戦姫絶唱シンフォギアXV EPISODE11 ハジメニコトバアリキ

ついに破壊対象だった月に突入!
月=壊すがシンフォギアの伝統だったけど、そんな月にいよいよ突入。
ラスダンにいきなりワープはちょっとWA1っぽいデース。
守護獣がいきなりフォトスフィアに突っ込ませようとして失敗して命拾いしたアレ。





さて、月がまだ欠けていない頃。
ドラゴンボールのような激戦を繰り広げていた二人がいた。
こうして飛びながら激突ってシンフォギアじゃあまりやっていないんデスよね。
クリスマリアVSカリオストロの正念場くらい。



一人は主人公系ルックスの男である。
エンキの尊顔、ついに公開であった。
普通にイケメン。フィーネが変な趣味じゃなくて良かった。
……にしても、初めて見るのにあまり初めての気がしないな。
君、惑星Fを救ったこと、ありません?
ほら、緊急任務遂行部隊の隊員だったり災厄を身に宿したりして……



そのエンキと対峙するのは在りし日のシェム・ハであった。
顔色というか肌色、悪!?
特徴的な目はこの頃から健在であったが、肌の色は人間とはまるで異なる。
カストディアン、ヒューマノイドタイプではあるが、人間に非ずのようだ。
それともメイク?
だとしたら未来さんは銀色にならなくて良かったネ……劇場版のオチにどうぞ、メタル未来さん。



「シェム・ハッ!」
「お前の目論見は潰えたッ!!」
「これ以上の抵抗は無意味だァッ!!」


主人公らしいエンキは主人公らしいことを言っている。
シェム・ハ、封印されただけあって虫の息のようだ。
シンフォギアのラスボス、わりと土を付けられていることが多いのであった。






ドラゴンボールよろしく、エンキはシェム・ハの背後に回り込み地面へと叩き付ける。
これがサイヤ人の得意技、メテオスマッシュである。
地力で飛んでいるし地形を変えるほどの攻撃力を持つ……
カストディアンの戦闘力は人類を遙かに超越することがわかる。
現在のシェム・ハが往時の万分の一の力と言い出すのもわかる。
心情的にはサイヤ人の身体から地球人の身体になったようなものなのだろう。
そりゃベジータからヤムチャになれば愚痴の一つくらい言いたくなるでアリマス……






「業腹な……」
「だが、エンキ……貴様の言う通りかもしれぬな……」


「ならばッ!!」

「故に……であるッ!!」

二字熟語を多用するのは未来さんの影響かと思いきや、この頃から二字熟語好きのシェム・ハであった。
未来さんに乗り移ったのがきっかけで、二字熟語を使い出す奴はいないと思うよ。
だが、シェム・ハは敗北を認めつつも戦意は萎えていない。
シェム・ハビーム! 現代よりも太い!
メテオスマッシュを食らって瀕死でもこのパワー。
全盛期シェム・ハかつカストディアンの力がわかる。
あとけっこう胸デカい。未来さんとは違うな!






「快哉だ……」
「往く道を悉く阻む貴様だけはこの手で屠らねば溜飲が下がらぬ」


シェム・ハビームをエンキはバリアで受け止める。
……が、受けた左腕が銀へと転換されていく。
得意の埒外物理はこの頃から健在であった。
最初から使え!と言いたいところだが、大技であるが故に不意を突かなければかわされてしまうのだろう。

シェム・ハの口振りからエンキとの因縁は根深いことがわかる。
この決戦も何度目になるのか。
毎回のように銀にさせられそうになると命がいくつあっても足りんわ……





「このままでは……ッ!?」

左腕からどんどんと身体が銀に変わっていく。
大ピンチ……なので、右腕のGNバスターソードで自らの左腕を断ち切るのだった。
これにて謎だったエンキが左腕を失った原因はシェム・ハとの決戦であることが確定する。
その左腕が謎の聖遺物として現代に伝わり、アガートラームと呼ばれるようになったと……
元カストディアンの腕なのによくシンフォギアにできたものである。ちょっと生々しい。
カストディアンのサイヤ人的戦闘力は存分に披露されたし、聖遺物同然の力を秘めていても不思議はないとはいえ……

それにしても自分で左腕を切るなんてロディ(無印版)みたいなことをしでかす男だ。
最初はアシュレーかと思ったら……
ともあれ、主人公の資格は十分!
シンフォギア0の主人公になってみよう!




「腕を捨てて命を拾うかッ!?」

エンキ、メチャクチャ出血していてむしろ笑う。
じゅ、重傷なのはわかる。
でも、滝のように血を流している絵面が面白い。
ともあれ、腕を捨てて命を拾った……
つまりはこの時点ではエンキはまだ致命傷ではない。
果てるまでには至っていないのだ。






エンキは容赦なくシェム・ハにトドメを刺す。
刺した後にさらに深々と突き入れる念の入れようである。
エンキがシェム・ハをどれだけ脅威と感じているか、必滅すべき相手と認識しているかがわかる。

……が、その際に相打ちの形で胸を貫かれている。
プロローグで見せた胸の傷はこれであり、これこそが致命傷になったのだった。
プロローグの重傷の理由、倒れた理由はシェム・ハとの決戦に由来するのだった。
それにしても、エンキ、思った以上に強かった……
殺されかけていたから虚弱体質かと思いきや、ガチのサイヤ人並みの戦闘力とは思わなかった……



「ならば我は命を捨てて未来を拾う……」
「さらばだ、エンキ……――」


シェム・ハも果てる……が、復活の算段があるようだ。
実際に未来みくを拾っている。正確には拾ってもらっている。
フィーネといい先史文明期において復活はわりと常套手段だった……?




「後は……ネットワークジャマーを作動させれば……」
「すまない……フィーネ……」


致命傷を負いながらも勝利したエンキは彼方へと見える施設へと向かう。
プロローグでネットワークジャマーを起動させた施設……つまり、エンキの墓標となった場所である。
エンキは飛べるのに飛ばない。飛ぶだけの気が残っていないのだろう。
それでも決意した目的のために身体に鞭打ち歩き出すのであった。
そして、プロローグ同様にフィーネへの詫びの言葉を呟く。
プロローグと合わせると何回でも言うなー、君。歩きながら10回くらいは言いそう。
もっとも、フィーネに真意は全然伝わっていないのだが……





「今のは……嘘……ッ!? ここって――」
「翼ッ!? 翼――」


アンタの夢だったんかい!?
何かオチを付けるのが得意になってきたね、この人。
しかし、先史文明期の夢を見るとはただ事ではない。
お前、まさかして、フィーネなのか……? 終わりの名を持つ者……?



