダウンするから200kmだろうが300kmだろうがグリップ走行が安定である。
というか、グリップ走行さえすれば300kmでもヘアピンを曲がりきれるほど。

肝心のバトルは2勝1敗で副将の陸人までもつれ込んだ末に1勝をもぎ取って勝利に終わる。
しかし、鳥栖勇吾の気が収まらない。ゾンビだからしょうがない。

 

そんな時に行方不明だった光流が戻ってくる。ホモだけど空気を読む男だ。
「リンクスはな入るのも出るのもいつでも自由なんだよ。たった今オレはリンクスに入ったぜ!」はグリチャン随一の名台詞だ。
普通にカッコイイ方の名台詞。



勝った途端にこれである。
「確かにおまえは速いかもしれねえ。でもオレはその100倍速いぜ」はグリチャン随一の名台詞だ。
ネタ的な意味での名台詞。

 

しかし、結果チームにおいても個人においても負けてしまった鳥栖勇吾の気は収まらず、光流の女だと勘違いして礼子――
この男の隣にいる女をさらう。
普通に犯罪です。本当にありがとうございました。
やっぱり、この作品は走り屋を間違えている。
無論、走り屋は廃屋をアジトにしない。走り屋は趣味ではあれど組織ではない。



アジトへ到着するなり、人質の礼子は2階の窓から飛び降りて下半身不随になってしまう。
飛び降りた結果がこれだよ!
…え?下半身不随?
走り屋らしからぬハードな展開に困ってしまう。
いや、誘拐事件とか走り屋以前の問題だけど。
自暴自棄になった礼子に対し、陸人はどう慰めるかとなると…

 

グリチャンを名作に押し上げた唐突告白&プロポーズが行われる。



スイーツ(笑)。



スイーツ(笑)は甘いだけではありませんでした。



おいィ?

そんなわけで礼子を賭けて陸人と源太で決戦が行われる。
もちろん、車で戦う。
こういうところだけ走り屋だ。
タクシーは殴りかかるそれ。

 

勝利。

当然。

源太。

号泣。

 

グリチャンを名作に(中略)源太泣き落としイベントが行われる。
これはマジ名イベント。
みんな!困ったら盛大に泣き落としするんだ!



陸人は婚約破棄に内心ホッとしつつ、光流の鳥栖勇吾への報復に付き合うことにする。
当然、走り屋らしく車で…



素手ェ!

 

銃ゥ!



鉄パイプゥ!

 

さりげなくこの男もノリノリである。

 

 

 

走り屋ゲー(笑)。

その後は光流の許嫁が手首を切ったり、光流と戦うために流浪の旅をしたり、肝心の光流は鳥栖勇吾に返り討ちに遭ったり、
その時に愛車がボコボコにされたり、鳥栖勇吾は交通事故で死んだり、結果光流との勝負が流れて第1章は終わる。
続く第2章はアメリカが舞台となる。第1章との繋がりがほとんどないけどなー。アメリカのくせに日本車しか出てこないけどなー。

第2章プレイ中のあなすの台詞
・クソゲー!
・マジクソゲー!
神ゲー。
クソゲーが1周して神ゲー。
クソゲー。
・作業。

あ、ついでに銃は後日談曰く偽物らしい。その証言が偽物だろ…


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