漫画版シンフォギア #.04



・あらすじ
響はネフシュタンの鎧を着た襲撃者との戦いを思い起こす。
完全聖遺物を鎧い、ノイズを操る人間というノイズ以上に未知の敵――
その戦いの中で翼は敵を退けるために、そして、自分を守るために絶唱を歌い、倒れたのだった。

翼が倒れた今、二課の装者は響しかいない。
響はデュランダル輸送任務に当たることになる。
翼が倒れたことに戸惑いと動揺を隠せない響だったが、弦十郎の言葉を受けて大切なものを守るために戦う決意を固めるのだった。

デュランダル輸送任務開始から間もなくネフシュタンの少女が現れる。
狙いは当然デュランダルであった。
守りたいものを守るために戦うことを決意した響は拳を振るい相対する。

その戦いの中でデュランダルは響の歌によって覚醒する。
ネフシュタンの少女に渡さないためにデュランダルへと手を伸ばす響。
先んじることに成功する響だったが、デュランダルを手に取った瞬間、膨大なエネルギーがデュランダルから放出される。
それを見て嗤いを浮かべる了子であった――


・キーポイント
-第5話との相違点
第4話はアニメ版第5話のエピソードをなぞっており、その内容もほとんど変わらない。
省かれている描写はクリスの拷問・広木防衛大臣の暗殺・響のトレーニングのシーン、追加されたのは弦十郎が響を励ますシーンである。
守られたのなら代わりに守れという弦十郎の言葉によって、響と翼の繋がりだけではなく奏との繋がりも生まれた感がある。
それに伴い守りたいものがあるという響の想いがより強調されている。

また、翼と奏の精神世界での会話では、アニメ版では奏が翼自身の気持ちを問いかけていたのに対し、
漫画版では奏の考えが多分に語られるようになっている。
漫画版は奏の心情が強調されているのだ。

-クリスの行動と言動
輸送任務を襲撃した折りにアニメ版では最初はノイズ任せであったが、漫画版ではクリスが自ら攻撃を仕掛けている。
ノイズを使うのは響と相対してからとなっている。
それに伴い「今度は本気で当てる! ケガしたくなければ道をあけな!」と二課のエージェントに叫んでいる。
攻撃も牽制及び足止めに留めており、ダメージを与えることを目的としてはいない。
ノイズを装者にしか使わないなど、アニメ版では描かれていなかったクリスの根の部分が強調されたと言える。


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