「月、だとォ……ッ!?」

「はい……月面、おそらくは月遺跡にてギアからのシグナルを検知しました」

というわけで、S.O.N.G.本部では装者たちが月にいることを突き止める。
うーむ、恐るべき有能さ。
さすがは-5100℃をあっさりと計測するだけのことはある。
そして、38万kmの距離をものともしないギア信号の強靱さである。
フィーネは月を破壊しようとしていたし、シンフォギアの設計の規模もそれくらいの気概でやっちゃったのだろうか。




「錬金術師たちの転移の術式によって運ばれたとすれば……」

「いや、だとしたら今考えるべきは」

「皆さんを地球に帰還させる方法ですね」

ノーブルレッド、錬金術師扱いされる。
ヴァネッサはギリギリ錬金術師かもしれないけど、ミラアルクとエルザは錬金術を全然使えなさそうなのに……
良かったな、お前ら! 良かったか?

ともあれ、考えるべきは帰還手段……
月調査ロケットは八紘が作った下地もあってとんとん拍子で発射まで行ったのだが、それでも最低3日はかかっている。
ゼロからのロケット発射はいくら何でも……
まぁ、シンフォギアだからとんでもな方法でどうとでもなるかぁ!
かつて一本背負いや引っ張ったりで月を動かしたし。
金子彰史の思考を常識で考えるな。ヤツは血涙を流させる。




「空気はある、むしろ美味しい」
「地球並みの重力……これは制御されていると考えるべきかしら」


さて、頼れるやり手のマリアさん、状況をしっかりと確認する。
冷静に考えると月に空気があるのはおかしいし地球並みの重力があるのはもっとおかしい。
如何に超常に身を置こうとも足場を疎かにしてはならぬのだ。
シェム・ハ相手に殿を務めるような大胆さとこうした状況を確認する慎重さを兼ね備えるのが今のマリアさん! エラい!
空気が美味しいという感想が妙に面白いけど。



一方、防人さん、メッチャ申し訳なさそう。
本当なら敵陣のど真ん中に乗り込んで大立ち回りをするはずが、仲間を巻き込んだ上に気絶していた。
こりゃ情けないの一言だし、そりゃ申し訳なくなる。
アンタの独断専行でこんなことになったんだ。
罰として枕営業な!




「無鉄砲なんてらしくないわね」

「マリア……」
「私はどうすればよかったんだ……わからないんだ……」


防人、正気に戻ったのに堂々と防人った。
マリアが知る翼は安定期一直線だったかららしくないという感想が出るのも道理か。
不安定な時期を知る響や旧二課スタッフはまたぶり返したよ、あの防人くらいに思っているかもしれないけど。






「そうね……『勇気』かしら」

「勇気……?」

「差し出した手を握ってもらえなかった時、あの子はきっと心細かったはず」
「それでもあの子は勇気を出して自分から握ってきた」


「立花……」

「あの子の勇気に今度はあなたが応える番だと思う」

マリアさん、響のことを気遣う。
奇妙なくらいに話さない二人だけど、マリアはしっかりと響のことを想っているのだ。
いい人だ……この人……ただひたすらに優しいマリア……
自分は手を取ってもらえなかったどころか振り払われたのに、そのことは蒸し返さないのもただの優しいマリア。
マリアお母さん……ばぶぅ……



「そうか、私は士道不覚悟にも立花から逃げ出し……」

ここで士道不覚悟とか言い出すのが実に防人である。
武士としての道に背くという意味である。
お前武士なのかよ!?





「あいたぁ……」

「まったく、とんだぶきっちょさんね」
「とにもかくにも、はぐれた仲間たちを探しましょう」


うるせえ、武士! お前は防人!
マリアからのXVにおける3度目のダイレクトアタックである。
士道不覚悟を受け入れる器の大きさである。
ばぶぅ……
そして、相変わらず語彙がクリスとはまた違ったベクトルで面白い人であった。
F.I.S.暮らしでよく身に付けたな、これ……





「何……ッ!?」

「マリア、その輝きは一体――」

「導いてる……アガートラームが?」

「行ってみようッ!!」

そうしているとアガートラームが輝き、その光が遺跡の扉を開き道を拓くのだった。
明らかに普通の聖遺物の機能と違う……
まさか、アガートラームのエンキの左腕なのか……?




「帰還用ジェムの損傷が著しい……とても扱えないわね」
「シンフォギア装者を巻き込んだ想定を越えた転送負荷が過干渉したのか、それとも――」


さて、ノーブルレッドサイド。
帰還用テレポートジェムが破損していた。
シェム・ハが改造したテレポートジェムは2つともヴァネッサに渡されていたようだ。
てっきりシェム・ハも現地入りするのかと思いきや、ノーブルレッドだけ送り込む算段なのだった。
破損の理由は装者たちが乗り込んだからか、あるいは。

ヴァネッサの懸念はシェム・ハが使い捨てる気でいることだろうか。
テレポートジェムの改造についでに破損しやすいように、月面で任務を達成したらそのまま放置できるように加工していたとか。
そんなことを思っているいるとしたら信頼関係がいまいち。
シェム・ハさん、フレンドリーに接してくれたやんけ。
……訃堂の時といい上司を信頼できていない。
これはパヴァリア時代から好きに使われてきた経験からか……





「エルザちゃんッ! 無事だったのねッ!!」

「ですが逆火にニューロンコネクタが焼き切れたでアリマス……」
「おそらくテールアタッチメントの使用はもう……」


装者たちのようにノーブルレッドたちもバラバラになったのだが、エルザとは早々に合流できた。
しかし、エルザ、前回の激闘によって ケツ穴がガバガバ ニューロンコネクタが焼き切れてしまった。
無理してテールアタッチメントを使っていた描写があったし、けっこうな逆火、バックファイアがあったようでその結果だろう。
テールアタッチメントが使えなくなったエルザに何ができるのか。
……何もしていなかった。テールアタッチメントなしでは攻撃も防御もしていない。
獣と改造されながらも生身は弱いのだ。
つまり、エルザは戦闘力を失ってしまった。
エルザ、再起不能リタイア




「でも、良かった」
「一緒にミラアルクちゃんを探しましょう」


「ガンス……」

そんなエルザでもヴァネッサは家族として抱き締める。
怪物となっても家族(仮)の絆は健在……
おっぱいの柔らかさも健在……
ヤケクソになったヴァネッサであったが、家族(仮)への情は健在なのであった。
まぁ、もう人間に戻れないけどな!






「警報、でアリマスかッ!?」

「これは内部に侵入した私たちを排除しようとする遺跡の意志ね……」

しかし、その時、遺跡の防衛機構が作動。
第1話に出てきたビットと同じもの……
月遺跡は棺と同じ技術体系が用いられていることがわかる。
それはつまり月遺跡=バラルの咒詛も、棺=シェム・ハの封印も同じ目的の中で作られたことになるワケダ……





「あの形、南極で見たッ!?」

「ああ、ここは間違いなく先史文明のッ!!」

「逃げ回るのは終いだッ!」

「ブチ抜くよ、クリスちゃんッ!!」

時を同じくして響とクリスもビットたちに追われていた。
装者もノーブルレッドも同じく闖入者ということである。
ところでビットは追うだけじゃなく攻撃もしたら如何でしょうか。
侵入者に対していきなり殺意MAXの対応をするのではなく最初は捕獲から?
ともあれ、ピンチならブチ抜くだけ。変身だ!




「Granzizel bilfen gungnir zizzl――」

3回目の変身バンク、だとォ……!?
変身バンクは各キャラ2回まで。
味方サイドの人数が固まったことでこの辺のお約束が固まったGX以降のルールを破ってきた……!(無印~Gの頃は大分バラつきがあった)
まぁ、勝手に私がそう思っていただけなんデスけどね。
ともあれ、最後の変身バンクを主人公が務めるのは必然!
あ、Gの最後の変身バンクは切ちゃんでした。
切ちゃんは主人公……?




そして、3度目の「ALL LOVES BLAZING」と共に勃発!
2度目は出オチに使ったので今回はちゃんと唄うよー。
後半戦でもキャラソン曲を唄うのはけっこう珍しい。無印以来だ。
未だに引っ張り続ける「キミだけ」にはいつ唄うのでアリマスか……?





「再度、ガングニールの反応を月遺跡にて検知ッ! 次いでイチイバルもッ!!」

「調ちゃんと切歌ちゃんのギア反応も確認ッ!」
「ですが、こちらからの応答に呼びかけはありませんッ!!」


「皆さん……」

「おそらくは月遺跡での交戦……そして、気になるのは……」

「翼さんとマリアさんの反応が見られないこと、ですね」

「呼びかけは続けろ」
「各国機関への救援要請もだッ!」
「一秒でも早く月へ向かう手筈を整えるのだッ!!」


続いてひびクリに続いてきりしらの反応も来る。
つまり、戦闘を開始したということになる。
最初のギアの反応はギアを纏った状態で月にワープしたからその時のものか。
ともあれ、生の信号を得て生存確認……なのだが、翼とマリアの反応はなし。
アガートラームの導きでショートカットでエンカウントキャンセル、戦闘が発生していないということか……



「月遺跡、やって来たのがわたしたちで良かったッ!」

「こんなのがいるんじゃ特殊部隊じゃきっと相手にできなかったデスッ!!」

というわけで、前回活躍したきりしらは今回はちょっと戦闘するだけ。
まぁ、言っていることは正しいデース。
GXでもフロンティアの一区画に行っただけで謎のシャトルの異常が起きている。
超常に常人をぶつけるのは危険なのだ。車椅子で武装しないと。
……GXのシャトルの異常、語られる気配がないデスね。気になっていたんデスけど……



「遺跡構造のデータはシェム・ハからこの身にダウンロードされている」
「だけど、防衛機構の対策まではッ!!」


ノーブルレッドも戦闘開始。
手抜きせずしっかり戦っている。
エルザは全力でサボっている。
戦えないのはわかるけど座っているだけとは……
でも、アタッシュケースに座ってるエルザシリーズは可愛いから好きだよ。



肩の追加アームからの砲撃だけでなく、ヴァネッサは逆立ちして大股開きする。
エッッッッッッッ。




えっ……?
もうちょっと普通にビームを撃ちなさい……
完全怪物となったことで完全イロモノへの道を歩み始めたヴァネッサであったとさ。



「人類から呪いから解き放つって、思った以上に難しいのね」

ここでさりげなく語られていなかったノーブルレッドの現在の目的、バラルの咒詛の解除が語られる。
バラルの咒詛の解除……フィーネにサンジェルマン、先人が挑戦して果たせなかった目的である。
とはいえ、フィーネは月遺跡を停止させたからバラルの咒詛を解除できていたんですけどね。
実は目的を果たしていた。解除されていた実感がなかったから気付かなかったのだろうけど。
フィーネは月の破壊ばかりに意識が行っていたのが敗因……
サンジェルマンは解除したかったけど上司が邪魔だったので無理。




(バラルの咒詛の解除……)
(ホントに人と人が繋がってわかり合えるのなら……正しいことを為そうとしているのは――)


装者たち視点では明言されていないノーブルレッドの目的だが、クリスは察しているのだった。
まぁ、バラルの咒詛という言葉から月の調査まで話を進めたのだ。そう推察するのも自然か。
で、クリスはバラルの咒詛の解除にどこか正義を感じていた。
歌で人を繋ごうとした両親の夢もあるが、バルベルデで人間が争う姿を見てきただけあり、わかり合うことを求めているのだろう。
安定感に満ちたXVのクリスだがちょっとだけ不穏な空気が漂うのだった。ちょっとだけ。



「クリスちゃんッ!?」

そんな思考に頭が埋まったのか。
クリス、背後からスーパー頭突きを食らう。
お前、面白い食らい方するなー……
マリアといい巨乳キャラはガードが甘い。
やっぱり胸部装甲はバラストだな! 防人最高!





だが、ここで雪音クリス、驚愕のおっぱい受け身を取る。
そ、その手があったか!?
これならダメージはインパクトの瞬間のみに限られる。
おっぱいリロードといいおっぱいの使い方が上手い。
マリアといい巨乳キャラはガードが固い。
やっぱり胸部装甲は重要だな! 防人のファン辞めます!




「こいつら――南極にいた奴の量産型かよッ!?」

棺、量産されていた!
量産型なので小さい。
小さいが第1話であそこまで装者たちを追い詰めた棺である。
言ってしまえばメタルクウラみたいなものだ。
油断できない。




そんな棺たちをブン殴りつつ、響は踵落とし!……と見せかけて床を踏み込む。
メッチャ力んでいる。
武術において踏み込みは重要なのだ!
実際、インパクトハイクを使用しているのは踏み込みの補助だろうし。






そして、突進! 殲滅! 量産型棺弱ェ!?
よもやMAP兵器一発で全滅するとは……
オリジナル棺がどれだけ特注品だったかがわかる。
思えばやっていることがスーパー頭突きだけだった。埒外物理使えよ。




「ブチ抜いたよ、クリスちゃん」

「格好良すぎるんだよ……馬鹿力」

壁をブチ抜けば宇宙空間と繋がるかもしれずそれはそれでヤバいのだが、ガングニールに迷いなし。
その突進力に改めて感服するクリスだった。
迷いを見せるクリスに対し響が一直線でブチ抜いて、その姿に感服する……
まるでG第1話のような光景である。
何だかんだ二人の関係はあの頃から変わっていないことがわかる。





「フフフフ……愉悦に震える」
「ユグドラシルの根は既に地球中心核域に到達」
「そして、怪物共がその使命を果たせば我の……」


さて、気になるシェム・ハさん、地球で身体の角度を微妙に傾かせて愉悦に浸っていた。
お前、地球にいるんかい!?
テレポートジェムを2つ共渡していたから、そりゃ地球待機になるけど……
バラルの呪詛の解除よりもユグドラシルの制御の方が大事ということか。
これによって地球への帰還が重要案件となった。
てっきりエピローグで流星になって帰ればいいと思っていたけど、シェム・ハ戦に備えて万全の態勢で戻らないといけない。
難易度が上がったワケダ。

ともあれ、地元待機の甲斐あってユグドラシルはあっという間に地球中心核域に突入。
中心核域という言い方はWAシリーズからの伝統デース。
さすが先史文明期からの人間。
それにしても先史文明期の下地はあったのかもしれないが短期間でここまで巨大な建造物を生み出し動かすとは……
シェム・ハの力の大きさがわかる。さすがサイヤ人。
これどうやって勝つん?





「よくも足掻く……」
「強い想いが為せる奇跡か」


「だってわたしは響に――」

【朗報】未来さん生存確認
訃堂が試みたダイレクトフィードバックシステムによるシェム・ハの制御は未来さんを用いたものだった。
なので、未来さんの意識は健在かと思われていたが、しっかりちゃんと未来さんの意識は存在している。
手が震えている様子が描写されているし、肉体に僅かかもしれないが干渉できていることもわかる。
良かったネ。何かエロい格好しているけどな!





「腑に落ちぬ」
「そも我を受け入れたのはお前であろうに」


「え……」

「繋がりたい」
「想いを届けたいと悶えていたのは誰であったか」


「違うッ!」
「あれは、わたしはッ!!」


お前、響と繋がりたかったのか……
生存に喜ぶ間もなく未来さんの持つ闇を見せつけられた気分だ。
いやいや、シェム・ハさんの表現の程度次第のものだよ。
想いを届けたいの方が大事なんだよ。

シェム・ハの覚醒には未来さんの意識が関わっていた。
Gの時といい未来さんの響への強い想いはの領域に入っているだけに悪用される傾向にあるようだ。
ただフィーネのように元の人格を塗り潰さないのはけっこう優しい。
シェム・ハさん、ヤバい人だとはわかるけどノーブルレッドへのフレンドリーさもあって、こういうところがどうにも憎めないのであった。




「身も心も捧げよ」
「先んじて咒詛より放たれし依り代の少女よ」
「我はシェム・ハ、来るべき星の未来」
「お前の名もそのような意味を持つのであろう?」


それでもシェム・ハは身も心も捧げるように諭す。
これは優しさというより無理矢理奪ったら面白くないとか、陵辱調教系エロゲーの竿役みたいな発想の気がしてきたゾ……
シェム・ハが未来の心身を完全に奪う時が未来さんの最期。
その時に万分の一だった力も取り戻せるだろうし地球も最期。
未来さんも地球の命運を握る立場になったのだった……





「響……」

この人、レズだー!?
耳を舐めるのはレズムーブ(偏見)
本物のレズを前にガン引きしたのか、あるいは自分も響をこう想っているのだとわかってしまったのか、いやまぁどっちかだったら困るけどね!
そんなわけで未来の意識は闇へと染まって行く。
……何かフィーネが愛したカストディアンはエンキじゃなくシェム・ハ説も立ち上がってきたような。
一応、百合アニメとしての側面もある気がするし男と女で情を交わすのは厳禁だべ……





「ユグドラシルに動きありッ!」

「本部へと連絡ッ!」
「いや、状況によっては帰還要請だッ!!」


そんな未来さんの意識の埋没と同時にユグドラシルに反応が見られる。
黒服たちは驚くというかビビる。
何せ帰還要請、つまりは撤退を考えるほどだ。
如何な危険にも身を投じ(て命を散らせ)る黒服たちが恐れるほどの事態なのだ。
そして、彼らだって生きている人間なので命を大事に。
そんな犠牲となった仲間たちに哀悼の意を捧げるしないフォギアはやはり本編の一部でアリマス。




「どうする?」

「招待を受けましょう」
「ここは月面、飛び込まなければ始まらないわ」


他の装者たちが戦いながら進む一方で翼とマリアだけエンカウントブレイク発動で楽に進んでいく。
こうしておそらくは中枢と思しき区画に到達する。
何かを感じる二人であったが、怖じていても事態は何も進まない。
指示を仰ぐ翼に対しマリアは堂々と前に出ることを選ぶのだった。
うーん、マリアさん、装者たちのリーダーって感じで心強い。
翼さんもリーダーって感じだったんだけど、まぁ、最近はアレアレだし、そもそも根が妹キャラだからね……




「この異様……遺跡の拠点と思われるが……」

こうして謎の紋様が浮かぶ端末がある一室へと足を踏み入れる。
フロンティアの一区画に雰囲気が酷似している。
ここを翼は拠点と見るのだった。



なお、端末の紋様はフロンティアの中央制御室のものと同じだ。
なので、翼の読みも当たっていると見ていいだろう。
これを見るに先史文明期の技術の規格はけっこう統一されていそうだ。
さすが統一言語で一つにまとまっていた時期だけあって、WindowsだMacだAndroidだと規格が分かれていなかったのでしょうね……





「マリアッ!?」

「待って、彼は夢に見た」

「夢……?」
「何を伝えようとしているのか……」


そこにエンキと思しきホログラムが表示される。
あ、知ってる! これ、WA1のザックのOPで見たことある!
警戒する翼に対して夢で見たことがあるとマリアは制止する。
電波な発言とも捉えられるが超常の場ならば夢と言えど軽視できない。
しかし、エンキはノイズとしか思えない言葉を発するだけでその意志を汲み取れない。
こ、これはマリアさんの血筋が発動する場面! Appleをキーに解読するんだ! ゼノグラシア!



「施設内で観測したパターンを元に言語をチューニングしてみた」
「これで通じるであろうか」


あっ、はい……普通に向こう側で何とかしてくれました……
未知の言語をチューニング、即意思疎通を可能とする……
先史文明期の技術の凄まじさがわかる。
そして、少なくとも言葉の齟齬がなかった時代だともわかる。
この技術があれば統一言語なしでも意思の疎通は十分にできる。
意思の疎通以上の効果が統一言語にあったということか……





「あなたは……?」

「俺はオリジナルエンキの意志をトレスしたオペレーティングシステム」

「エンキ……シェム・ハも口にしていた……」

エンキのホログラムはエンキの疑似人格とも呼べる存在であった。
キャロルが到達した境地は先史文明期に既に実現していた。
あるいはキャロルは先史文明期の同様の技術を元にした?
ともあれ、先史文明期のことを教えてくれる人が出てくると話が早い。
これなら2話で何とかかんとか。
……って、これはフィーネが月の破壊ではなく月遺跡の解明を行っていたら、思い人(候補)のエンキの残滓と接触できたということでは。
争いは何も生まんな!



「ここは観測ベースマルドゥーク」
「ネットワークジャマー、バラルの中枢だ」


出た……! マルドゥーク……!!
WA1のラストダンジョンの名である。
無印でカ・ディンギルが出た時点でどこかで出るかと思ったがついに出てくれた。
点と点が線で繋がった感がある。ありがとう、金子彰史……
なお、WA1ではカ・ディンギルはマルドゥークへ移送するための施設だった。
ビームでマルドゥークを破壊するようなことはしないよ。



「反響定位にて動体反応を2つ捕捉……こいつがヴァネッサとエルザだとありがたいゼ」

一方、はぐれていたミラアルクは反響定位を用いて行動を開始。
コウモリみたいなことをしてくれる……
ミラアルクも侵入者である以上は戦闘続きだったろうし、落ち着いて反響定位をすることができなかったのだろう。
しかし、今は一段落しているようで位置情報を掴むことができたのであった。
意外と器用な特技を持っていやがるでアリマス。






「こちら翼、マリアも一緒ですッ!」

「二人は無事なんですねッ!」

「だが、どうやって通信網を?」

「管制室にて月遺跡と本部の電信を確立ッ!」
「遺跡内の防衛システムの一部と通信システム制御を解除しましたッ!!」


「はぐれた仲間とも連絡を取り合い合流すべく誘導しているところよ」

さて、エンキとのコンタクトから間もなく本部との接触が可能となる。
加えて装者間でも通信を取り合流の手筈を進めている。
話も展開も早い。
ダンジョン攻略に時間をかけるのは時代遅れと言わんばかりだ。
AIエンキ、有能。



「こちらはユグドラシルの稼働を確認し対策に向かっている最中だ」

「早くも動き始めているッ!?」

「ユグドラシル……どうやらその世界樹は見た目以上にロクでもない代物みたいよ」

さらにユグドラシルについても教えてくれたようだ。
AIエンキ……マジ有能……
エンキは元々が親ルルアメル派だし、AIエンキも同じく親切なのか。非常に助かる。
それはつまりユグドラシルは先史文明期から存在していることになる。
ユグドラシルはやたら生えてくるのが早いと思ったけど、元々地球上に存在していた……?





「馬鹿なッ!?」
「それではあの時、シェム・ハが私たちを道具と蔑んだのはッ!?」


「そうだ」
「身体機能よりもとりわけ脳を強化された人類は惑星環境改造装置、ユグドラシルシステムを制御するための生体演算端末群としてデザインされている」
「地球史を遡れば歴然だろう」
「俺たちはこの星にて命を創造し進化を促し、目的に応じて改造を施してきた」
「人間もまたその過程の産物」


さて、エンキによる盛大なネタバレコーナー。
まずはWAシリーズ同様にユグドラシルは惑星環境改造装置であった。
毎回、惑星環境弄ってるな、お前。

そして、人類はユグドラシルを制御するための端末として作られたのだった。
アダムの言っていた端末という台詞はこの事実を指していたのだった。
さらにカストディアンは人類のみならず地球の生命の創造も行っていた。
まさに神そのものである。
南極で見つかったサソリはその創造した命の一つというわけだろうか。



身体機能よりもとりわけ脳を強化された人類の一例。



身体機能よりもとりわけ脳を強化された人類の一例。
……人間じゃないでアリマスか?





「だが、仲間の一人であった改造執刀医シェム・ハは権力と力を掌握すべく叛乱、俺たちに戦いを仕掛けてきた」
「自身を言語と置き換えることであらゆるシステムに潜伏するシェム・ハ覆滅することは不可能であり、俺たちはやむなくシェム・ハを封印」
「地球の放棄を決めたのだ」


しかし、そんな中でシェム・ハが叛乱を起こすのであった。
神のカストディアンにも内輪もめがあると何とも一枚岩ではない。
さらにシェム・ハは自身を言語と置き換えるという反則中の反則能力を持っていた。
エンキは直接対決まで持ち込んでいたけど、それもカストディアンの全力を集めて何とかと言ったものなのだろう。
何せフィーネに真実を伝える余裕がなかった。それほどまで状況は逼迫していた。
それでできたことが精々が封印。
せっかく育てた地球を放棄するとカストディアンにとってシェム・ハは一族の存亡に関わるレベルの問題児だったことが窺える。
シェム・ハはカストディアンという大物の中の超大物だった。





「シェム・ハの封印……まさか、あの腕輪にッ!?」

「いいや、データ断章になったシェム・ハは全人類の遺伝情報内に記録され、存在し続けている」

「そんな……ッ!?」
「地球人類全てがシェム・ハのゆりかごってことなのッ!?」


これもWAシリーズで習ったヤツだ!
WAXFの記憶の遺跡、先史文明期の技術を収めたとされる遺跡は、人々の記憶、遺伝子の中に記されたデータ断章だったという設定に似ている。
それがシンフォギアではシェム・ハ自体が人類に刻まれていたのだった。
誰もが遺憾とか快哉とか言いかねなかったのか……
おー、こわ。
となれば、腕輪の意味や如何に。きっかけということデスかね?






「何度倒そうとデータ断章から再生を果たすシェム・ハは事実上の不死身」
「故に俺たちはネットワークジャマー、バラルによって統一言語で繋がれた人類を分断、封印に成功する」


「つまり、バラルの咒詛とは――」

「不和の根源であると共に人類を今日まで守護してきた――」

シェム・ハは何度も倒されていた……意外と弱かった。
でも、何度倒しても謀叛を目論むのだから厄介な手合いだ。
それに何だかんだでエンキは相打ちに追い込んでいる。
同じようにやられたカストディアン一族は多いだろう。
とすればカストディアンの戦力も少しずつ目減りしていく。
にっちもさっちも行かなくなる前にバラルの咒詛を使った逆転策を実行したのだろう。

そして、ついにバラルの咒詛の真実が明らかになる。
言語を封印することで言語そのものであるシェム・ハを封印することがバラルの咒詛の真の目的だった。
咒詛であると同時に祝福でもあったのだ。
何せエンキは「バラルの咒詛」とは言っていない。「バラル」とだけ言っている。
バラルの咒詛が呪いとなったのは人々の心の有り様によるものだった。
……多分、バラルの咒詛と言い出したのはフィーネだな。フィーネにとってはバラルは呪いそのものだったわけだし……

こうしてバラルの咒詛の真実が明らかになった。
一方で気になるのは統一言語である。
何せ神でさえ争っている。
言語が統一されているくらいじゃ人間でいくらでも争うような……
統一言語自体に意思の統一を図らせる何かがあったのでは……?
けっこうマズいものだったのでは……?
カストディアン一族が地球を去ったおかげで支配者がいなくなったのも大きいかもしれないが……

あと気になるのはシェム・ハの復活条件デスな。
響が神の力を宿した時は蘇らなかった。
Gでバラルの呪詛が働いていない状態でも蘇られなかった。
腕輪と神の力がセットであることが必須?




「蘇ったシェム・ハはバラルの咒詛を解除して人類を生体端末群とし、ユグドラシルを使って星と命を意のままに操れる武器、怪物へと改造しようとしているの」

「やはり、狙いは月遺跡の破壊」
「だが、それさえ阻止できれば――」


そして、今のシェム・ハの目的はバラルの呪詛を解除。
人類に端末としての機能を戻すことでユグドラシルを使って怪物へと改造することであった。
やっぱユグドラシルはロクな使い方されねえな!
バラルの呪詛には統一言語とシェム・ハの封印に加えて、端末としての機能を封印することもできることがわかる。
というよりも、端末としての機能を封印した結果、統一言語とシェム・ハも封印できたと見るべきか。
それにしても人類を改造することに繋がる統一言語……これどうみてもヤバいヤツのような……

しかし、ここまでしてシェム・ハは何を望むのか。
自分を排斥したカストディアン一族への復讐……?
まだまだカストディアン一族の因縁は秘められていそうなのであった。
……劇場版とかな!




「へえ、さすがはS.O.N.G.」
「あっさりつまびらかにしてくれるゼ」


「ノーブルレッドッ!?」

さて、ここでミラアルクとエンカウントである。
反響定位で見つかったのはまさかの翼とマリアだった。
他の装者やノーブルレッドと違って戦っていないから雑音がなく見つけやすかったとか。
なお、ミラアルクの口振りから事情は察しているようだった。
つまり、シェム・ハさんもちゃんと説明した。カストディアンは皆、フレンドリーだ。




「Seilien coffin airget-lamh tron――」

そして、マリアの変身バンク!
響が最後に見せかけて真のラストはマリア!
二課とF.I.S.の両翼がラストを担うという運命的な構成デース。





「白銀の炎 -keep the faith-」と共に勃発!!
マリアが受け止めて翼がそこを突く。
しかし、完全怪物となったミラアルクは簡単にはやられない。
前回は二人相手に力で勝っていた。
かつては一人でも勝てたミラアルクだったが、今は戦力は装者二人を凌駕していると言っても過言ではない。




「翼さんとマリアさん、月遺跡にて交戦と思われますッ!」

「現在、月からの帰還手段を検討しているッ!!」
「必ず助けるから持ち応えろッ! 生き抜くんだッ!!!」


今回ばかりは頼れるS.O.N.G.の銃後も何もできない。
戦闘のモニタリングも普段は監視カメラを使って行っているので、そういったものがない月遺跡では見守ることもできない。
できることは……強い言葉をかけることだけだった。
弦十郎なら宇宙を泳げるのに……うっ……





全パラメーターが底上げされたであろうミラアルクに二人は翻弄される。
翼もジャイアントスイングされるくらいだ。
おう、プロレス技。
そういえば、君、第3話でラリアットしてたね……
金子のおっさん、プロレスネタ好きだからね。WAシリーズでも何回使ったことか。






「今からの準備で月に到達するにはどれくらいかかるッ!?」
「1週間か、1ヶ月か?」
「怪物と違ってニンゲンはぁッ!!」
「水がなければ3日と持たないんだゼェッ!!!」


投げ飛ばすもののさすがは防人。壁に着地してダメージを抑える。
胸がないから胸で受け身するわけにはいかないからな!
そして、ミラアルク得意の口プレイ。
ミラアルクの口プレイは侮りがたく、第2話の翼、第3話の響を揺さぶっている。
図星ではあるけど勝負そのものには関係ないことを言って気を乱すのがポイント。





そして、不浄なる視線ステインドグランス
惑いを誘ってからの不浄なる視線ステインドグランスだったが視界を塞ぐことで破られる。
だが、飛天ミラアルク流は二段構え。
視界を塞いだところに一撃を放つのだが、そこも抜かりなくかわしている。
さすがは防人。技量なら随一だけのことはあり完全に破った。
10万人の命を奪った宿敵との対峙だが平常心は失っていないことがわかる。





「10万の命に誓って二度とッ!!」

「いいだろう、怪物と完成したからには小細工なんかには頼らないゼッ!!」

ニュースでは7万人と報道されていたがやっぱり10万人、観客皆殺しだったんデスね……
しかし、怒りに任せず冷静に対処している。
ファンたちといい八紘といい、失うものを失っただけあって今の防人は粘り強い。
まぁ、敵陣単身特攻をやらかしたけど、そこはマリアさんに叱ってもらってスッキリしたのだろう。




そして、第2話のように二人が交錯する。
あの時は一瞬で翼が優勢を得たのだが、今回はミラアルクが押している。
パワーバランスが逆転していることがわかる。
冷静になった翼でもこれなので完全怪物化の効果はパナい。
シェム・ハのやろうとしていることもヤバい。






「――マリアッ!!」

しかし、今の翼は冷静。視野が広い。
マリアの攻撃の隙を作り出す!
そう、翼はこういう戦い方ができる人なんですよ……周りをしっかり見ているんですよ……
というわけで、マリア、ミラアルクを十字に拘束する新技を見せる。
背景も変わって乱舞系超必殺技が決まった時の演出である。
勝ったな! ガハハハハ!






「――オープンバットッ!!」

「馬鹿なッ!?」

お前、ゲッターかよォ!?
拘束してからの必殺の一撃はまさかのオープンゲット……いや、オープンバットでかわされてしまう。
せ、せっかくの必殺技なのに……
けっこう格好いい必殺技なのに……
このダイナミックプロな回避には翼も驚く。俺は笑った。




「さらにッ! グランギニョールはこれだけじゃないんだゼッ!!」

オープンバット、自身をたくさんのコウモリに変身させる技であった。
完全怪物になってから身に付けた技なのは間違いない。
人間の部位があるとこれ、絶対無理。
シェム・ハの怪物化はゲッター線だった……?
しかし、グランギニョール荒唐無稽はこれだけでなくさらなる隠し玉があるのだった。
ま、まさか、ゲッター1からゲッター3になるとか……?



「そっちに代わって――こっちがユニゾンッ!!」

ダークネスイリュージョン、だとォ!?
完全怪物になってオモシロ技が増えたね、ノーブルレッド……
ユニフォームまで変わっていらっしゃる。
腹部辺りには淫紋まである。
こ、このサキュバスがぁ!
これって会員制拷問倶楽部の時に付けられたものじゃないでしょうね……




「月面タッグマッチバトルの始まりだゼッ!!」

「きっと想像もつかないことが月で……ッ!!」

オープンバットしたと思ったら分身したからね……
想像できませんよね……
月面タッグマッチバトルとか想像できませんよね……
というか、声モロに入っているんですよね……
チクショウ、友里さんの台詞が至極まともなのに妙に面白い。






そして、月面タッグマッチバトル開催!
まずはフランケンシュタイナーってモロにプロレスじゃねえか!?
アイドル服から女子プロ服になったと思ったらド直球のプロレスをやって来た。
あ、アイドルはアイドルでも女子プロの方でしたか……
ともあれ、完全怪物の膂力でやればプロレスも殺人技。
翼とマリアに大ダメージを与えるのだった。






「バチコーンッ!!」

さらにその衝撃で起き上がった床にドロップキックして挟み撃ち!
肉じゃねえか!!



どうみても、これ! 弁護不可能! トレス! パクツイ!
プロレスを始めたと思ったら、まさかの超人プロレスになっていた。
令和のアニメだよな、これ……何で昭和のネタを堂々と使っているん……?
最近のキン肉マン面白いよね(唐突)



あのキン肉マンとロビンマスクでさえ、チート技のフェイスフラッシュを使って耐えた。
フェイスフラッシュを使えない翼とマリアは大ダメージを受けるしかなかった。
アガトラフラッシュを使えたらもうちょっとダメージを減らせたんだろうが……残念。
バ、バカな! あれだけ強烈に二つ折りのリングプレスされていながら何故こやつは平気で立っていられるんだー!?
台詞長ェよ、ゼブラ。





「同時攻撃……だけど、そんなものはこっちだってッ!!」
「――思い出せッ!!」
「一緒に立った初めてのステージをッ!!」
「二人を繋いだあの歌をッ!!!」


タッグで繰り出されるツープラトンは凄まじい破壊力を秘める。
キン肉バスターとキン肉ドライバーだって同時に繰り出せば10倍になる。
だが、ユニゾンはミラアルクだけのものではない。
マリアが叫ぶのは二人が初めて心を繋いだあの日のことだ!

あの日の翼とマリアは挑み戦う気概でぶつかり合ったために、心より通じ合った翼と奏のユニゾンには及ばなかった(用語集
それにあの時、翼と共に唄ったのはマリアにとっては目的のための行為だった。
だが、その上で腹に一物を抱えていたマリアが繋がったと言うのが泣ける。
如何に不和があっても、如何に打算があっても、翼とマリアの心が「不死鳥のフランメ」を通して繋がったことに違いはない。
二人にとっての原点であり始まりの歌が「不死鳥のフランメ」なのだ!





「私の誇りは……ノーブルレッドに踏み躙られた」
「だが、誇りはいつか蘇る」
「炎の中から燃え上がるッ!!」


「見せてもらうわよ」
戦場いくさばに冴える抜き身のあなたをッ!!」


失えど蘇る不死鳥の心意気こそ真の防人の心意気。
翼は全てを失って自分を守る道に逃げるのではなく、だとしてもの不撓不屈の想いを抱く。
そして、マリアの台詞も不死鳥の如く蘇る!
あの時は正直笑った。戦場いくさばとかいきなり言い出して笑わせてもらった。
だが、今は違う。
あの時とまったく同じ台詞でありながら、翼に込められた想いがまるで違う!





そして、蘇った翼とマリアが戦場に立つ。
サキモリ・シスターズと――





ミラアルクズの激突だ!
格好いいくせにタッグマッチみたいな構図だな。
あ、タッグマッチだった。





「果てなき」「強い」「「この想いはッ!!」」
「譲れない」「強い」「「この想いはッ!!!」」


唄うのさ、「不死鳥のフランメ」を!
まさかの戦歌いくさうたとしての復活!
シンフォギアライブ2013のみならずシンフォギアライブ2016でも唄っていたのはこの時のためだったのか……!
(シンフォギアライブ2016で「シンフォギア2016――抜剣!」と叫びと共に「不死鳥のフランメ」を唄い始めたのは現場で震えた)
そして、あの時のような挑み戦う気概でぶつかり合った「不死鳥のフランメ」ではない。
心より通じ合った翼とマリアが織りなす真の「不死鳥のフランメ」!





「翼さんッ! マリアさんッ!! ボクたちもユグドラシルを全力攻略しますッ!!!」
「――だからッ!!」


「必ず帰るッ!! 約束するッ!!!」

「それまでは地球のことをお願いするわッ!!!」

とにかくやけっぱちだった翼も帰ることを誓う。
防人道と云ふは死ぬことと見つけたり。
故に生きるのを諦めないのであった。
風鳴翼、復活!
今度は奏ではなく自分とマリアの力で復活したのであった。





しかし、ユニゾン全開の二人相手にミラアルクはパワー負けしないどころか、むしろ勝ってくる。
序盤のボコボコっぷりが尾を引いているけど強い……
歴代最強クラスに強い……
序盤のボコボコっぷりが尾を引いているけどね!






「全開した全力にひねりと螺旋とねじりを加え、させるゼ、回転ッ!!」
「さらにッ! ヴァネッサやエルザへの想いや怒りとか悲しみッ!!」
「諸々の気持ちを全部乗せにッ!!」
「爆発させるゼ、破壊力ッ!!!」


だから、肉ゥ!?



これ、マスク・ジ・エンドですよね!
この技、スゴそうでいて、実際スゴいというか、これを止めようとした手リーマンは「地球に喧嘩を売る気か」とワケわからんことを言われている。
でも、実態はマスクだけを剥くというけっこうセコい技なんデスよね……
まぁ、ネプチューンキングが大分セコい人物だったからそうなるか……
失敬、肉語りをしてしまった。
最近のキン肉マン面白いよね。

というわけで、金子節炸裂しまくりの大技が決まった。
何というか、100点満点。
どこを切り取っても見事な金子節。
出だしからして100点満点だったミラアルクの最終必殺技らしいデース。
技自体の説明?
マスク剥ぎ取るんでしょ。
そして、決まったと思ったらマリアさんが翼のマスクを被っていたとかで不発に終わるんでしょ。
マスクを剥ぎ取ることしかできないから実ダメージないんだよね、マスク・ジ・エンド……




そして、爆発! 本当に爆発した!?
マスク・ジ・エンドに見えてマスク・ジ・エンドじゃなかった……?
いや、アポロンパワーを使ったのなら爆発くらいしてもおかしくない!



だが、アマルガム・コクーン!
相手の最大必殺技を防ぐのが恒例化している。
それがコクーンを一番活用できる運用なので必然そうなるか。
そして、コクーンの後は――




「「Ignition……ッ!!」」

ああぁぁああぁああぁあああぁあああぁああぁああぁああぁあああ!!!?
この局面においてこれ以上のない完璧な歌詞……!
そして、これは二度目のIgnition。
つまりは2nd IGNITIONである。





「燃えなさい」「人に」
「「運命さだめなどない」」
「飛びなさい」「過去を」
「「引き千切って」」
「行きなさい」「アツく」
「「羽撃き合い」」


今の心情を唄いながらアガートラームのアマルガム・イマージュを展開!
気になるギアの形状はドラゴンの腕であった。
ガンダムアルトロン……?
というか、アガートラームの本質は剣じゃなくて龍……
ゼファーかな?



「響き伝う」「奏で伝う」
「「絆ッ!!!」」


予想外の形状だけど格好いいからもう何でもいいです……
響と奏が紡いだ絆がここにある……!
不死鳥のフランメ、本来は戦いの歌じゃないのに歌詞がマッチングしすぎていて怖いでアリマス……





「そう」「涙」
「「握り締めてッ!!」」
「背負った」「全部」
「「握り締めてッ!!」」


「オープンバットッ!!」

二対のアマルガムの全力にミラアルクは……即諦めた!
前回でもアマルガムはさすがに無理と認識していたし匙を投げるのだった。
というわけで、オープンバット。
回避能力ならアマルガムもへいき、へっちゃら!





「「いま不死なる夢を羽根に」」
「「願う明日を共に飛ばないか」」
「「歌えPhoenix Songッ!!!」」


肉片一片残さない勢いでなぎ払ってから「至高善・薔薇X字」!
やってること、けっこうエグい……
ライブを破壊したミラアルクをライブの歌で打倒するという意趣返しであった。
君は外道だったけど面白いヤツだったよ、ミラアルク……
技名の元ネタは薔薇十字団デスかね。
カリオストロやサンジェルマンも薔薇十字団を自称していたという繋がりもあるゾ。




そして、激闘を制した笑い合うのだった。
笑ってる翼さん、久し振りだ……
ライブの悲劇は傷として残り続けるかもしれないが、マリアとの始まりの歌で翼は再び歩き始めるのだった。
そう、独りではなく仲間と共に……
あとやっぱりアマルガムのインナーって身体のラインが出ますね。マリアさん、デカい。




「マリアッ! 翼さんッ!!」

「さっきのスゴい衝撃、あれはもしかして二人の歌デスかッ!?」

「詳しくは後で」
「まずは報告よ」


スゴい衝撃=歌とは歌を何だと思っているんだ、暁切歌。
ともあれ、合流である。
どうやって地球に戻るかはさっぱりだが歌があるから何とかなるなる。
いざとなったら肺に空気一杯溜めて飛べば何とかなるなる。



肉片一片まで焼き尽くされたかと思ったミラアルク、生き残っていた。
身体のほとんどを焼き尽くされたからか、大分小さくなったけど。
これ、普通に受け止めた方がダメージが少なかったのでは……
策士策に溺れるというか、やることが裏目にばかり回ってしまうノーブルレッドであった。
ともあれ、ミラアルクは飛び去る。
これにてミラアルクも再起不能リタイアであった。





「外部からの攻撃に左舷の一部が損傷ッ!」
「浸水が始まっていますッ!!」


ここで報告……しようとしたところでS.O.N.G.本部から悲鳴が聞こえる。
屹立したユグドラシルの直撃を受けていた!
左舷の一部が損傷、浸水が始まる大ピンチである。
げ、弦十郎がいれば何とかなるんじゃないかな……?
あとレイアの妹にチョップを食らった経験もあるし。
うん、何とかなる気がしてきた。
……チョップ食らった時はオープンゲットで逃げたからわりと危なかったけど。






「ユグドラシルがあっちこっちにッ!」
「鎌倉の一本じゃないッ!!」
「世界中にユグドラシルがッ!?」


S.O.N.G.の方は何とかなる気がするけど世界はヤバい。
中国で、エジプトで、アメリカでユグドラシルが生えてきた。
世界規模の大異変である。
アメリカ代表の自由の女神も泣く。
超常に勝つるとか調子乗っていたら桁外れの超常を食らったから泣ける。




「胸躍る……ッ!」
「さあ、ユグドラシルにて全ての在り方を改造しようッ!!」


世界の大改造を開始したシェム・ハさん、ご満悦。
神獣鏡のファウストローブも纏ってご満悦。
あ、ちゃんと使うんだ、それ。
シェム・ハはバラルの咒詛の停止に失敗しても、その気になれば神獣鏡で浄罪を行える。最高にして最悪の組み合わせだ。
訃堂……アンタって人は……
責任を取ってシェム・ハとガチタイマンをやっていただきたい。
それなりに渡り合える気がする。風鳴だし。





「クリスちゃんッ!?」

「あたしたちの帰る場所がッ!?」

「どうなってるのッ!?」

合流が遅れた響とクリスは赤く染まる地球を目にする。
これ、WA1で見たヤツ……!
明らかな異常が、災厄が起こっていることに間違いなく二人は戦慄するのだった。
ここで帰る場所とクリスが言うのが泣ける。
帰る場所がずっとなかったクリスが今は帰る場所と胸を張って言えるんデスよね……





「始まったようね……」

そして、まさかの続けざまにノーブルレッドとエンカウント。
月の方は何とかなりそうだが地球がとにかくヤバい。
残り2話にしてシリーズ最大の危機が地球に訪れたのだった。
こうなったら70億の絶唱を凌駕するフォニックゲインを誇る最強の錬金術師に何とかしてもらうしかない!
弦十郎と訃堂がタッグを組めばシェム・ハを殺せる気がするけどやり過ぎてしまうからダメ!

もはや神殺し云々の話じゃないどころか、神殺しでどうにかできるならむしろ楽な状況になってきた。
どうするS.O.N.G.。どうする地球。どうする金子彰史。
……これはもう7年振りのシ・ン・フォ・ギィィッ――ヴウゥワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!しかないな!
次回へ続く。







2 thoughts to “戦姫絶唱シンフォギアXV EPISODE11 ハジメニコトバアリキ”

  1. AXZってマリアの変身バンク2回もありましたっけ

  2. 今回、逆立ちしてビームを撃ってた時のヴァネッサお姉ちゃんが
    なんかマブラヴに出てくるBETAの光線級みたいで笑いましたw

コメントは受け付けていません。